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日心第70回大会(2006)
第1日 11月3日(金) 10:00~12:00 5F 国際会議室501
S01
概
心理臨床に繋がる心理学的研究とは
企 画 者 九州大学
針塚 進
司 会 者 筑波大学
小川俊樹
話題提供者 鹿児島大学
山中 寛
話題提供者 立教大学
林
話題提供者 筑波大学
笠井 仁
話題提供者 九州大学
遠矢浩一
指定討論者 大阪大学
宮田敬一#
もも子
要
心理臨床の実践に関わる研究は、事例研究を中心に進められています。他方で、そのような中でも、心理臨床も実践を進めなが
ら、事例研究のみならず、心理学の多様な視点と方法論を駆使しながら、心理臨床に繋がる研究も行われています。それは、エビ
デンス・ベースト心理学という視点からだけではないと思われます。
そこで、本シンポでは、実際の心理臨床の実践家として、また同時に心理学者としての研究にも従事している中で考えているこ
とを通して、心理臨床と心理学的研究との繋がりを考え、今後の臨床心理学の実践と研究の展望を探ることを目的として企画しま
した。
司会の小川俊樹先生は、臨床実践とともにロールシャッハテストを中心に心理査定に関しての研究をされております。
話題提供の山中寛先生は、心身の健康教育という視点から出発し、ストレスマネイジメントという現代的テーマの臨床実践と研
究に携わっておられます。
話題提供の林もも子先生は、同じく臨床実践とともに研究では実証的な方法に基づいたエンカウンターグループ研究から始めら
れ、現在は新たなる方向への展開をされています。
話題提供の笠井仁先生は、自律訓練法や催眠法を用いた臨床実践とともに催眠研究の心理学的研究に従事されて来ております。
話題提供の遠矢浩一先生は、発達相談の臨床実践を中心としながら発達障害に関わる心理学的研究を進められています。
指定討論の宮田敬一先生は、短期療法(ブリーフサイコセラピー)という臨床実践の方法それ自体を研究としても進められてき
ています。