自主企画シンポジウム S-A1 8月29日(土) 10:00~12:00 会 場 講義室3 地域の子育て家庭支援を考える -保護者と保育者への支援の観点から- ●企画・話題提供者:磯田 節子(杉並区立ひととき保育高井戸) ●話 題 提 供 者:熊谷 節子(子育て支援員・カウンセリングルームよろずや) 前川 洋子(近畿大学 豊岡短期大学) 有沢 孝治(東海大学) ●司 会:北條 直美(日本産業カウンセラー協会東京支部保育・福祉専門部会) 【企画要旨】 「地域の子育て家庭支援」をYahooで検索すると58万2千ヒットする(2015年4月27日現在)。今日、子育て支援 はある種のブームになっている感がある。しかし、子育て支援はブームで終わらせてはならないものであろう。 それは、今を生きる人々の生活や生き方を支えることであると当時に、将来の社会を担う子どもたちを育む土台 をつくることに通じると考えるからである。そこで、本シンポジウムは、子育てと離婚、子どもの虐待と発見、 保育者養成とカウンセリング、保育士支援のための研修をトピックに上げ、「地域の子育て支援」についてその必 要性とあり方についてフロアの方々と討議・検討をしたいと考えている。 S-A2 会 場 講義室4 現場における「カウンセリング」内容の変化について考える ●企画・話題提供者:松原 弘泰(静岡県立こころの医療センター) 野口理英子(松山東雲女子大学) ●司会・話題提供者:吉原 寛(新潟県立教育センター) ●話 題 提 供 者:宮道 力(岡山大学) ●指 定 討 論 者:藤生 英行(筑波大学) 【企画要旨】 このシンポジウムでは、理論ベースでの「カウンセリング」概念整理を行おうとするものではない。そのよう な論議は、日本カウンセリング学会の定義(田上・小澤,2005)や渡辺(2011)による概念整理でも既に参照で きる。今回の目的は、日常ベースでの「カウンセリング」内容や用語の利用が近年領域によって微妙に異なって きていることに着目し、それをあぶり出そうとすることである。今回、松原氏には特に医療点数上の制約、野口 氏には来談学生の主訴について現代的な変容、吉原氏にはやはり教育相談内容の近年の変化、宮道氏にはどのよ うな学生がキャリア相談に来談するかといったニーズの側面等といった現代的な問題を見据えながら話題提供を 頂く。これらの話題提供をもとに、フロアからより広い視点での意見を求め、カウンセリングについての新たな 知見を深めたい。 ― 31 ― 8月29日(土) 14:00~16:00 S-B1 会 場 講義室3 長野県安曇野地域におけるスクールカウンセリングの展開 ~現状報告と民間支援団体との連携を考える~ ●企画・司会・話題提供:飯田 俊穂(昭和大学、安曇野ストレスケアクリニック) ●話 題 提 供 者:加藤由美子(長野県子どもサポートセンター) 清水 好美(長野県子どもサポートセンター) 塩入 憲子(長野県子どもサポートセンター) 【企画要旨】 昨今、いじめに起因するとされる児童生徒の自殺など、誠に痛ましい事案が相次いで発生している。また、不 登校の児童生徒数は全体として横ばい傾向にあるものの、その要因・背景は複合化・多様化の傾向にあるといわ れている。 そこで、安曇野市では学校支援地域本部事業の一環として、いじめや不登校などを未然防止、早期発見・早期 対応のため、毎週一定の時間内において日常的な寄り添い型支援・カウンセリングを行なう「認定カウンセラー」 を巡回スクールカウンセラー(SC)として派遣し(H21年11月から抽出校へ試験的配置、H22年度から正式配置)、 学校における相談・指導体制の充実を図っている。派遣に際ししては非営利活動法人(以下NPO法人)長野県 子どもサポートセンターとの連携・協力のもとに、所属の「認定カウンセラー」に依頼した。今回、巡回SCの 報告などを受けながら状況、問題点、今後の課題など参加者からの意見や考えを聞きながら討論していきたいと 企画いたしました。 S-B2 会 場 講義室4 カウンセラーの「心の健康とWellness」 ●企画・司会:三好 真(南イリノイ大学) ●話題提供者:水野修次郎(立正大学) 三好 真(南イリノイ大学) 溝淵 由理(愛媛大学) 井上 孝代(JISP国際トラウマ/緊急支援センター) ●指定討論者:水野修次郎(立正大学) 【企画要旨】 カウンセリングは、クライアントの心に寄り添い、クライアントの悩みを解決しつつ彼らの問題解決能力や人 間的な成長を育む(Empowerment)とても重要な職務です。しかし、カウンセリングは、カウンセラー自身にも 大きな影響を与え、時にそれは我々の成長の糧となりますが、一方で、カウンセラーが職務を全うするに当たっ て非常に困難な状況を作り出しています。我々カウンセラーもまた一人の人間であり、ストレスを抱え、精神的 身体的な能力が低下してしまうこともまた事実です。カウンセラーとしての資質も能力も十分に持ち合わせてい ながら、日々の職務に疲れきってしまってはいませんでしょうか? そこで、本シンポジウムでは、カウンセラー自身が保つべき心身の健康と臨床能力のマネージメントをするには、 どのようにしたら良いか、解決策を模索する事を目的とします。 ― 32 ― 8月30日(日) 10:00~12:00 S-C1 会 場 講義室3 「対人関係ゲーム」のさらなる可能性を求めてⅡ ●企画・司会:瀧澤 洋司(千曲市立埴生小学校・早稲田大学大学院) ●話題提供者:岸田 幸弘(昭和女子大学) 岸田 優代(長野県長野ろう学校) 松澤 裕子(須坂市立井上小学校) 瀧澤 洋司(千曲市立埴生小学校) ●指定討論者:田上不二夫(東京福祉大学) 中村 恵子(筑波大学) 【企画要旨】 対人関係ゲームは、人間関係づくりプログラムとして活用されてきた。不登校生を学級に復帰させる、学級の 親和性や満足感を高める、孤立児と学級の関係性を高める、発達障害児と学級の関係性を高める、PTA研修会で の実践などの事例や研究を報告してきた。 本シンポジウムでは、対人関係ゲームの新たな可能性について探索する。対人関係ゲームは有効性を実証する ために、あえて事例を重視してきた。その理由は二つある。 対人関係ゲームが対象としている集団は多様な要素から構成されており、同質のものとしてグループ化するに はあまりにも違いがあり過ぎる。 第二の理由は、繰り返し同様のことが起これば、それぞれに交洛変数の影響が混ざっていたとしても、その方 法を活用する意味があるのではないか。 これまで対人関係ゲームは事例を重視し、事例で起こったことに耳を傾けてきたおかげで、実践で起きたこと から学ぶことが多かった。対人関係ゲームの新たな可能性について、話題提供者から事例に基づいて提案を行う。 その内容を手掛かりに、シンポジウム参加者全員で自由に考え討議したい。 S-C2 会 場 講義室4 施設内虐待と学校トラウマ ●企 画:吉森丹衣子(諏訪赤十字看護専門学校) 飯島 博之(群馬県スクールカウンセラー) ●司 会:吉田 梨乃(東京学芸大学大学院) ●基調報告:野澤 和弘(毎日新聞) ●話題提供:斎藤富由起(千里金蘭大学) 吉森丹衣子(諏訪赤十字看護専門学校) 中村 良一(前葛飾特別支援学校) ●指定討論:守谷 賢二(淑徳大学) 池田 彩子(よこはま若者サポートステーション) 曽根 美樹(東京都スクールカウンセラー) 【企画要旨】 本シンポジウムでは、近年通報件数が増加している施設内虐待と、学校内で生じる事故や事件による学校トラ ウマについて報告する。施設内虐待は1年で通報件数が倍増するなど、現在大きな社会問題となっている。虐待は、 ベテランと呼ばれる世代で行われ、知的障がいのある人が虐待被害を受けているという特徴が見られる。一方、 施設内虐待として通報されたもののうち、約85%は虐待とは認定されていない。その背景には、障害のある人へ の対応の中で意図せず相手を傷つけてしまう「事故」などが相当数含まれていることが予想される。こうした「事 故」は、障害者福祉施設だけでなく、特別支援学校や地域の学校でも生じている可能性があり、これらがトラウ マとなって、子どもたちの生活にも大きな影響を与えていると考えられる。そこで本シンポジウムでは、施設内 虐待についての歴史や虐待が生じる背景について基調報告を行う。また、施設や学校で障がいのある人への支援 を行う際に生じる事故や事件とその背景となる心理、事故や事件の周囲で生じる学校トラウマについて話題提供 を行い、カウンセラーという立場でこれらの問題にどのようにかかわっていくべきかを検討したい。 ― 33 ― 8月30日(日) 13:00~15:00 S-D1 会 場 講義室3 大学での新たな学生支援の実践と課題 ~社会的・職業的自立の視点から~ ●企 画 ・ 司 会:小川 妙子(筑波大学) ●企画・話題提供者:村上 和子(高知工科大学) ●話 題 提 供 者:小倉 泰憲(山形大学) 糟谷 充子(電気通信大学) 濱野裕貴子(筑波大学) ●指 定 討 論 者:藤生 英行(筑波大学) 【企画要旨】 2006年に経済産業省から概念が発表された「社会人基礎力」は、企業採用基準や大学教育のキャリア教育に広がっ た。文部科学省では教育機関におけるキャリア教育・職業教育で「社会的・職業的自立」が重要なテーマに上げ られている。この様な社会的要請の下、大学生を自立・自律した社会人として送り出すために多くの大学で多様 な支援が行われているが、入学してくる学生や社会の変化に対応した支援を行うことの難しさがある。大学生へ の多様な支援の実践と課題を紹介し会場の皆さんと共に考える機会を提供したい。 S-D2 会 場 講義室4 カウンセラー教育とスーパービジョン -その専門的役割を再確認する- ●企画・司会:田所 摂寿(作新学院大学) ●話題提供者:神村 孝子(キャリアカウンセラー・CCA認定スパーバイザー) 福島 道子(関東学院中学高等学校) 髙木 憲子(作新学院大学臨床心理センター) ●指定討論者:松本 浩二(関東学院中学高等学校) 【企画要旨】 スーパービジョンの役割について小林(2004)は、次の8つに分けて説明している。1つ目にはクライエント のためにカウンセリングの問題点を指摘し、方向付けをし、助言をし、よりよいカウンセリングを目指すことを 目的としている。しかし2つ目から6つ目までについては、主にカウンセラーの自己理解、成長、専門家として のアイデンティティの確立を目的としている。ともするとこの1つ目の役割だけに終始してしまいがちであるが、 筆者は加えてカウンセラー教育の役割の重要性を強調したい。カウンセリング心理学の考え方に基づけば、カウ ンセラーも同様に臨床家として人間として成長していく存在である。スーパービジョンは、スーパーバイジーの 担当ケースに対してよりよいカウンセリングサービスが行われることを目的としているが、加えてスーパーバイ ジーが他の相談ケースでもよりよりカウンセリングサービスを提供できるようになることを目指している。その ために求められるのは、スーパーバイジーの自己理解であり、成長であり、専門家としてのアイデンティティの 確立であろう。 ― 34 ―
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