Market eyes No.149

“⼤和投資信託”ツイッター
@DaiwaAM
情報提供資料
2014年12月29日
No.148
原油価格の底入れが『カナダ・ドル』の押上げ要因に
■ 原油安が加ドル(カナダ・ドル)の下押し圧力に
『加ドル』は、対米ドルでは7月から弱含みが続き、対

12月第3週は1,536本にまで減少している。2カ月余

りで73本の油井リグが生産停止になった。原油安をう
円では8月から強含みとなっている【図表1】。3通貨
の強弱順位は『米ドル > 加ドル > 日本円』の構図
である。
けて減産が進んでいるようだ。
シェールオイルの生産コストは油井によりバラツキがある。『油井

全体の20%弱が60〜80ドル、60%強が40〜60
『加ドル』が対米ドルで弱含んだ背景には原油安があ

ドル、残りの大半が40ドル以下』との調査結果がある。
る。原油価格は6月20日の高値107.26ドルから12
今の50ドル台の価格が長引けば、かなりの油井リグが
月18日の安値54.11ドルまで半年で半値近くに下
落した【図表2】。
原油安の背景には『シェールオイル生産の急増による供給

生産停止に追い込まれることになる。
現状では供給過剰にあるが、世界の石油需要は増え

続けている。長期的には需給バランスが釣り合うところで
過多』と『世界的な景気減速による需要減』という需
価格は安定する。原油価格の底入れは『加ドル』の
給要因があったが、短期的にはOPEC (石油輸出国
押上げ要因として期待される。
機構)の減産見送りの発表をうけ、投機筋が売却を
急いだことが急落に繋がった。
【図表1】
(1加㌦= 円)
110
■ 原油価格は底入れから安定化へ
足元で原油価格に底入れの兆しが見られる。【図表

3】は原油先物市場における投機筋の買い建て(ポジ
ション)である。6月のピーク46万枚から11月に25万枚
にまで46%減少した。直近の12月第3週では28万
0.94
106
0.93
対米㌦(右軸)
104
102
いる。
96
0.89
0.86
0.85
3月
(万枚)
5月
7月
9月
原油先物市場 投機筋の買い建て(ポジション)
(2013年1月第1週~2014年12月第3週)
50
45
11月
※CME(シカゴ)商品先物、1枚=1,000バレル
6月4週
46万枚
40
1,550
90
1,500
80
1,450
70
35
12月3週
28万枚
30
25
11月4週
25万枚
20
1,400
リグ本数(右軸)
1,350
50
1月
0.87
92
【図表3】
1,600
100
60
0.88
対円(左軸)
94
『原油価格』 と 『米国の稼働中リグ本数』
原油先物価格(左軸)
0.90
90
原油先物価格(2014年1月2日~2014年12月24日)
(米㌦/バレル)
リグ本数(2014年1月第1週~2014年12月第3週) (本)
120
1,650
110
0.91
カナダ・ドル安
1月
【図表2】
0.92
カナダ・ドル高
100
98
は、10月に1,609本のピークをつけたあと、直近の
(2014年1月1日~2014年12月25日) (1加㌦=米㌦)
0.95
108
枚と増加に転じており、売り一巡の底入れ感が表れて
【図表2】の『米国の稼働中リグ(油井掘削機)本数』

カナダ・ドル(対米ドル)と(対円)相場
3月
5月
7月
9月
11月
15
10
'13/1月
'14/1月
(出所)ブルームバーグ
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