No.153 『カナダ・ドル』反転のタイミングを模索

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2015年2月17日
No.153
『カナダ・ドル』反転のタイミングを模索
■ 『カナダ・ドル』底入れの兆し
 1月28日、『カナダ・ドル』は対米ドルで0.80米ドルを割り
込み、6年ぶりの安値をつけた【図表1】。前回、『カナダ・
ドル』が0.80米ドルを割り込んだのはリーマン・ショック後の金
融危機の最中(2008~09年)であった。
今回の『カナダ・ドル』の下落は原油価格の急落が背景と

高コストのシェール・オイルのリグ(石油掘削設備)が採算の悪化

から閉鎖に追い込まれており、昨年12月以降、米国のリ
グ本数は大幅に減少している【図表2】。石油メジャーから
も新規投資削減の発表が相次いでいる。
IEA(国際エネルギー機関) は2月の中期予測で『北米で
シェール・オイルの増産に歯止めが掛り、予想より早く市場の

なった。米国のシェール・オイル増産で供給過剰感が高まり、
需給が引き締まる』との見通しを示した。OPEC(石油輸
原油価格は昨年6月の高値から今年1月の安値まで
出国機構)も2月の月報で2015年OPEC産原油の需要
60%近い下落となった【図表1拡大】。資源国通貨の『カ
予測を引き上げ、原油生産予測の引き下げを報じた。
ナダ・ドル』は原油安から強い下押し圧力を受けていたが、
2月に入ってからは0.80米ドルを挟んで安定しつつあり、
底入れの兆しを見せている【図表1拡大】。
■ 『米ドル>カナダ・ドル>日本円』
足元の米国・カナダ・日本の3通貨の強弱順位は

『米ドル>カナダ・ドル>日本円』の構図になっている。原
油価格の安定が確認されれば、『カナダ・ドル』は対米ドル
■ 『原油価格』反転の兆し
原油価格は1月に1バレル44ドル台(終値ベース)にまで下

で出遅れを取り戻す動きが予想され、対円では上昇ピッ
落した後、2月に入ってからは50ドルの大台を回復してお
チの加速が見込まれる【図表3】。
り、底入れから反転の兆しを見せている【図表1拡大】。
※
【図表1】 カナダ・ドル(対米ドル)と原油価格
(1加㌦=米㌦) (2007年1月5日~2015年2月13日:週次) (米㌦/バレル) (1加㌦=米㌦)
1.10
160 1.00
原油価格
140
(右軸)
1.05
0.95
拡大⇒
120
1.00
100 0.90
0.95
60
カナダ・ドル
(左軸)
0.85
0.80
40
0
0.75
'07
'08
'09
'10
【図表2】
(本)
1,800
'11
'12
'13
'14
'15
(2011年1月7日~2015年2月13日:週次)
'14/10/10
1,609
1,600
1,400
1,200
1,000
'15/2/13
1,056
800
600
'11
'12
'13
'14
100
90
80
'15
70
0.85
60
50
カナダ・ドル安
0.80
40
0.80米㌦
0.75
30
’14年
6月
7月
’15年
8月
9月
【図表3】
米国の稼働リグ本数
110
原油価格(右軸)
カナダ・ドル高
20
0.80米㌦
(2014年6月2日~2015年2月13日:日次) (米㌦/バレル)
120
カナダ・ドル
(左軸)
80
0.90
【図表1拡大】
10月
11月 12月
1月
20
2月
カナダ・ドル(対円)相場
(1加㌦=円)
(2014年6月2日~2015年2月13日:日次)
108
106
104
102
100
98
96
94
92
’15年
’14年
90
6月 7月
8月
9月 10月 11月 12月 1月
2月
※原油価格はWTI先物価格を使用。 (出所)ブルームバーグ
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