Market eyes No.157

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@DaiwaAM
情報提供資料
2015年4月13日
No.157
『日本株式』~企業収益が株価押上げ要因に~
■ バブル以降の株価と企業収益
 【図表1】は1980年代後半のバブル以降の『株価』と
『企業収益』の推移である。『株価』は1990年のバブル
崩壊以降、長らく低迷を続けたが、その間に『企業』は3

1.5倍になったのに対して、株価は半分程度であり、投
資家の慎重姿勢が続いている。
■ 国内外の投資マネーの流入増が期待される
つの過剰問題(雇用・設備・債務)の解消(リストラ)に取り

組んだ。『企業収益』は低迷を続けたが、2001年にスター
割安』との評価から、海外の投資マネーが流入している。
から飛躍的な伸びを見せた。2005年にはバブル期の利
日本企業の意識改革(株主還元、ROE、企業統治)も
益を大きく上回った。『企業収益』の伸びを背景に『株
注目されており、海外の『年金』や『政府系ファンド』が日
価』は上昇基調に入ったが、2008年にリーマン・ショック(世
本株式の投資比率を増やしている。
界的金融危機) が発生、『企業収益』は大幅に低下、

『株価』も2番底をつけた。
3】は個人投資家の待機資金の意味合いを持つ『マ
企業は1990年代の『リストラ』効果で収益体質が強化さ
ネー・リザーブ・ファンド(MRF)』の残高である。直近の2月
れており、2013年度以降、1株当たり利益の伸びを加
末にはアベノミクス前の2012年夏から倍増しており、過去
速させている【図表1】。2014-15年度も増益予想で、
最高(11兆2,900億円)を記録した。個人は大量の待機
過去最高の更新の見込みであるが、東証株価指数
資金を抱えながら、買いのタイミングを見計らっている。今
(TOPIX)はまだ2007年の高値にも追いついていない。
【図表1】
(年度利益:1987年度~2015年度)
(円)
(月次株価:1987年1月末~2015年3月末)
120
2,000
アベノミクス
リーマン・
ショック
2,500
《不良債権処理+金融再編+
企業のリストラ》
小泉構造改革
バブル崩壊
3,000
後も、国内外の投資マネーの流入増が期待される。
『株価』と『企業収益』の推移
1株当たり利益(右軸)
TOPIX株価指数(左軸)
3,500
日本の投資家は長らく株式投資に慎重であったが、公
的年金が投資比率の引き上げに動き始めた。【図表
■ 企業の収益力は向上したが、株価は出遅れ
(ポイント)
【図表2】は企業の増益率とPERの日米欧の比較であ
る。『日本は企業業績が好調で、株価は欧米に比べて
トした小泉政権の『構造改革』が後押しとなり、2003年

現在とバブル当時の1989年度を比べると利益は約
(予想)
100
80
60
1,500
40
1,000
20
500
0
0
-20
'87 '88 '89 '90 '91 '92 '93 '94 '95 '96 '97 '98 '99 '00 '01 '02 '03 '04 '05 '06 '07 '08 '09 '10 '11 '12 '13 '14 '15
【図表2】
【図表3】 MRFの残高
増益率とPER 日米欧比較
(2015年3月末現在)
日本
欧州
(兆円)
12
(2010年5月~2015年2月:月次)
米国
10
2015年度の予想増益率 (%)
14.5
5.9
1.7
予想PER (株価収益率、倍)
15.4
16.4
16.8
PER:株価が一株利益の何倍まで買われているかを示す指標。
一般的に数値が小さいほど割安とされる。
※ 日本はTOPIX、欧州はSTOXX® Europe 600、米国はS&P500を使用。
8
6
4
'10
'11
'12
'13
'14
'15
(出所)トムソン・ロイター データストリーム、I/B/E/S、ブルームバーグ、投資信託協会
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