物理学 A レポート3 3 (平成 26 年度) ここでは、質点に働く力のベクトル F(向きと大きさ)を知って、その背後にあって、その力 を生み出すポテンシャルエネルギーU の形(分布)を探ることにしよう。 Merit:ポテンシャルエネルギーの形(分布)を知ることにより、どのような向きと大きさをも つ力が発生するかがすぐ想像することができる。 いま、xy 平面上の点 P(x,y)にいる質点に働く力のベクトル F が、下式のように変化していくこと が分かっている。 ⎛ ⎞ kx ky ⎟ F( x, y ) = (Fx , Fy ) = ⎜⎜ − 2 , − 2 2 3/ 2 2 3/ 2 ⎟ (x + y ) ⎠ ⎝ (x + y ) r = x 2 + y 2 とする。 (1)この力 F は保存力であることを示せ。 ˆ φ y y2 D C F m (2)経路 A→B→C に沿って、この力 F が行なう仕 P(x,y) 事 W を求めよ。 (3)この力 F が保存力ならば rˆ F=-▽U を満たす y1 A r ポテンシャルエネルギーU(x,y)が存在するは ずである。U(x,y)を求めよ。また、その概形を B 0 x1 φ x2 x 描け。ただし、境界条件として、r →∞の無限 遠で U(x,y) → 0 とする。 (4) 点 P(x,y) にいる質点に働く力のr成分 Fr とφ成分 Fφを求めよ。(レポート 1 参照) (5)ポテンシャルエネルギーU の等高線図と、F の向きと大きさとの関係について略図を描いて F=‐▽U の関係を説明せよ(レポート 1 参照) 。 ◎Hint: http://www.ecei.tohoku.ac.jp/plasma/physics-a.htm
© Copyright 2024 ExpyDoc