【使用上の注意】 〈一般的注意〉 本品は、セフェム系抗生物質であるセファピリンナトリウム200mg ( 力価)を 含有する泌乳期用のシリンジタイプの乳房注入用抗生物質製剤です。 セファピリンは乳房炎の主起炎菌であるブドウ球菌やレンサ球菌等に対し有効 であることから、セファピリンナトリウムを主成分とする泌乳期の牛乳房注入 剤として米国で1975年にFDAの承認を取得し、米国では広く使用されています。 本品は容器に用いているプラスチックシリンジの乳頭挿入部を短くして、挿入 により乳頭管のケラチン層を破壊しないように工夫した形状にしています。 〈使用者に対する注意〉 (1)本剤が衣服や手指等に付着しないよう注意すること。また、 手指等に付着した場 合は直ちに拭き取るか水で洗い流すこと。 (2)誤って薬剤を飲み込んだ場合は、直ちに医師の診察を受けること。 〈牛に対する注意〉 【成分・分量】 1容器(5g)中. 日局 セファピリンナトリウム 青色1号 を含有する帯青灰色の油性剤である。 (1)本剤は要指示医薬品であるので獣医師等の処方せん・指示により使用すること。 (2)本剤は効能・効果において定められた適応症の治療にのみ使用すること。 (3)本剤は定められた用法・用量を厳守すること。なお、 用法・用量に定められた期 間以内の投与であってもそれを反復する投与は避けること。 (4)本剤の使用に当たっては、適応症の治療上必要な最小限の期間の投与に 止めること。 (5)本剤投与後、 下記の期間は食用に供する目的で出荷等を行わないこと。 牛:4日間 牛乳:72時間 200mg(力価) 25mg 1. 制限事項 ペニシリン系抗生物質に対して過敏歴のある患畜については、まれに過 敏症があらわれることがあるので、 投与前に使用経歴や反応の有無を調べ、 陽性動物には投与を避けること。 2. 副作用 副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。 3. 適応上の注意 注入後、乳頭から上の方に向かって軽くマッサージをして、薬を深部に行 きわたらせること。 〈取扱い上の注意〉 (1)容器先端のノズルは清潔に取り扱うこと。 (2)使用の期限を過ぎた製品は使用しないこと。 (3)使用済みの容器は地方公共団体条例等に従い処分すること。 (4)本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないよう注意し、地方公共 団体条例等に従い処分すること。 〈保管上の注意〉 【特 長】 1. ブドウ球菌、 レンサ球菌、 コリネバクテリウムおよび大腸菌等に対して抗菌力を有し、 そ の作用は殺菌的である。細菌の細胞壁の合成を阻害することにより、 殺菌作用を示す。 2. 黄色ブドウ球菌に対する抗菌力が強い。 現在、 臨床型乳房炎の起因菌の中でも重要とされている黄色ブドウ球菌に対する抗 菌力が、 優れている。 3. 各種のペニシリナーゼに安定で、 ペニシリン耐性菌にも有効である。 (1)食品と区別して保管すること。 また、 食品用の容器等に小分けして保管しないこと。 (2)小児の手の届かないところに保管すること。 <貯蔵方法> 室温保存 36カ月 <使用期限> 外装に記載してあります。 <有効期間> 【包 装】 5g(プラスチック容器) × 12 【効能・効果】 有効菌種:ブドウ球菌、レンサ球菌、コリネバクテリウム 適 応 症:牛:泌乳期の乳房炎 [製造販売元] ファイザー株式会社 【用法・用量】 東京都渋谷区代々木3−22−7 (2010年4月作成) ワクチン 抗菌剤 ビタミン剤 牛:1日1回、1分房当たり1容器を3日間注入する。 寄生虫駆除剤 繁殖用製剤 その他
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