ミクロ経済学 II 小テスト 3 2014/12/16 注意:結果(答)だけでなく,それを導出する過程を省略せず書くこと。 ある消費者の効用が財 1 の消費量(x1 )および財 2 の消費量(x1 )によって決まっており,効用関数 が以下のように与えられているとする。 1 2 u(x1 , x2 ) = x13 x23 財 1 の価格を 4,財 2 の価格を 2,予算を 60 とする。また,図には予算制約線と異なる効用水準に対応 する 3 つの無差別曲線が描かれている。 C B A (1)(2) 䐟 䐣 䐢 䐠 䐡 0 (3)(4) このとき,以下の問に答えよ。 • 図中の (1)(2) および (3)(4) に当てはまる数値を答えよ。 1 ∼⃝ 5 のうち,最も効用が高いのはどれか。 (5) • 図中の消費の組み合わせ ⃝ 1 ∼⃝ 5 のうち,予算制約を満たさないものはどれか。 (6) • 図中の消費の組み合わせ ⃝ 1 と同じ効用を得られる消費の組み合わせとして正しいものを選べ。 (7) • ⃝ 2 2.⃝ 3 3.⃝ 4 4.⃝ 5 5.⃝ 2 と⃝ 3 6.⃝ 2 と⃝ 4 7.⃝ 2 と⃝ 4 8.⃝ 2 と⃝ 4 と⃝ 5 1.⃝ 1 ∼⃝ 5 のうちどれか。 (8) • 予算制約のもとで効用が最大となるような消費の組み合わせは ⃝ • 予算制約のもとで効用が最大となるような財 1,財 2 の消費量を求めよ。 財 1: (9)(10) 財 2: (11)(12) dx2 • 最適な消費の組み合わせにおける限界代替率 はいくらか。 (13)(14) dx1 u=¯u 解答 • 予算 60 で,価格 4 の財 1 だけを購入すると 15,価格 2 の財 2 だけを購入すると 30 だけ消費可能 なので, (1)(2) は 15, (3)(4) は 30。 • 最も右上(東北)にある点は なので, (5) は 5。 5 なので, (6) は 5。 • 予算線の外側にある点は ⃝ 1 と同じ無差別曲線上にある点は ⃝ 2 と⃝ 3 なので, (7) は 5。 • ⃝ 4 が最適なので, (8) は 4。 • 予算線と無差別曲線が接している ⃝ M U1 • M RS = = M U2 2 2 1 −3 3 3 x1 x2 1 1 2 3 −3 3 x1 x2 最適点では M RS = = x2 2x1 p1 x2 なので, = 2。したがって,x2 = 4x1 。 p2 2x1 4x1 + 2x2 = 60 に x2 = 4x1 を代入すると,4x1 + 2 × 4x1 = 60 → x1 = 5, x2 = 20 したがって, (9)(10) は 05, (11)(12) は 20。 • 最適点では限界代替率は価格比と等しいので, (13)(14) は 02。 2
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