愛知黎明高校サッカー部－壮絶な打ち合いの末、名経大グランドで散る！！－ ◆惜敗でもいいゲームだった… １０月２６日の日曜日に、名経大高蔵高校と全国サッカー選手権県大会の２回戦が名経大のグランドで行われた。結果からいうと、３対４の壮絶な打ち合いの末に強豪名経大高蔵高校に惜敗した。本当にいい試合で、愛知黎明高校の良さが出たゲームだった。 ◆前日は、爆発！！１０月２５日の土曜日には豊橋東高校で、蒲郡東と対戦し、１１対０の大差で完勝。安藤（３年）や西川（３年）の日頃、チームの縁の下を支え続けた選手の活躍が目立ち。特に、安藤（３年）は２得点をマークし、あわやハットトリックを達成する勢いだった。いい雰囲気のまま、強豪名経大高蔵高校と対戦することになった。 ◆いよいよキックオフ！！～互角の前半！！～台風による日程変更で、開始時間が１６時４５分という遅い時間のキックオフではあるが、多くの応援団にも支えられていよいよキックオフ。ＧＫ藤田谷野石原山村九嶋山村北村後藤み中村小野前半３分に、相手のキーマンの背番号１０の選手がスピードを生かして、黎明の右サイドを突破するが、石原（３年）がうまく対応したり、黎明の左サイドへの縦パスを藤田（３年）がゴールから飛び出して、パンチングでクリアするなど高蔵の攻撃をうまくしのぎつつ、九嶋（３年）の正確なＦＫや前半２０分には右サイドの中村（３年）から大きなサイドチェンジのパスがでて、左サイドを後藤が突破してあわやというチャンスをつくっていた。しかし、前半２２分に黎明左サイドを高蔵１０番に突破され、シュートは一度はブロックはしたものの、こぼれ球を蹴りこまれて、高蔵に先制点を許す。しかし、その直後、右からのＣＫを九嶋（３年）をキック、中村（３年）がヘディングで折り返しそのこぼれ球を山村（１年）が豪快にけりこみ、同点ゴール！！黒木ＧＫ藤田（３年）ＤＦ石原（３年）山村（３年）谷野（３年）九嶋（３年）ＭＦ黒木（３年）中村（３年）北村（３年）後藤（３年）山村（１年）ＦＷ小野（１年） ◆打ち合いの後半へ黎明は、ＧＫを佐藤（３年）に交代。しかし、後半４分に高蔵左からのＣＫからフリーでヘディングシュートを撃たれ、勝ち越しを許す。黎明も、洲濱（３年）、後藤（３年）を投入して反撃。後半１３分、黎明右サイドから黒木（３年）の左足で約２５メートルのスーパーシュートを突き刺し再び同点！！しかし、喜びもつかの間、後半１５分に高蔵に右サイドでＦＫを与え、高蔵に押し込まれ、再び勝ち越しを許す。後半１７分に左スローインから黒木が左足ボレーシュートを突き刺し、再び同点に！！黎明応援団のボルテージも頂点に！！しかし、後半２３分に高蔵に痛恨のＰＫを与え、高蔵１０番に蹴りこまれ勝ち越しを許す。その後も、九嶋のＦＫや、黒木・中村の突破を中心になんとか追いつこうとするが、総体ベスト８の高蔵も懸命の守りに阻まれそのままタイムアップ。 ◆３年生ご苦労様試合終了後は、泣き崩れて立ち上がれない選手もたくさんいたが、寺本監督から「最後まで、しっかりやろう」という声で北村を中心に整列して最後まで立派に挨拶をすることができた。また、応援団もお互いの学校の健闘をたたえあう光景もみられ、爽やかな雰囲気になった。３年生は「本当にこのメンバーで３年間サッカーができてよかった」ということをお互いに声を掛け合い、お互いに健闘をたたえあった。３年生本当にご苦労様でした。３年生の苦しい試合展開のなかで２度追いつくという頑張りは、確実に下級生に伝わった。その思いをうけて下級生は頑張っていきます。