受験生の食事

マーサの食育コラム12
受験生の食事
受験シーズンのこの時期、
受験生の親にできることは、
わが子に本番で
ベストパフォーマンスを発揮してもらうための体調管理です。
その源となるのが食事。
コツをおさえて食材選びや献立作りに役立て、
親子で合格をつかみとりましょう!
大切な栄養 素
受験生の食事で最も大切なのは栄養バランスですが、加えて、記憶
力や集中力アップのために、脳の働きを高める栄養素を意識的に摂
ることも重要です。具体的には次のようなものが挙げられます。
糖質
血糖値を上げて気力を高めたり、脳の働きを活発に
するには、ブドウ糖が必要です。でん粉質の多い穀類
をしっかり摂りましょう。
レシチン
脳の働きをよくする栄養素といわれているレシチン。
くるみ、ピーナッツ、ごまなどのナッツ類や、卵黄、レ
バー、油に含まれています。
たんぱく質
体をつくると同時に、脳細胞の働きも活発にしてくれ
るたんぱく質。魚や肉だけでなく、乳製品や卵、大豆
製品も積極的に摂りましょう。
ビタミン類
特に意 識して摂りたいのがビタミンB群。不足する
と、倦怠感や疲労感、眠気やストレスにつながりま
す。ご飯を胚芽米や雑穀米にするのがおすすめです。
カルシウム
カルシウムは精神安定の栄養 素ともいわれていま
す。勉強疲れのイライラを防ぎ、集中力を高めるにも
大切な栄養素です。
Point
2
DHA
脳細胞の働きをよくし、記憶力を高める栄養素とい
われ、受験生には重要な存在です。青魚に多く含まれ
ています。
受験前日と 当 日 の 食 事
前日は、いつもの食事を心がけましょう。特別なものや
食べ慣れないもの、生ものはお腹の調子が悪くなる恐れ
があるので避けましょう。
当日の朝は、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖を
摂ること。ごはんをしっかり食べることが大切です。
お昼のお弁当には、食べやすく、薄味で、消化のよいもの
を入れてあげましょう。合格を願って桜ごはんにしたり、
メッセージを添えるのもよいアイデアです。
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