がん哲学外来研修センター ニュースレター No59

がん哲学外来研修センター ニュースレター No.59 発行:NPO 健康工房 SAKU(2015.7.28)
浅井三姉妹記念がん哲学外来「音楽療法」
がん患者ピアサポートの会
伊藤 重一
佐久ひとときカフェ & 浅間対話カフェ
軽井沢町
片山 光子
がん患者らへの呼びかけがあり 7 月 13 日(月)浅井三姉
6 月 13 日の佐久ひとときカフェ「スピリチュア
ル・ペインって何?」、このテーマに関心があり参
加させてもらいました。
「ペイン」とは苦痛のこと、
人のお話や自分に置き換えて考え、また心の苦痛と
身体の苦痛とに分けて考えてみるといろいろな自
分のこれからの課題につながりました。そして、今
を切に生きることが寿命いっぱい生きることにつ
ながるのではないかと思えたひとときでした。
いつだったかの交流会でいただいたメッセージ
を改めて噛みしめさせられた時間でもありました。
“忙しいから、時間がないから”と、毎日の食事も
人生もじっくり味わうこともせず飲み込んでしま
ったら、いつか消化不良になってしまうかも……。
たまには手を止めて、ゆっくり噛んで味わってみま
せんか。きっと今まで見過ごしていた「豊かさ・味
わい深さ」に気付かされるかもしれません。
7 月 8 日は、浅間対話カフェ「魂とは何か?臨死
体験者が見た光景」に参加させてもらいました。院
長の村島隆太郎先生が講師でした。今回は特に自分
も出産の時に体験していた事もあり、強い関心を持
って参加させてもらいました。
まずEテレ「モーガン・フリーマンの時空を超え
て」という番組ビデオを 45 分間観させて頂きまし
た。死後の世界はあるのか。臨死体験者が語る光景
には共通のものがあり、深い安らぎと輝かしい光、
温かさ、亡くなった人との出会い、幽体離脱、聖な
る者との出会いなど…。
神経科学者は脳にストレスがかかったための幻
覚ではないかと言うのですが。反証事例も多く神経
科学では説明できないということです。魂とは脳の
宇宙コンピューターとつながっているのでは…、宇
宙の構成成分で脳はつくられているのでは…、ここ
が特に印象深く感じました。
妹記念がん哲学外来『メディカル歌の会』が開かれました。
前日は「がん哲学外来市民学会第 4 回大会」が金沢で開か
れ、樋野先生もお忙しい中を参加されました。
福井県済生会病院では 2011 年 8 月に多くの職種のスタッ
フが参加する全国初の試みの“メディカルカフェ”がスタ
ートし、今回は樋野先生の講話と歌の会が開催されました。
音楽療法士(日本音楽療法学会認定)の柴田麻美さんの
演奏で体と心を揉みほぐした後、宗本センター長が率いる
「メディカルサロン楽団」のトーンチャイムと言う珍しい
楽器の演奏があり、飛び入りで参加者も加わり名演奏?を
こなしました。そして、なつメロ、童謡、映画音楽などを
皆で歌いました(樋野先生も歌いました)。
歌いながら涙、そして笑顔…、音楽のすばらしさと、今
生きている自分が愛おしく力がわいてくるのを感じまし
た。音楽療法は、患者さんやグループに合わせて不安感が
強いなら、リラックスできるような曲を聴いてから曲を
徐々に明るくする、リハビリを重視するなら、体を動かし
やすい音楽を使います、と教えていただきました。
最後に樋野先生からは、
「すばらしいですね~。このよう
な楽しい会を自分たちでどんどん創ったら良いのですよ」
と、ヒントをいただきました。
いつもの“メディカル情報サロン”の部屋も、気がつけ
ば、多くの参加者でいっぱいでした。
佐久ひとときカフェに集う人々
(2015.6.13)
浅間対話カフェ
村島隆太郎先生
がん哲学外来研修センター
佐久市前山 321-3(佐久クアハウス内)
Tel:0267-63-5369
mail:[email protected]