熱物理学演習問題(10)

熱物理学演習問題 (10)
番号:
名前:
[1]
(
µJT ≡
温度 T と圧力 P が一定なので dG は、
dG = dU − T dS + P dV
)
∂T
∂P
=
T
H
( ∂V )
∂T
P
−V
nCP
が得られる。
と書ける。クラウジウス不等式 d′ Q ≤ T dS と仕事の表
式 d′ W = −P dV より、
dG ≤ dU − d′ Q − d′ W
[3]
可逆的に加熱した場合を考える。定圧過程のエントロ
となる。熱力学第一法則より、
ピー変化は dS =
dG ≤ 0
dH
T
であるから、融解におけるエント
ロピー変化は、
1463.3
≈ 5.25828[cal/K]
273.15
が成り立つ。
である。T1 = 0 ℃ から T2 = 100 ℃ まで加熱した際の
エントロピー変化は、
∫
[2]
T2
∆S = nCP
T1
エンタルピーの微小変化は、
= nCP ln
dH = dU + P dV + V dP
373.15
[cal/K]
273.15
≈ 5.62962[cal/K]
dH = T dS + V dP
と書ける。上式に、dS =
∂T P
dT +
となる。蒸発の際のエントロピー変化は、
( ∂S )
∂P T
dP を代入
9717.1
≈ 26.0407[cal/K]
373.15
すると、
(
dH = T
∂S
∂T
)
[
(
dT + V + T
P
∂S
∂P
) ]
で あ る 。よって 、求 め る エ ン ト ロ ピ ー 変 化 は
dP
36.929[cal/K] である。
T
となる。dG = −SdT + V dP が完全微分であることか
( )
( ∂S )
= − ∂V
ら、マクスウェルの関係式 ∂P
∂T P が成り立
T
(
)
∂S
つことと、CP = Tn ∂T
より、
P
[
dH = nCP dT + V − T
(
∂V
∂T
T2
T1
= 18.046 × ln
である。平衡熱力学の基本式より、
( ∂S )
dT
T
) ]
dP
P
と書き換える。両辺を dP で割り、H を一定とすると、
1