熱と仕事 ◆熱 ○温度と熱 ・物体の温度を上げるのには熱が必要( ) ・物体に熱を加えれば必ず温度が上が( ) →温度と熱は同じで( ) ○熱 ・ݗ温の物体から低温の物体へ移動する( )を熱という。 □よく使われてきた熱量の単位 [ ]Û 1kcal=Cal=cal ◆仕事 物体に力Fを加えて״離dだけ動かしたときの仕事Wは W= F d 単位Û 【例題 2-1】 ①ࡐ量 50kg の置物を 40cm 持ち上げた.このときの仕事はい くらか。ただし重力加速度を 9.8m/s2 とする。 ②ࡐ量 50kg の置物を滑車を使って 40cm 持ち上げた。このと きの仕事はいくらか.ただし重力加速度を 9.8m/s2 とする。 —熱学5— ◆気体のする仕事 断面積Sのシリンダーに圧力pの気体が入っている。ピストンにか かる力Fは, d F= 気体が圧力一定のままピストンを dだけ持ち上げるとき,気体のす る仕事Wは, p W= このとき体積の変化は( )だから, W= となる。 【例題 2-2】 1.0cm3 の水が 1671cm3 の水蒸気になった。このとき水蒸気のする仕事はいくらか。ただし 圧力を1気圧(1.013 105N/m2)とする。 【例題 2-3】 室温 10℃における東京ドームの容積を 1.24 106m3 とする。圧力を1気圧(1.013 105 N/m2)に保ったまま 20℃まで暖めると,体積はいくらになるか。またこのとき空気のする 仕事はいくらか。 ◆仕事と熱 仕事→熱 例: 熱 →仕事 例: 変換の割合は( )で常に( ) 仕事と熱は( )で、熱は( )の一種 —熱学6— ◎ミクロに見る 気体に仕事を加えた場合と、熱を加えた場合 【例題 2-4】日光華厳の滝の落差は 97m ある。水が落下するとき重力がする仕事が、す べて水温変化に使われるとすると、滝の上下での温度差はいくらになるか。ただし重力加 速度を 9.8m/s2、熱の仕事当量を 4.19J/cal とする。 ◆熱力学第一法則 気体に加えた熱−気体のした仕事=( ) ◎気体の内エネルギー・・・分子の( )の和 (式で書くと) 【例題 2-6】 1.0g,1.0cm3 の水に1気圧(1.013 105N/m2)のもとで 538cal の熱を加えたところ,1671cm3 の水蒸気になった.内エネルギーはいくら増加したか。 —熱学7— ◆まとめ ○気体のする仕事 圧力 p の気体の体積がΔV 変化したときの,気体のする仕事 W は, ○熱と仕事 1 cal= J ○熱力学第1法則 ある物体に Q の熱を加えたとき W の仕事をしたとすると、この物体の内エネルギーの変化DU は、 ◆◆◆ 物理演習(熱2) ◆◆◆ (別に配布するӕ答用紙の方を提出してください) 問1. ・仕事は(1)と(2)の積で表され,単位は(3)である。 ・熱は(4)の一種である。 ・熱と仕事は(5)である。 問2. (1)体重 50kg の人が 3 階の教室まで上った。教室のݗさを 9.0m、重力加速度 を 9.8m/s2 とすると、このときの仕事はいくらか。 (2)ポリ袋に 40L の空気を入れて暖めたところ、45L に膨張した。この空気の 圧力を 1 気圧(1.013 105N/m2)とすると、このとき空気のした仕事はいく らか。 問3.右図のように 20kg のおもりを 3.0m落下させ,200gの水の 入った水槽中にある羽根車を回転させた。 (1)おもりのする仕事はいくらか。 (2)水の温度は何度上昇するか。 ただし重力加速度を 9.8m/s2、熱の仕事当量を 4.19J/cal とす 水 る。 問4.シリンダーの中の気体に 29cal の熱を加えたところ、ピストンが動いて 30J の仕 事をした。内エネルギーはいくら増加したか。 —熱学8—
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