12 月 3 日(水) 17:30-18:30 1.救命救急センターにおける ICU-AW 発生率の調査報告 集中ケア 認定看護師 集会室1 上原みずき 重症患者に全身的な筋力低下が生じる ICU-AW という ICU 合併症について 6 月のニュースレターで早期離床が予防になると紹介させていただきました。離床 ケアの実施は看護師個人の知識・技量に任されている現状があります。 そこで急性期から安全に離床を進められるプロトコールを作成するため、早期離床チームを立ち上げました。まずは、現状の把握をするため H25 年度に救命 救急センターに入室した患者(初療のみの患者は除外)574 名を対象に、ICU‐AW 診断基準に沿い発生率を調査したため報告します。 2.乳がんの個別化治療の現状 乳がん看護 認定看護師 滝澤 聖子 近年の乳がん治療において、患者さん個々に応じた治療方針が決定されています。乳がんとひと口にいっても、閉経前後か、特殊な抗体を有するタイプの組 織型か、リンパ節転移の有無、内分泌感受性の有無など様々であり、その患者さんの状況に応じてもっとも効果的であると予測される治療法を検討します。 これらの治療が標準化されてきたことに加え、ここ数年では、さらに新しい遺伝子検査を加えることにより、再発のリスクなどを予測し治療方針を検討することも 可能となってきました。今回はその最新情報と、遺伝子検査の結果により治療方針を検討することとなった当院での事例を含めて、乳がんにおける個別化治療の 現状をお話ししたいと思います。 3.複数科を受診する通院治療患者への支援 外科外来 看護師 伊坂 千陽 がん化学療法看護 認定看護師 青木 利恵 昨今、がん化学療法は通院による治療がほとんどを占めています。そして、治療をいかに継続していくかが生存を伸ばすカギであると言われています。今回、 がん闘病中に骨折し、著しく ADL が低下したケースにおいて、がん治療を優先させるとリハビリテーションが進まず、患者さまとご家族は大変、悩んでおられました。 がん治療とリハビリテーション、両者の治療が継続できるよう、医師、外来看護師、認定看護師で検討し、患者さまとご家族への支援・働きかけを行った事例に ついて報告をします。 多数のご参加、お待ちしています!
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