ナイチンゲール生誕祭平成２６年５月２８日、本校でナイチンゲール生誕祭を実施しました。ナイチンゲール生誕祭は、昭和 38 年から開催されている、伝統ある行事です。ナイチンゲール生誕を祝い、看護について学ぶ機会としています。第１部ではナイチンゲール像へ献花を行い、全員でナイチンゲール誓詞斉唱を行いました。第２部では各学年、行事体験や学びの発表を行いました。第１部ナイチンゲール像へ献花を行っているところです。ナイチンゲール誓詞我はここに集いたる人々の前に厳かに神に誓わん。わが生涯を清く過ごし、わが任務(つとめ)を忠実に尽くさんことを。我はすべて毒あるもの、害あるものを絶ち、悪しき薬を用いることなく、また知りつつ、これをすすめざるべし。我は、わが力の限り、我が任務の標準(しるし)を高くせんことを努むべし。わが任務にあたりて、取り扱える人々の私事のすべて、わが知り得たる一家の内事のすべて、我は人に洩らさざるべし。我は心より医師を助け、我が手に託されたる人々の幸のために身を捧げん。第２部各学年、行事体験や学びの発表を行いました。＊１年生「嬉野町散策について」嬉野町内を散策し、史跡や公園・お店などを巡りながら、これから３年間学ぶ地となる嬉野についてたくさんの発見を得ました。＊２年生「積極的安楽死の是非についてディベートを通して学んだこと」医療倫理の授業の中で「積極的安楽死の是非」をテーマにディベートを行いました。ディベートでの学びを通し、これから医療従事者の一員となる看護学生として個々の考えを深めることができました。＊３年生「看護の専門性について」認定看護師・専門看護師・診療看護師などの認定制度について、今までの看護の変遷を踏まえて調べ、発表を行いました。この発表を通して、生涯にわたり看護における探求心・向上心をもつことの大切さを学びました。ナイチンゲール生誕祭を通し、各学年での意見交換を行うことで、各自が自己の看護観を深める機会となりました。また、１・２年生は先輩の発表・意見を聞き、自己の将来像をイメージできたのではないでしょうか。ナイチンゲール生誕祭が終了した後には、嬉野医療センターの各病棟へお花を届け、患者様、病棟スタッフの皆様にも喜んでいただきました。これからもこの伝統を継承するとともに、ナイチンゲールがめざした看護を探究して自己研鑽して参ります。文責：柴田裕子