認定看護師ニュース

稲沢市民病院看護部
認定看護師ニュース
2010 年 8 月発行
第 1 巻 第 1 号
○はじめに
当院には現在 4 名の認定看護師が活動しています。それぞれが自分たちの専門領域における知識と技術を最大限
に生かし、チーム医療の一員として稲沢市民病院の発展のために貢献したいと考えています。そのためには職員の皆
さんに認定看護師の活動について理解してもらうことが必要です。この『認定看護師ニュース』が認定看護師の活動を
知る一助になるように、年 4 回の発行を予定しています。よろしくお願いします。
○各認定分野の活動
がん性疼痛看護認定看護師
(専任)
堀部 恭子
午前中は外来に所属し、午後2時からがんの痛みを持つ患者さんとその家族のもとへ
出向きます。「Not doing, But being(何かをするのではなくそばにいること)」を大切に関わら
せてもらっています。 痛みと、その裏に隠されている患者さんの声に耳を傾け、全人的
な苦痛に介入することを目指して緩和ケアチームの一員として日々学ぶ気持ちで介入し
ていきます。
皮膚・排泄ケア認定看護師
(専従)
黒木 さつき
ストーマ保有者への継続的サポート、スタッフへ創傷治癒促進に向けたケアの助言、
胃瘻ケアや褥瘡予防と管理、在宅や施設でのケア支援など行います。また、脆弱な皮
膚や化学療法中のスキンケア、産後の尿失禁や術後の便失禁など排泄障害を持つ患
者さんやその家族への相談にも応じています。
感染管理認定看護師
(専従)
住田 千鶴子
摂食・嚥下障害看護
認定看護師 (兼務)
加藤 恵子
7 月より感染対策室で活動しています。主な活動内容は、環境整備、消毒・滅菌、感染
症発生時の対応、職業感染防止対策などの相談・教育・実践です。感染対策は病院全
体で取り組む組織的な活動であると同時に、皆さん 1 人 1 人の『自分を守り、患者さんを
守る』という責任感と意識に支えられて成り立ちます。皆さんが自信をもって感染対策に
取り組めるようにさまざまな視点からサポートさせて頂きます。
4 月から 2 病棟 4 階へ復職し、病棟勤務と兼務で摂食・嚥下障害患者様のスクリーニン
グテストをはじめ食形態や摂食姿勢を調整しながら評価を行っています。また、同じ視点で
援助できるように病棟スタッフ・NST委員会を中心に定期的に勉強会を開き摂食・嚥下障
害について知識の共有を図っています。今後は活動範囲を病棟から院内へと拡大してい
き、摂食訓練を定着していきたいと思っております。
○最近の認定看護師推進委員会の活動
○7月より認定看護師相談室を3病棟4階に設置しました。ぜひ一度
おたちよりください。
○6月に全職員に対する『認定看護師認識度調査』を実施しました。ご
協力ありがとうございました。
○『稲沢市民病院ニュース7月号』で患者さんやご家族に対して、
認定看護師の活動紹介をしました。
○『尾張地区 専門看護師・認定看護師・認定看護管理者会』で、当院
における認定看護師推進委員会の活動報告をしてきました。