平成 26 年度 第 1 回CN報告会 7 月 23 日(水) 1. 17 時-18 時 集会室1 「救命救急センターにおけるMRSA積極的監視培養の効果」 感染管理 認定看護師 山本 愛 MRSA 積極的監視培養(ASC;active surveillance culture)は数々の研究で一定の効 果があると言われていますが、現場のスタッフには多くの苦労があります。ICN(感染 管理看護師)の立場と、救命救急センターで働くスタッフとしての立場をふまえ、2007 年から開始された救命救急センターにおける ASC の効果について検討しましたので報告 させいただきます。 2. 「1 ヶ月健診時の予防活動の現状と課題」 小児救急看護 認定看護師 小林 克彦 小児救急看護認定看護師が 1 ヶ月健診時に行っている予防活動についてお話しい たします。 1 ヶ月健診では、1 人 10 分程度の間に体重の増加の確認をはじめとする児の成長発達 の確認と、予防接種の受け方指導などが医師から行われます。健診を受けにみえる親 の中には、いろいろ聞きたいニードを持つ親や、医療者が気になる親などがいま す。 そうした親に介入することは、虐待や不適切な育児の予防や、育児支援などにつながります。 以上のような活動の現状を報告しながら、課題もお話しさせていただきますので、ぜひ聞きにきてご意 見をお聞かせください。 3. 「 食 道 が ん 女 性 患 者 の 訴 え を 信 じ て お こ な っ た ケ ア 」 C3 病棟看護師 赤坂恵美 がん看護 専門看護師 髙仲雅子 A 氏は 3 年前に食道がんを発症し手術の選択を行い、永久気管孔となり声を失いました。1 年後に右頸部リン パ節に転移し、積極的治療から緩和治療を選択し、頚部食道ステントが挿入となり、その後右頚部の重圧感に より医療用麻薬が開始され、疼痛緩和目的の放射線治療が開始になっています。 夜間のナースコールが頻発し筆談で疼痛を訴えてきましたが、原因として不眠が持続し不安や精神的なもの が大きいのではとアセスメントし、良眠できるよう睡眠剤や安定剤の処方がなされましたが、状況は変化しま せんでした。 そこで、患者が訴える“痛い” “辛い”ということを信じて話しを聴く関わりを深めていきました。その後の A 氏の訴えに変化が認められ、看護師としての自分の関わりを振り返りたいと思います。 多数のご参加、お待ちしています!
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