摩擦攪拌プロセス(Friction Stir Processing, FSP) 溶射超硬合金にFSPを施した場合 ・ 皮膜内の欠陥が消失 ・ 皮膜の硬度向上 ・ 皮膜と基材の密着強度向上 ・ 皮膜内の金属バインダ相がナノ組織化 回転ツールと材料の摩擦熱により、材料が局所的に加 熱されるとともに、ツールの回転によって材料は固相の まま攪拌されます。 回転ツール 溶射超硬 合金皮膜 改質方向 前進側 (AS) 基材 欠陥 後退側 (RS) FSP 溶射超硬 合金皮膜 基材 改質領域 AS FSPの加重, kN 14.7 kN 9.8 kN 4.9 kN WC WC 高加重条件のFSP により硬度向上 最高硬度 約2000HV 三点曲げ試験 荷重点 超硬層 基材 5 m 5 m 多数の気孔 支点 Cr3C2 Cr3C2 溶射材 1000HV~1200HV FSP中心線からの距離, mm FSPによる改質 溶射材 RS ビッカース硬度, HV FSPにより 気孔率減少 RS 気孔率 (%) AS 基材 欠陥 気孔が消失 荷重点・支点サイズ: R 2.0 mm 20 mm 三点曲げ試験後の超硬層表面 溶射材 FSPによる改質 500 μm 金属バインダ相がナノ組織化 試験片サイズ: 4 mm x 4 mm x 25 mm 1.15 kNで割れ発生 500 μm 1.70 kNまで割れ発生なし
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