Sercosの開発から認証まで ~ Sercosへの近道 ~ Sercos 技術オープンセミナー 2014年10月21日(火) 泉ガーデンコンファレンスセンター 7F会議室 Sercosアジア 日本事務所 Sercosの開発から認証まで ~ Sercosへの近道 ~ 当プレゼンテーションの主な内容 Sercos-Ⅲインターフェース実装オプションの概要 具体的な製品等: ハード、ソフト、評価キット、 認証、試験ラボ 等 目次 開発・実装オプション - 開発・実装を行うにあたって 開発・実装用オプションの紹介 各ソリューションプロバイダーとその提供範囲 具体的な製品: ハードウェア、ソフトウェア 開発・実装オプションまとめ 評価ツール - アナライザー / Sercos モニター / コンフォマイザー / テストマスター 認証 - イントロダクション 試験ラボ / 試験ポリシー 認証ツール(スレーブコンフォマイザー) 試験と認証手順 機器開発・認証に関する会員区分・費用 (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 2 Sercosの開発・実装オプション (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 3 Sercosインターフェースの開発・実装を行うにあたって 機器メーカーはSercosの基本動作を理解する必要がある ネットワーク設定(ケーブリング/トポロジー) フェーズランアップ リアルタイムと他のデータを交換するメカニズム マスター~スレーブ機器間の役割設定 ネットワーク全体の同期処理方法 4. モーション 制御プロファイル 3. リアルタイム チャンネル プロトコル 2. ハードウェア 同期 (c) Sercos International e.V. 1. タイムスロット プロトコル 21.10.2014 Nr. 4 Sercosインターフェースの開発・実装を行うにあたって Sercos Internationalから公開されている様々な技術情報の利用が可能 http://www.sercos.org/ Sercosの動作原理 Sercos-Ⅲのパンフレット Plug and play – Sercos, the automation bus 基本、伝送手順、システムアーキテクチャ、 Sercosの特徴について記載 オンライン仕様書 Sercos Wiki https://wiki.sercos-service.org 総合的な参考図書、開発用ドキュメント、 各種ユーザーガイド、等々がダウンロード可能 ユーザーセミナー (ドイツで実施) 開発セミナー (ドイツで実施) ウェビナー (ドイツで実施) ユーザーコンファレンス(ドイツで実施) Sercos Wiki (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 5 Sercosインターフェースの開発・実装を行うにあたって 開発・実装を行うにあたって事前に把握しておくべき情報 実現可能な基本的接続は? Sercos 互換性のハードウェアとソフトウェアを提供しているメーカーは? 開発に利用できるツールは? Sercos機器の統合、試験、認証をサポートするサービスプロバイダーは? 実装に必要な通信プロトコルファンクションやファンクションプロファイ ル、又どの様なオプションがあるのか? テストや認証プロセスはどのようなものか? この様な技術仕様や公開されている情報を基本知識としておさえておくことは 重要ですが、全てをスクラッチで独自開発する事は困難、且つ時間を要します 自社アプリケーションの開発に特化し、迅速な市場投入を行う為にはSercosイ ンターフェースを実装する為の多様なオプションを利用する事ができます ASIC、FPGA、モジュール、プロトコルスタックといったSercos機能をカプ セル化した各種プラットフォームや便利な評価ツール、受託開発を行う専門の ソリューションプロバイダーを利用する事が可能です (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 6 Sercosインターフェース開発・実装用オプション コントローラと通信モジュール FPGA、ASIC、Sercos機能統合済みマイクロプロセッサーやそれらを搭載し た通信モジュール等の幅広いハードウェアオプションが提供されています (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 7 Sercosインターフェース開発・実装用オプション スレーブ機器開発 スレーブ側では高速テレグラム処理、同期、トポロジースイッチング、イ ーサネットノードの直接結合、ホットプラグ、ダイレクト相互通信を行う 専用ハードウェアを使用します ASIC、FPGA、マイクロプロセッサー、 それらを搭載したモジュールやPCカード マスター機器開発 マスター側では専用ハードウェア(ハードマスター)だけではなく 標準イーサネットコントローラー(ソフトマスター)の使用も可能です (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 8 Sercosインターフェース開発・実装用オプション FPGA FPGAコンポーネント用IPコアがネットリスト又はビットストリームとして Sercos International からライセンス提供 ASIC、マイクロプロセッサ ハードウェア関連のSercos機能だけの単純な通信コントローラや 各種ぺリフェリを搭載してユーザーアプリケーション実装可能なSoC 標準PCにおける実装 拡張カードの利用が可能。CPU搭載のアクティブボードとCPUレスの パッシブボードの両方があり各種PCバス経由で接続可能です。 PC標準搭載のNICによるソフトマスターの実装も可能です 評価用キット/スターターキット 様々なメーカから評価用キットや スターターキットがサンプルコードと一緒に 提供されている為、Sercosインタフェースの 開発に着手しやすい (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 9 Sercosインターフェース開発・実装用オプション ドライバーソフトウェア 自社開発(オープンソースの各種ベーシックドライバーを利用可能) 特定メーカーからライセンス購入 オープンソースソフトウェア http://sourceforge.net/directory/?q=Sercos Common Sercos Master API (CoSeMa): Sercos Internet Protocol Services (IPSS): Sercos UCC Ethernet network driver: 完成されたドライバーソフトウェア ハードウェアに非依存 特定ハードウェア・OS向けに最適化 (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 10 ソリューションプロバイダー (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 11 各プロバイダーの提供範囲 (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 12 Sercos-Ⅲの開発用ハードウェアI/F製品 コントローラ マスタ (ハード) スレーブ (c) Sercos International e.V. … … Sitara TI マスタ (ソフト) イージースレーブ (any) Ethernet IC netX100 Hilscher netX50 Lattice Spartan-6 ノードの種類 プロセッサ ASIC Xilinx (その他) Spartan 3/3E Altera Cyclone III メーカ Cyclone II FPGA netX500 種類 21.10.2014 Nr. 13 Sercos-Ⅲの開発用ハードウェアI/F製品 組込み通信モジュール comX 組込み通信モジュール パラレルまたはシリ アル ホストI/F 頑丈なメカニカルマ ウント マスター/スレーブ 対応 各プロトコル共通 DPMインターフェー ス AnyBus CompactCom 組込み通信モジュール Sercos III スレーブ モジュールとして動 作し、インタフェー スは Sercos FSP IO プロファイルに従う ファームウェアがプリインストールされたSercos-Ⅲ仕様準拠のハードウェア として完成された拡張ボードやモジュールを利用する事で各種機器開発が短 期間で容易に行えます (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 14 Sercos-Ⅲの開発用ハードウェアI/F製品 PCカード cifX PCカード(マスター/スレーブ) 主なフォームファクター (PCI, PCI Express, ロー プロファイル PCI Express, MiniPCI, Mini PCI Express, CompactPCI, PC/104, PCI104) 各種OS対応ドライバー を準備 ファームウェア交換で 他プロトコルに対応 SERCANS III PCカード(マスター) PCI又はPCI Express 対応PCプラグインカ ード 一本のイーサネット ケーブルだけでリア ルタイム、非リアル タイム、安全通信全 てに対応。 最大128ノード接続可 能 CPU搭載のアクティブカードで標準PCをSercos-Ⅲネットワークに簡単接続 する事ができます (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 15 開発・実装オプション ~まとめ~ ソリューションプロバイダーを利用するメリット Sercosの実装を容易に短期間で行う事ができる プロトコル実装済みなので仕様に関わる全ての深い知識を必要としない 用途や需要に合わせてフォームファクタの選択が可能 メンテナンスは各プロバイダーが行う Webで公開されているガイドブックで詳細をご覧頂けます http://www.sercos.org/downloads/brochures/ (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 16 Sercosの評価ツール (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 17 Sercos-Ⅲの開発用 評価ツール Sercosネットワークアナライザー Wireshark Sercos モニター Sercosモニターと合わせて使用できるTAPs ヒルシャー – netANALYZER / Real-Time Ethernet Kit BECKOFF - ET2000 KUNBUS - TAP 2100 スレーブコンフォマイザー(テストマスター) 機器メーカーで事前認証を実施する為の適合試験ツール Sercos-Ⅲスレーブ機器の互換性を保証する為のテストマスター (「Sercosの認証」で詳細説明) (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 18 Sercos-Ⅲの開発用 評価ツール Sercosモニター WinPcap I/Fをベースにした診断・解析ツール ネットワークトラフィックのリアルタイム分析、 pcapフォーマットで保存されたネットワークの 記録を過去に遡って評価可能 Windows XP / 7対応 Webから無償ダウンロード http://www.sercos.de/en/downloads/tools or Master ライン接続の場合には末端にPCをそのまま接続 or Master リング接続の場合にはTAPsを使用 (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 19 Sercos-Ⅲの開発用 評価ツール ヒルシャー – netANALYZER / Real-Time Ethernet Kit アナライザー、PCカード、IOカードが入った評価キット BECKOFF - ET2000 KUNBUS - TAP 2100 (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 20 Sercosの認証 (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 21 Sercosの認証 開発が完了した製品は、非常に詳細な試験方法で公認ラボで試験され 適合試験に無事合格すると該当する試験合格証を与えられます。 同一の Sercos ハードウェアとファームウェアを持つ製品ファミリーに は認証されたデバイスが1つあれば十分です(ラボ認証)。 メーカーの宣言に基づいた要求があればそのデバイスファミリーで別 のデバイスを認証することが可能です。(自己認証) プラグフェスト 通常年2回、参加費無料でプラグフェストを開催 (認証試験と関係なく参加任意の相互接続イベント) (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 22 Sercosの認証 – イントロダクション(1) デバイスの種類と試験ツール Sercos スレーブデバイス Sercos マスターデバイス アプリケーション アプリケーション アプリケーション層 FSP Drive FSP Encoder FSP IO Safety GDP S/IP SMP Sercos通信 Connections 通信層 SVC SCP TCP/UDP Ethernet Ethernet Safetyコンフォマイザー マスターコンフォマイザー (c) Sercos International e.V. IP 試験ツール スレーブ コンフォマイザー IPS コンフォ マイザー 21.10.2014 Nr. 23 Sercosの認証 – イントロダクション(2) Sercos 試験ラボ シュトゥットガルト大学 ISW • ツール: − スレーブコンフォマイザー (通信、FSPドライブ) − Safetyコンフォマイザー − マスターコンフォマイザー • 連絡先: Agus Atmosudiro Tel: +49 711 685-82440, [email protected] シュタインバイス・トランスファーセンター・システムテクニック (シュタインバイス TZS) • ツール: − Safetyコンフォマイザー(GDP、FSP IO) − IPSコンフォマイザー • 連絡先: (c) Sercos International e.V. Manuel Jacob Tel: +49 711 35131-553, [email protected] 21.10.2014 Nr. 24 Sercosの認証 – イントロダクション(3) 試験のポリシー 対象デバイス: 「Sercos認証」ラベルをつける全デバイス 試験内容: デバイスのすべてのSercos機能 適合認証の有効性: 制限なし 例外: デバイスのSercos機能に影響する変更 認証の種類 • 初期認証: • 再認証: 公式試験ラボにより実施。 認証実施のために、デバイスを試験ラボへ引き渡す ハードウェア / ファームウェアの更新の場合に デバイスメーカーまたは試験ラボにより実施。 既に認証済みコンポーネントを利用する場合 • • 通信コンポーネントの認証が可能。 Sercos機能を変更、またはデバイスにそのコンポーネントを統合して追加した場合は 新たな認証が必要 適合認証を、デバイスファミリーに移すことが可能 (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 25 Sercos スレーブコンフォマイザー スレーブコンフォマイザーの特徴 適合試験で使用される公式認証のベースとなるツール スクリプトベースで試験定義 周期・非周期通信、タイミング、同期などの通信関連メカニズムと機能を 試験(テストマスターとして使用) PCI / PCI Expressカード(SERCANSⅢ)+コンフォマイザー用ファーム ウェアを使用 Windows XP / 7対応 Sercos Internationalより購入(ハードウェア+ソフトウェアセット) アップデート無償 試験 デバイス Sercos Sercosスレーブ ネットワーク (c) Sercos International e.V. SOAP SERCANS サーバー SOAP スレーブコンフォマイザー (試験PC) GUI & 試験スクリプト SERCANSⅢ 21.10.2014 Nr. 26 試験と認証手順(1) 通常実施される開発・認証プロセス Sercos 仕様書 ユーザーガイド 参照デバイス サンプルコード デバイス メーカー 実装 試験 参照デバイス & 認証ツール Sercos International 不合格 デバイス 認証 Certification 試験 ラボ 適合認証 Certificate (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 27 試験と認証手順(2) 試験ラボにより認証を実施 Sercos International デバイスメーカー 1. 認証試験の申し込み <基本デバイス説明> 2. 申し込みを転送 <基本デバイス説明> 4. メーカーへ連絡 & スレーブ仕様情報の作成 5. デバイス準備 & 適合試験実施 試験ラボ 3. ラボの 担当を割り当て 6. デバイスの送付 7. 認証の実施 9. 適合認証 & 試験レポート の送付 (c) Sercos International e.V. 8. 試験レポートの 送付 21.10.2014 Nr. 28 Sercos-Ⅲ機器開発・認証に関する 会員区分・費用 (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 29 Sercos-Ⅲ機器開発・認証に関する会員区分・費用 Sercosアジアの会員区分・資格 価格は全てVAT付加価値税別 (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 30 Sercos-Ⅲ機器開発・認証に関する会員区分・費用 Sercos-Ⅲ機器開発そのものは会員でなくても可能 公開仕様書のダウンロードはベーシック会員(無償)でも可能 認証試験、適合試験ツール購入もベーシック・アドバンス会員で可能だが 割引無し(正会員のみ割引有り) ラボ試験費用 - 正会員 2,500€(基本費用) / 超過は別途 1日1,000€ - ベーシック・アドバンス会員 3,000€(基本費用) / 超過は別途 1日1,000€ 自己認証費用 - 正会員 300€ - ベーシック・アドバンス会員・非会員 150€ スレーブコンフォマイザー購入費用 - 正会員 6,000€ - ベーシック・アドバンス会員・非会員 7,200€ IPコアライセンス(FPGA用)の購入もベーシック・アドバンス会員で可能だ が割引無し(正会員のみ割引有り) ベンダーコード(デバイスID)は認証試験及び製品リリース時は必須 ベンダーコードの取得はベーシック会員以上であれば無償(非会員 300€) 開発・評価時はI/FメーカーのID(ダミーID)を使用可能 価格は全てVAT付加価値税別 (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 31 ご静聴ありがとうございました ご質問、ご要望は遠慮なくお問い合わせください。 Sercos アジア 日本事務所 〒107-0062 東京都港区南青山 1-15-18 リーラ乃木坂ビル#901 ユーロ・ファーイースト㈱内 Tel: (03) 3470-0640 – Fax: (03) 3478-8648 – http://www.sercos.org (c) Sercos International e.V. 21.10.2014 Nr. 32
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