教職大学院における理論と実践と の架橋・往還への道程 目的と方法

2015/10/10
目的と方法
教職大学院における理論と実践と
の架橋・往還への道程 実務家教員のオートエスノグラフィーを中心に 目的 理論と実践との架橋・往還? 研究者教員と実務家教員との関わりと学び? 方法 実務家教員の「オートエスノグラフィー」をもとに, 今,この分科会を構成する人々との「対話」 協働エスノグラフィーの可能性 社会構成主義的アプローチ
東京学芸大学大学院教育学研究科 教育実践創成専攻=教職大学院 専攻代表/副院長 成田喜一郎 参照:オートエスノグラフィー 協働エスノグラフィー
成田喜一郎(2013)「子どもと教師のためのオートエスノグラ
フィーの可能性 : 「創作叙事詩・解題」を書くことの意味」『ホリ
スティック教育研究』第16号、pp.1-­‐16 平沢直樹・成田喜一郎(2015)「東日本大震災における発達
障害者の PTSD と学校危機管理=ケアのあり方 ―発達障害
当事者との協働エスノグラフィーを読み解く―」『東京学芸大
学教職大学院年報』第3集、pp.187-­‐202
h5p://www.u-­‐gakugei.ac.jp/~graduate/kyosyoku/h_data/
data/annual_report_2014_paper17.pdf
実務家教員 A の2008〜2014
⑴ 大学・大学院生時代 1971.4~1978.3 ・歴史学(日本近現代史) ⑵ 中学校教諭・副校長時代 1978.4~2007.3 ・社会科教育,ホリスティック教育1994〜 ⑶ 大学・教職大学院時代 2007.4~現在 ・カリキュラム開発の方法(Ⅰ)〜2014 ・学校組織マネジメント(Ⅳ)〜2013 ・教育ネットワークの構築方法(選択)〜2014 ⑴ 研究者教員Mとの対話・省察
カリキュラム開発の方法2008〜2013(2014) 協働T.Tによる講義・ワークショップづくり 授業後の対話・省察の日々 ・カリキュラムとは何か、という問いとの出会い
・カリキュラムの「逆向き設計」論との出会い
・問いへの応答としてESDカリキュラムの開発
参照:ESDカリキュラムの開発2014
成田喜一郎編(2015)『ESDカリキュラム開発の方法2014』
「カリキュラム開発の方法」研究成果報告書(東京学芸大
学教職大学院) 成田喜一郎「いったい何かESDなのか:理論と実践との狭
間で考える」:Blogの立ち上げ h5p://esd2005-­‐2015.blogspot.jp/?view=flipcard 1
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⑵ 副校長時代の実践の意味づけ
学校組織マネジメント2008-­‐2013 単独での講義・ワークショップづくり 学校管理運営,危機管理の意味づけの日々 危機管理対応(いじめ多発,保護者対応等) →メンタルサポート,リーガルサポート 「管理とは何か(Care)」,「管理職の在り方」 →水の思想・川の組織論(老子の哲学) サーバントリーダーシップ論
参照:「水の思想・川の組織論」の創成
成田喜一郎(2012)「次世代型学校組織マネジメント理論の
構築方法 : 「水の思想・川の組織論」の創成過程」『東京学
芸大学教職大学院年報』第1集、pp.1-­‐12 h5ps://ir.u-­‐gakugei.ac.jp/bitstream/2309/132037/1/
AA12591409_01_01.pdf 東京学芸大学大学院教育学研究科教育実践創成講座・教
職大学院「組織マネジメント」(2012)『あなたへの学校組織
マネジメント研究成果報告書』(院生プロジェクト研究) ⑶ 実務家Aの成果物(抄)
⑶ 実務家Aの成果物(抄)
本日配布の資料1を参照 ❶「教育諸理論の三層包括分類表(7訂版)」 →現在,若手研究者教員と協働で8訂版へ A4判1枚で「立ち位置」を俯瞰する 成田喜一郎(2014)「教職大学院の教育研究における
「哲学」の可能性:理論と実践との架橋・往還の彼方
に」
『教員養成を哲学する:教育哲学に何ができるか』林泰
成・山名淳・下司晶・古屋恵太著編,東信堂,pp.43-­‐58 本日配布の資料2を参照 ❷「カリキュラムデザイン曼荼羅」 →単元指導計画・学習指導案づくりへの援用 A4判1枚で「単元・本時」を俯瞰する ・授業記録のフォーマットへの援用 ・ライフヒストリーデザイン曼荼羅への転用 理論と実践との架橋・往還の実質化 2015.4〜
本日配布の資料3を参照 東京学芸大学教職大学院改革 2015.4〜 ・統合型カリキュラムへの移行 ・二つのコースの立ち上げ、定員増(30→40) 「カリキュラムデザイン・授業研究コース」 「学校組織マネコメントコース」(現職のみ) →研究者教員と実務家教員の対話・省察 拡張・深化 Newsle5er等発行戦略 本日配布の資料4を参照
❶ 研究成果報告書や著書をつくる ❷ 研究論文・実践研究論文・研究ノートを書く ❸ A-­‐YON通信(実務家教員A)の発行 表:実践(コンテンツ・スキル)のススメ 裏:理論・哲学的背景や意味づけ →学校現場への還元(フィードフォワード)
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参照WebSite
講義Blog(2014〜現在更新中) 「越境する教育学の創成」:
h5p://pedagogytocrosstheborder.blogspot.jp/?
view=flipcard 本学教職大学院院生編(2013〜改訂版作成中) 「教職大学院キーワード・カタカナ語小事典」: h5p://keywordkatakanagojiten2013.blogspot.jp/?
view=flipcard 協働エスノグラフィーの可能性
本分科会会場における「対話」 質疑応答 情報提供・交流 クリティカルなコメントを歓迎! ↓ 理論と実践との架橋・往還の実質化・高度化へ 3