~食の力、食育の重要性について~

おいしい 楽しい 食育情報紙
第
6
号
平成27年2月発行
庄 内 町 農 林 課
~食の力、食育の重要性について~
食育インストラクターの河村奈美さんに新鮮で安全、安心な地元食材によるバランスの
とれた食事とは違う視点での食育の原稿依頼をお願いしました。
「食の力、食育の重要性」ということで、食育は定住策にもつながるという内容で寄稿
いただきました。お忙しい中ありがとうございました。ご紹介します。
町の課題として「少子化」「人口減少」の問題がありますが、その解決策の一つとして食育
があるのではと思っています。恋愛等でよく「胃袋をつかむ」ということが言われています。
定住人口を維持していくために地元を離れた子供が戻ってくるように「お袋の味」で子どもの
胃袋をつかんでおくというのはどうでしょうか。子育ての段階からその家庭だけの味を子ども
に「すりこむ」ということが、結果として食の魅力による定住策になるのではと思います。
最近は共働きのお宅が多く、手の込んだ食事が容易でないと言われています。冷凍食品やコ
ンビニの食事等を中心に育てると、子どもが巣立った場合、どこにいてもその味を手に入れる
ことができます。そうすると味を求めてわざわざ家に帰る必要がなくなってしまいます。
今の世の中はストレス社会で、子ども達も多くのストレスをかかえています。人間は生きる
上で元気な時ばかりでなく、精神的、肉体的に弱ることが多いのです。そんな時「お袋の味」
は、何よりの元気の素となりお金で買えない癒しの食事となると思います。どんな一流レスト
ランでたべる高級料理より、あなただけの逸品があれば、それを食べたいがために帰ってくる
ようになります。そして癒され、また頑張れるのではないでしょうか。日々の食事の世話は口
で言うほど簡単でなく、感謝の少ない地味な作業であります。しかし、その家庭の末広がりの
幸せと引き換えと考えれば、やりがいのある素晴らしいお仕事となり得ると思います。
毎日家族で食卓を囲むことの積み重ねから我が子の変化に気付くことはとても大事なこと
です。自分のことを思いやり、その変化に気付き
理解してくれる大人のいる心強さや安心感は、心
の自信につながります。食卓からの愛で胃袋を
満たすことで思いやりや人の気持ちのわかる優し
さを身に付けた大人になることでしょう。
お宅の明るい未来のためにひと踏ん張りして
みてはいかがでしょうか・・・。
学校でこのような食育・地産地消の取組みがありました。
受験を勝ち抜く食事
11/7 立川中 3 年
自分の弁当づくり
10/10 立川中 1 年
ミニトマトの定植
5/21 余目中 3 年
ジャガイモの収穫
7/15 余目第一小 2 年
朝食について
12/25 余目第二小 2 年
ふれあい朝市販売お手伝い
9/13 余目第三小 6 年
栄養バランスの良い食事
9/25 余目第四小 6 年
朝ごはんの大切さ
12/5 立川小 2 年
お米の種まき
4/24 余目第一小 5 年
チョットだけその他取組み紹介
食育に関する情報は庄内
町ホームページの食育
サイトからどうぞ!
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◆お問合せ / 農林課
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12/14 図書館 絵本はともだち事業
☏ 43-0302