授業改善書 科目名 アンサンブル 担当者 尾見敦子 授業の概要 声やさまざまな楽器の演奏法やアレンジの方法を学び、アンサンブルを習得し ます。自然の中の音に耳を澄ませたり、身の回りにある音の出るものを探したり、 それらをもとにグループで音楽づくりをします(アンサンブルの創作) 。その他、 提示したものの中から、メンバーの興味や関心に応じてさまざまなアンサンブル を楽しみます。 授業の問題点 授業の学習態度に関するアンケート項目の内、次の2点に課題が残るように見 える。 ①授業外学習(予習や復習など)をしたか。②質問や発言をしたか。 授業改善の課題・方策 ①に関して: 実技科目であるため、予習よりも復習(練習)が必要である。より練習の必要 な学生へのモチベーションを上げるようにして、授業でのアンサンブルの楽しさ が増すような方策を考案したい。 ②に関して: 「質問や発言の有無」を問う項目を、学生はおそらく授業者への質問や発言の 有無と捉えたかと思われる。実技アンサンブルの指導場面では「音楽活動」の濃 さが不可欠で、「言語活動」はむしろ少ない方が理想的である。 アンサンブルの計画やプログラミングに関するグループごとの討議や練習場 面では学生同士の活発な発言があった。そこで、今後は、この質問項目がグルー プ内の学生間の「質問や発言の有無」も含むような表現であれば、学生の積極性・ 主体性を評価することができるかと思われる。 その他 保育実習、教育実習で連続欠席者、間欠的な欠席者が多かった。継続学習が必 要なアンサンブルを成り立たせるのに、こうした困難があった中で、クラスメー トが協力して、3回のさまざまな演奏発表を行うことができた。そのような質問 項目がないために、学生の積極性がアンケートには反映されていないと思われ る。 ※なお、アンケート実施日に欠席者が多く、実態をどのくらい反映しているかは 不明である。
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