ホルモン剤が拓くフェミニンな女性の一生~OC/LEPからHRTまで

B 6/21(土)13:50-16:50 (受付開始 13:00)
ホルモン剤が拓くフェミニンな女性の一生~OC/LEP から HRT まで~
講座情報
女性ホルモンと呼ばれるエストロゲンが女性の心身をコントロールしていることはよく知られています。そこ
で従来から、避妊のための経口避妊薬(OC)や月経困難症に対する低用量エストロゲン・プロゲスチン配合
薬(LEP)、また、更年期障害や骨粗鬆症に対するホルモン補充療法(HRT)などが利用されてきました。近年
では、従来の適応以外にも多くのメリットがあることが明らかになっており、欧米において life design drugs、
つまり人生を変えうる薬であると呼ばれるとおり、まさに女性らしい華麗な一生を送るために考慮すべき方法
と言えます。
一方、女性ホルモン剤は諸刃の剣であるとも言われます。OC/LEP による血栓症リスク、HRT による乳癌リ
スクなどは常に話題となりますが、不正確な情報から来る誤解も少なくないように思われます。
そこで本講演では OC/LEP から HRT まで、女性ホルモン剤のベネフィットとリスクに関する最近の考え方を
まとめてみたいと思います。
講演者情報
高松 潔
東京歯科大学市川総合病院産婦人科教授
慶應義塾大学医学部客員教授(産婦人科学)