数学解析 II 宿題3 2014 後、担当:梅原、電シ(水 1-2)、電物(水 3-4)[03] マルせよ→(電シ・電物) 学籍番号 氏名 注意事項 1. この用紙を用いること。講義 web ページ(http://www.cc.miyazaki-u.ac.jp/umehara/lecture2014 2.html)か らプリントアウトしてもよい。その場合, A4 で両面印刷 にすること。紙を付け足す場合も A4 用紙を用いること。 指定を守らない物は原則として受け取らない。 2. 略解(解説)を講義 web ページに掲載します。独力で解いたあと、略解を見て自分で添削を済ませること。添削 の際は、自分なりの学習の跡を残すことが大切 です。また、質問を書き込んでもよいです。 3. 今回の宿題の提出期限は 問1 2014 年 10 月 27 日(月)13:00 とします。提出先:A209 のポスト 次のそれぞれの関数に対して, fx と fy を (7) fx = 計算せよ. (7) の関数については, fxy = (fx )y と = fyx = (fy )x も計算せよ. fy = (1) f (x, y) = x3 − 2x2 y + y 4 (2) f (x, y) = √ (3) f (x, y) = x2 − 3y = 2 (7) f (x, y) = x(x4 −y 4 −4x2 y 2 ) , (x2 +y 2 )2 fxy = (fx )y = (4) f (x, y) = ey−x sin 3y (6) f (x, y) = tan−1 y(x4 −y 4 +4x2 y 2 ) , (x2 +y 2 )2 (x3 −3xy 2 )(x2 +y 2 )−(x3 y−xy 3 )·2y (x2 +y 2 )2 = 1 x−y (5) f (x, y) = xy (3x2 y−y 3 )(x2 +y 2 )−(x3 y−xy 3 )·2x (x2 +y 2 )2 y = xy(x2 −y 2 ) x2 +y 2 { y(x4 −y 4 +4x2 y 2 ) (x2 +y 2 )2 x6 +9x4 y 2 −9x2 y 4 −y 6 , (x2 +y 2 )3 fyx = (fy )x = (x) ∂ ∂y ∂ ∂x { x(x4 −y 4 −4x2 y 2 ) (x2 +y 2 )2 } } x6 +9x4 y 2 −9x2 y 4 −y 6 (x2 +y 2 )3 (終わり) 問2 [解答例(解説)] (1) fx = 3x2 − 4xy, fy = −2x2 + 4y 3 (2) fx = 1 − (x−y) 2, fy = [解答例(解説)] 1 (x−y)2 (3) fx = 12 (x2 − 3y)− 2 · 2x = √ 1 fy = 21 (x2 − 3y)− 2 · (−3) = 1 あ あ x , x2 −3y − √ 32 2 x −3y 2 あ あ あ 2 (4) fx = ey−x sin 3y · (−2x) = −2xey−x sin 3y, 2 あ 2 fy = ey−x sin 3y + ey−x cos 3y · 3 2 = ey−x (sin 3y + 3 cos 3y) あ あ あ (5) fx = yxy−1 , fy = xy log x あ あ 1 を思い出そう. (6) 微分公式 (tan−1 x)′ = 1+x 2 ( ) y 1 x 1 fx = 1+( x )2 · y x = 1+( x )2 · y1 = x2 +y 2, y y ( ) −x fy = 1+(1x )2 · xy y = 1+(1x )2 · −x y 2 = x2 +y 2 y あ あ あ y あ あ あ あ あ あ 1 あ あ (終わり) 問2 √ f (x, y) = x2 − 3y とする. 偏微分の定義 にしたがって, fx , fy を求めよ. 問3 (1) 関数 { f (x, y) = x3 x2 +y 2 · · · (x, y) ̸= (2, 1) a · · · (x, y) = (2, 1) が xy 平面全体で連続であるには, 定数 a の値が何 [解答例(解説)] 偏微分の定義の式から, であればよいか. fx (x, y) = lim (2) 関数 h→0 { f (x, y) = x3 x2 +y 2 · · · (x, y) ̸= (0, 0) 0 · · · (x, y) = (0, 0) f (x+h,y)−f (x,y) h √ = lim (x+h)2 −3y− h = lim (x+h) √ h→0 2 h→0 h( は, 原点で連続か. { = lim h→0 h→0 =√ で連続であるには, lim f (x, y) = f (2, 1) が成り立てばよい. 右辺は a であり, 左辺は なので, a = 8 5 = · √ x2 −3y) 1 √ √ (x+h)2 −3y+ x2 −3y } 2x+h √ (x+h)2 −3y+ x2 −3y 2x√ x2 −3y+ x2 −3y =√ x x2 −3y となる. 同様にして, (x,y)→(2,1) 23 22 +12 x2 −3y −3y−(x2 −3y) (x+h)2 −3y+ 2xh+h2 h = lim √ [解答例(解説)] (1) (x, y) = (2, 1) 以外の点で f (x, y) が連続であることは明らかである. 点 (2, 1) √ fy (x, y) = lim k→0 8 5 f (x,y+k)−f (x,y) k となることを確認せよ. =− √ 2 3 x2 −3y (終わり) であればよい. あ (4) 原点で連続であるかどうかは, あ lim あ f (x, y) = f (0, 0) (x,y)→(0,0) あ が成り立つかどうかである. 左辺の極限を調べる. あ 極座標を入れて, x = r cos θ, y = r sin θ とすると, あ f (x, y) = 3 x x2 +y 2 = 3 3 r cos θ r2 あ = r cos3 θ あ となる. 任意の θ で −1 5 cos3 θ 5 1 なので, あ −r 5 r cos3 θ 5 r あ がいつでも成り立っているから, はさみうちの定 あ 理により, θ が勝手な動きをしつつ r → 0 のとき, あ f (x, y) は 0 に収束する. したがって, あ lim あ f (x, y) = 0 (x,y)→(0,0) あ である. いっぽう, f (x, y) の定義から, f (0, 0) = 0 あ なので, あ lim f (x, y) = 0 = f (0, 0) あ (x,y)→(0,0) が成り立つ. よって, f (x, y) は原点で連続である. あ (終わり) あ あ あ あ あ —– 通信欄(授業や宿題に関して何かあれば) —— あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ 2
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