平成26年度前期期末試験問題E2電気回路INo.1(2014.08.05 Thu. 5・6) No. Name 全体の注意 (1)数値で答える場合は単位を付ける。(2)数値が割り切れない 場合は小数点以下第2位までで答える。(3)記号式による計算過程を明示し ておく。書いてない場合、解答の正否のみで判断し、部分点は与えない。 問 1 図 の 回 路 に お い て 、 抵 抗 .X .に 流 れ る 電 E 流.IX.をテブナンの定理を 用いて求めたい。以下の 10V 設問に答えよ。 R1 a R2 4Ω 4Ω (2).抵抗 .R2 .の値が .8Ω.に変化した場合、これによる補償起 電力.ΔV.の値(大きさでもよい)はいくらか。 IX 6Ω R3 X 2Ω b (1).線分.ab.で抵抗.X.を切り離したとき、ここに生じる開放 端子電圧.E0.を求めよ。 (2).切断端子より回路内部を見たときの抵抗.R0.を求めよ。 (3).補償起電力.ΔV.によって抵抗.R2.を流れる補償電流.I'.を求 めよ。 (4).補償の定理に従い、抵抗 .R 2 .の値が .8Ω .に変化した後 に、これを流れる電流.I''.を求めよ。 問 3 以下の文章は正弦波交流について説明したものであ る。( )内に最適な語句等を記入せよ。 (3).(1)(2)より、切断端子から回路内部を見たときの等価 電圧源回路を描け。 交流とは、時間とともにその( )と極性が変化 する電流のことである。発電機は磁束中で導体(コイル)を 回転させるしくみになっているので、これによって発生す る電流.i(t).は、回転運動にもとづく.sin.関数で表される。 i(t) = Im.sin.(ωt.±θ.) 上式において、Im.は( )といい、0.(A).を基準と (4).これに抵抗 .X .を接続したとき、流れる電流 .IX .を求め よ。 した波形の( )を表す。ω.は( )とい い、回転運動の速さを表す。 θ.は初期( ① )とい IX. = い、.t.=.0.(s)における.sin.関数の開始位置を角度の観点から表 したものである.。その極性が."−".のとき、①は(遅れ/進み: 問 2 図の回路において、抵抗 R 2 の 値 . . が.8Ω.に変化した。変化後に抵抗.R2.を流 E れる電流.I''.を補償の定理を用いて求めた 24V い。以下の設問に答えよ。 I 4Ω R1 6Ω (1).変化前の状態で、抵抗.R2.を流れる電流.I.を求めよ。 R2 一方に○ )であり、波形は .θ.=.0.(rad).の場合より(左/右 :一方に ○)にずれる。 1.(s)における波形のくり返し数.f..を( )とい い、単位は( )である。また、1つの波形の時間的な 長さ.T.は(② )といい、.f..=.( )の関係があ る。さらに、.f..と .ω .の間には .ω ..=.( )の関係があ 平成26年度前期期末試験問題E2電気回路INo.2(2014.08.05 Thu. 5・6) No. Name る。これらより、ωT..は.( )という定数となり、こ の値は正弦波交流の計算にしばしば用いられる。 (2).次の条件の正弦波交流電圧.e(t).の波形を描け。最大点、 最小点、ゼロ点には. .印を付して、正確に描くこと。 実効値E.=.70.71.(V) ,.f..=.50.(Hz) , θe.=.+3π./4.(.rad) 上式で表される.i(t).は交流波形の時間的な変化を表してお 100 り、(③ )値という。t.に具体的な時間を代入すれ 50 ば、その時の電流の値が算出できる。一方、変化する電流 を代表するものとして、平均値と実効値が定義されてい e(t) (V) 0 る。平均値は振幅の平均であり、波形1つ分の( ) −50 を求め、これを②で割ればよい。実効値は電力の観点にお −100 0 5 10 15 20 t (ms) 25 ける平均値で、.RMS.値とも呼ばれる。この略号の意味は、 R(④ )、M(⑤ )、S(⑥ )で あり、文字通り③値の⑥の⑤の④で計算される。 (3).(2)に同じ。 e(t)..=.−.50.sin.(500π.t.−.120°) .(V) 問4 正弦波交流に関する以下の設問に答えよ。 100 (1).図に示す正弦波交流.e(t),.i(t).について、問3で説明した各 種の値を求め、表に記入せよ。( )内に単位を記入すること。 86.6 100 50 e(t) 0 (V) i(t) 0 10 20 30 40 0 Em , Im 電圧e(t) ( i(t) (A) 50 60 t (ms) −5 0 0 4 6 t (ms) −50 −100 電流i(t) ) T ( ) ( ) 問5 図に示す交流の平均値.Iav.と実効値.I.を算出したい。以 下の設問に答えよ。 i (t) 1 f ( ) 0 ω ( ) −1 ( ) θ e, θ i 2 −10 e(t) = Em sin (ωt ± θe ), i(t) = Im sin (ωt ± θi ) パラメータ (V) 5 −50 −100 e(t) 10 e(t) 50 ( ) t (s) 0 1 2 t2 ( t = 0 ~ 1) −(t−1)2 ( t = 1 ~ 2) i(t ) = T ∫ 積分公式 1dt = t, ∫ t dt = n t n+1 ( n = 1, 2, 3, ... ) n+1 (1).平均値 .I a v.の定義式 (授業で紹介した積分による一般形) を 記 せ。 Iav = 配点 問1:(1)(2)4,(3)(4)2,計12点 問2:(1)(2)4,(3)3,(4)2,計13点 問3:各1,計18点 問4:(1)各1で14,(2)(3)4,計22点 問5:(1)(3)(4)(7)2,(2)(5)(6)3,計17点 問6:(1)~(4)2,(5)4,(6)6,計18点 総計100点 (2).(1)の式において、積分部分は.i(t).の一周期における波 形の面積を表している。これを計算する場合、問題の電 流は前半・後半の半周期の波形が合同であるので、片方 (前半)を求めて2倍すればよい。これを勘案して、電流. 平成26年度前期期末試験問題E2電気回路INo.3(2014.08.05 Thu. 5・6) No. Name i(t).の一周期における波形の面積.S1.を算出せよ。 (1).起電力を.e(t).=.Em.sin.ωt.とするとき、電流の瞬時値.iR.(t). の式を記せ。 iR (t) = . . . (2).瞬時電力.p(t).の式を導出し、その波形を描くためには、 cos.の2倍角の公式を使って式を.変形する必要がある。ま ず、.cos.の加法定理の式を記せ。。 (3).(1)(2)を考慮して、この電流の平均値.Iav.を求めよ。 Iav = cos ( A ± B ) = . . . . . (3).(2)より、.sin.A.•.sin.B.の式を導け。 (4).実効値.I.の定義式(授業で紹介した積分による一般形)を記せ。 sin A • sin B = . . . . I = (4).(3)において、A.=.B.=.ωt..として、sin2ωt..を.cos.の2倍角の 式で表せ。 (5).これを計算するには電流の瞬時値の2乗.i2(t).の積分が必 要である。まず、i2(t).のグラフの概形を描け。 sin2ωt = . .. +1 i 2 (t) 0 t (s) 0 1 2 (5).(4)の結果を利用して、瞬時電力.p(t).の式をcos.の2倍角 の形で求めよ。 p(t) = . −1 . (6).(4)の式において、積分部分は.i2(t).の一周期における波 形の面積を表している。これを計算する場合、前半・後 半の半周期の波形が合同であるので、片方(前半)を求め て2倍すればよい。これを勘案して、.i2(t).の一周期におけ る波形の面積.S2.を算出せよ。 (6).(5)の結果を適用し、起電力を.e(t)..に対する瞬時電力.p(t). の波形の概形を描け。 ※( )内に振幅を明記 また、波形よ り平均電力の値(記号式)を答えよ。 (7).(4)~(6)を考慮して、この電流の実効値.I.を求めよ。 I = ( ) +Em p(t) 0 t 0 T/4 T/2 3T/4 e(t) 問6 図に示す交流・直流 .R.回路に関し e(t) て、以下の設問に答えよ。 ~ iR (t) R eR (t) 平均電力.Pav. = T 0 e(t) −Em
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