第5回里山案内人講座が行われました 1 月 18 日(日)に第 5 回里山案内人講座が行われました。全 5 回の最終回となるこの日 は、朝から寒かったですが、青空に恵まれた天候のなか、講座を通じて知り合った仲間と 共に作業に取り組みました。 初級編では、 「里山の思い出作り」というテーマで、木を使った世界で一つだけの名札と バードコールを作りました。 初めに、里山クラブ可児の西井さんと村松 さんに案内して頂き、我田の森の大岩まで散 策しました。片道約 20 分の道のりですが、傾 斜がきつい山道を子ども達は元気よく駆け上 がっていました。目的地の大岩では、天気が よいため遠くの山々をきれいに眺めることが できました。また、村松さんからは大岩にま つわる“大岩伝説”の解説をして頂き、受講 者のみなさんも関心を持って聞いていました。 大岩にて説明を聞く様子 散策から戻り、木を使ったもの作りに取り掛かりました。名札作りでは、ウッドバーニ ングを体験しました。葉書サイズの板に、複写紙を用いてイラストの下絵を描き、焼きコ テで線をなぞって仕上げました。子ども達は、それぞれオリジナルの作品をつくりました。 バードコール作りでは、里山クラブ可児の村松さんに教えて頂きました。バードコール は、木とネジで作ることができ、鳥の鳴き声のような音がでます。森で鳴らすと鳥が寄っ てくるそうです。作り方や、木の太さで音が変化することなどを学びました。 初級編の最後には、講座修了を記念してヤマボウシを2本植樹しました。子ども達が重 たいスコップで土を被せてくれました。再び我田の森に来た時、その生長を楽しむことが できます。 名札作りの様子 バードコール作りの様子 中級編では、「実践に向けて」というテーマで、講座全体のまとめを行いました。 講師は里山クラブ可児のみなさんです。これまでの講座で学んだ里山整備の一連の作業 のおさらいとして、大岩周辺の景観整備を目的に、のこぎりやチェーンソーを使用して樹 木の伐採や枝払いなどを行いました。まずは道具の点検から始まり、伐採する樹木を選定 し、安全確認で声をかけ合いながらそれぞれ作業を行いました。伐採していくにつれて、 それまで無造作に生えていた樹木が整理され、景観的に美しくなりました。 チェーンソーで伐採する様子 大岩周辺を整備する様子 里山案内人講座の受講を終え、初級編、中 級編の受講者のみなさんへ、可児市から受講 証が授与されました。講座に参加して得た知 識、技術を活かし、より里山保全に関心を持 っていただき里山のイベントに積極的に参加 することや、里山保全団体に加入して活動す ることも期待されます。講座に参加して、み なさんから「楽しかった」 「満足している」と 言った感想をたくさん頂きました。初級編、 中級編のそれぞれ最後に記念撮影を行い、講 座は閉講しました。 初級編受講者のみなさん 記念植樹の様子 中級編受講者のみなさん
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