物理学実験全般について

験計画書を作成する。ノートに目的、測定表を記入する。実
験によって求める物理量を明らかにしておく。またA4 サイ
ズのグラフ用紙、関数電卓、定規、糊を用意する。
物理学実験全般について
1.物理学実験の目的
大学基礎課程の物理学実験として、種々の測定装置の取扱
いや実験技術の習得、ならびにデータ処理の方法について習
熟すること。
2.物理学実験の概要
物理学実験は全 15 回で構成される。
第 1 回:ガイダンス
第 2 回:物理測定と誤差 1(主に測定を行う。)
第 3 回:物理測定と誤差 2(結果を算出し、ノートをまとめ、
検印を受ける。)
第 4-14 回:重力加速度、表面張力、オシロスコープ、共振法、圧力
測定、熱の仕事当量、電圧計と電流計、ホール効果、
ダイオードとトランジスタの特性、微小変位
(第 9 回は測定を行わず、ノートを整理する日とする。
)
第 15 回:全ての実験題目についてノートをまとめ、それを提出する。
実験室は E1 棟 4A 教室である。入室したら、まず実験計画
書(後述)を提出すること。授業開始時刻から 10 分後に出
欠の確認が行われるので、実験場所について実験を開始する
こと。
(もしその時持場を離れていると、欠席扱いとなる。
)
実験は限られた回数しかないので欠席しない。4 回以上欠席
した者は単位が得られないので注意する。欠席した者は欠席
した実験回数分の補講を必ず受ける。補講は 3 回予定されて
いる。
(怪我、病気などの理由で欠席した場合は、学務係に
て申請する欠席届を提出し、かつ担当教員に補講の申請をす
ることを条件にそれ以上の回数の特別補講を行うことができ
る。
)
実験の当日に行うことは、実験計画書の提出、測定、ノー
トをまとめること、検印を受けることである。
次の授業に支障を来たさぬ為、授業終了時刻の 10 分前に
測定を終了すること。
(ただし、申し出があれば実験の継続
は可能。
)
③装置に触れる前に、教科書と実験机の上にある手引の内容
を必ず再確認する。もし実験中に装置が故障したら、即教員
に申し出る。もし実験で不明な点があるときは、教員に質問
する。測定終了後に、ノートをまとめて検印を受ける。
④行った全ての実験について検印を受け、検印の数が 11 あ
ることを確認後、ノートを提出する。
(JABEE 資料として保存
されるためにノートの返却はない。
)不足がある者は後日呼
出があるので、ノート提出後の 1 週間、ウェブページと掲示
に注意すること。
4.実験室利用のきまり
●実験室での飲食は禁止。
● 実験で割り当てられた器具は丁寧に取り扱う。
● 実験終了後、床のはき掃除をする。
●実験室においてある手引き、書籍類や備品を持ち出さない。
5.成績評価について
5.1 評価の基準
シラバスの学習の到達目標の達成度によって評価される。
(ⅰ)全て(11 題目)の実験に出席し、それらの検印を受け、
かつ実験ノートを提出することにより 40 点を割り当てる。
更に、
(ⅱ)実験の目的・原理・測定の概要・計算過程(デ
ータ処理の方法を含む)
・考察・課題問題について、個別の
実験題目ごとに質疑応答を行い、全般的理解について評価を
行う。評価基準は以下の 5 段階である。
表 1 評価基準
項 目
(1)
(2)
(3)
(4)
3.実験の具体的な進め方
①次回に行う実験の題目を割当表で確認する
②実験の予習をする
③実験を行う
(①~③を複数回繰り返す)
④ノートの提出
⑤物理学実験の終了
■①~⑤の説明と注意点
①実験割当を確認して、次回に行う実験題目の確認をする。
実験割当表の見方。自分の名前を右へたどると番号が並んで
いる。番号は授業回数(第 1-第 15 回)を意味しており、ガ
イダンスは第 1 回である。番号を上にたどると、行う実験題
目が分かる。なお、実験割当表はウェブサイトで確認できる。
②授業の予習は毎回 1 時間以上を必要とする。まず教科書と
手引き(ウェブサイトからダウンロード可)をよく読む。実
(5)
評 価 内 容
実験計画書を提出した。
(1)に加え、目的・原理・測定の概要・計算過程
について、文章や口頭による説明ができ、測定デ
ータから妥当な結果を算出した。
(2)に加え、有効数字を適切に取り扱った
(3)に加え、科学的根拠に基づき客観的に考察を
述べることができた。
(4)に加え、課題問題を解いた。
得 点
1
2
3
4
5
(ⅰ)と(ⅱ)の合算により総得点(百点満点)を計算する。
5.2 採点の方法
少なくとも、表 1 の項目(4)が完了していることを確認し
てからノートの検印にのぞむこと。検印を受ける時間帯は、
午前の授業の場合は 10:00-11:50、午後の授業の場合は
15:30-17:20 とする。実験の合間を見てなるべく空いてい
る時間帯に検印を受ける。
(共同実験者と同時に検印を受け
ることが望ましい。
)なお、検印を受けようとする題目について
検印を受ける時間帯の目安を次に示す。
(時間帯が該当する者の検印
が優先される。
)
(午前の授業)
共振法(10:00-10:09)
、ダイオード(10:10-10:19)
物理学実験全般について P.1
圧力測定(10:20-10:29)
、オシロスコープ(10:30-10:39)
微小変位(10:40-10:49)
、電圧計と電流計(10:50-10:59)
ホール効果(11:00-11:09)
、重力加速度(11:10-11:19)
熱の仕事当量(11:20-11:29)
、表面張力(11:30-11:39)
(午前の授業)
共振法(15:30-15:39)
、ダイオード(15:40-15:49)
圧力測定(15:50-15:59)
、オシロスコープ(16:00-16:09)
微小変位(16:10-16:19)
、電圧計と電流計(16:20-16:29)
ホール効果(16:30-16:39)
、重力加速度(16:40-16:49)
熱の仕事当量(16:50-16:59)
、表面張力(17:00-17:09)
<☑チェックリスト)>
□:グラフ用紙のサイズはA4。
□:グラフは、フリーハンドで描かない。直線は直線定規、
曲線は自在曲線定規や雲形定規で描く。
□:外枠より 3cm内側に、縦軸と横軸線を引く。
□:軸線に目盛を引くときには横軸よりも上、縦軸よりも
右に引く。
□:横には独立変数( x )
、縦には従属変数( f(x) )をとる。
□:横軸と縦軸のほぼ中央に物理量と単位を入れる。
□:特性は軸に対してほどよく収める。
□:複数の特性を比較する場合は縦軸のスケールを統一する。
□:測定点はテンプレートを使い○、△、□、等で表す。
□:パラメータの条件をいれる。
□:図の下に、図の通し番号とタイトルをいれる。
(専門科目の教科書の図を確認する。
)
検印では質疑応答が行われるので、実験内容の十分な理解が
必要である。行った実験についての検印は当日中に受けるこ
とが望ましい。検印が済んでいない者は授業終了時刻の 10
分前まで実験室に残って実験ノートをまとめること。もしそ
の時までに検印が完了しない場合には、次回以降に繰り延ば
すことになる。ただし、検印がひどく滞ることを防ぐため、
次のような措置を講じる。
2 週遅れは 1 点減点、3 週以上遅れは 2 点減点。
測定結果の善し悪しは成績評価とは無関係とする。但し、
良くない結果が得られた場合には原因をよく考察する必要が
ある。課題の解答は必須ではない。
縦軸と横軸は外枠から 3cm 内側に引く
外枠
検印が通らなかった場合について。一つの実験題目につい
て教員がノートを見る回数の上限は 2 回とする。
1 回目: 評価基準に従ってノートのチェックが行われる。も
し表 1 の(4)をクリアできないような不足や不備があれば、そ
れが指摘される。その時に実験ノートの項目番号の左に赤ペ
ンで印が付けられて採点がされずに返却される。
(例)
赤チェック→ ● 4.結果
縦軸の物理量を 90°回転
図の通し番号とタイトルを必ず入れる
2 回目:評価基準に従って採点される。
※ 第 2-8 回の実験については第 9 回の実験日までに検印を完
了する。また第 10-14 回の実験については第 15 回の実験日ま
でに検印を完了する。質疑応答を経ず、最後にまとめてノート
を提出する者は評価が著しく悪くなるので注意すること。
<オフィスアワー>(※シラバスで授業担当教員を確認すること。
)
高 橋 東 之 : 水 曜 日 、 16:30-18:00 : E2 棟 504 :
[email protected]
6.2 ノートについて
●ノートはA4 判の糸で綴じられたものを使用する。それ以
外は受理されない。表紙に太字油性マジックを用いて大きな
文字で所属学科、学籍番号および名前を3段で記入すること。
● 記録は鉛筆またはボールペンを使用する。
● 一度測定したデータは消さない。書き間違いは修正して
よい。2 行くらい間隔をあけてデータを記録すると、後から
追加のデータを記入することができて便利である。データを
訂正する場合は横二本線で訂正する。新規に測定を行う際に
は新しくデータ表を作る。
<例>
伊多波正徳 (実験の全般的なことについて):火曜日、
16:00-17:30:S1 棟 101:[email protected]
2 行ほど空
ける
6.グラフとノートの作成について
6.1 グラフについて
目盛線は軸よりも内側
グラフの作成後、次の全ての項目を満足していることを確認する。
物理学実験全般について P.2
表 2 棒の直径の測定
測定回数(回) 直径(mm)
1
1.001
2
1.001
1.000
●新たな実験題目は左ページの初めから記入を始める。
●整然と、かつ他人が判読可能な程度丁寧に記入し、改めて
清書しない。もしノートを忘れたときには、レポート用紙に
データを表形式で記録してそれをノートに糊付けする。
●手計算や memo などは右ページに書き、余白が残ってもそ
れ以外の用途には使わない。グラフや計算用紙は右ページ上
の部分で糊付けする。紙をめくれば下の memo や計算が見え
るようにする。
●計算は式に数値を代入したところまで書き込み、他人が計
算過程を確認できるように記入する。
<左ページ>
<右ページ>
第 2 回 題目:物理測定と誤差 (もし第 2,3 回目が同じ実験ならば、第 2、3 回とする。
)
2014/ 4/15
気温 18 ℃ 気圧 1013 hPa、湿度 60 %
(もし第 2,3 回目が同じ実験ならば、この部分に第 3 回目の実験日と気象条件をかく。
)
×××グラフや計算用紙はこの位置に糊づけする×××
(めくると、下の内容が確認できる)
共同実験者:日本 太郎
計算とメモ
1. 目的
実験の目的を 3 行くらいで明確に示す。求める物理量を明示する。
①物理量を求めるための式を書く。
②具体的に数値を代入した式を書く。
2. 原理
教科書の丸写しをせず、ノート 1 頁くらいにまとめる。実験計画書をこの部分に糊付けす
③最後に、単位を忘れずに、計算結果を書く。
る。ノートからはみ出ないように、適宜折ること。
[例]立方体の体積の計算
V=ABC
3. 測定データ
=10.0(m)×10.1(m)×10.3(m)
下の(a)-(d)を書く。
=1.04×103(m3)
表 1 棒の直径の測定
←(a) 表の上に表の通し番号とタイトルを書く
←(b)物理量とその単位を書く
※ 式に数値を代入する際、なるべく MKS 単位にそろえて
1.001
←(c)数値だけ(単位は入れない)で記入する
から計算する。また計算スペースが足りなければ、別紙に
1.000
←(d)必要な罫線(縦線、物理量と
書いて、このページに重ねて糊付けする。
測定回数(回)
直径(mm)
1
2
データを分ける線)をかく
4. 結果
求めた物理量を簡潔に示す。条件や単位も示す。結果が 1 つであれば 1 行で、結果が複数
であれば表にまとめる。
結果の有効桁数は測定したデータの桁数によって決
5. 考察
まる。文献のデータの桁数に合わせる必要はない。
主語と述語をきちんと対応させる。書く内容の例を次に挙げる。
Ⅰ)実験によって得られた結果と比較の基準となる理科年表や物理定数表のデータ等を具体
的数値で挙げて、両者を定量的に(具体的数値で)比較する。 Ⅱ)グラフについて述べる:
10
ればそれについての説明。 Ⅲ)結果に対する誤差の評価。 Ⅳ)関連する工学的応用の例
を文献で調べる。 Ⅴ)他の方法との比較: それぞれの方法のメリットとデメリットを挙
げ、比較する。 Ⅵ)その他。 また、引用した文献は著者、文献名および出版元を記すこ
E(mV)
グラフ上のデータが現象を支配する式を満足しているか否か、また特異なデータの存在があ
5
と。
[例 1]
文献[1]によると真鍮の密度は 8.5-8.7g/cm3 であるので、真鍮の密度は 8.6g/cm3 を基準として採用する。
0
0
3
本実験によって得られた真鍮の密度は 8.43g/cm である。両者の比をとると 0.98 であり、本実験によって得
られた真鍮の密度は文献の値とほぼ一致した。…
2
4
6
t(deg)
8
10
図1 tに対するE
[例 2]
図 1 に t に対する E の対応を示す。原理で述べた式は 2 次式であるが、図 1 は 2 次の曲線ではなく、1 次
の直線のように見える。最小 2 乗法によって 1 次と 2 次の係数を評価すると、 E
 1.1t  0.01t 2 となっ
測定データが現象を支配する式と一致している
た。2 次の係数が小さいため、特性は 1 次の直線に近くなっている。…。
か否かについて述べる。もし一致していれば、
[例 3]
「得られた特性は原理式と同様であった。
」の様
t = 4.0deg のとき E = 3.0mV であり、このデータは特性の傾向からわずかに外れている。これは熱量計内
の水の撹拌の頻度の影響、つまり...。
に述べる。
特性上に乗らない特異なデータについては、そ
文献 (←最後に文献の項目を設けて引用元を明らかにする)
1)著者名、本のタイトル、出版社名、発行年。
2)国立天文台編、理科年表、丸善、2014 年。
※ 様々な表現がある。専門科目の教科書や学会の投稿規程を参考にする。
物理学実験全般について P.3
の場所を具体的にあげて、その原因を考察して述
べる。
●考察についての補足
考察では実験の各過程(例えば目的、原理、結果)での妥
当や不適当について検討する。物理学実験のように教科書に
従って実験を行う場合には、目的と原理については検討の余
地があまり無いので、主にデータや結果について考察するこ
とになる。考察では自分の考えを主観的ではなく客観的に述
べる。考察でよく使われる技術は「定量的に捉える」
、
「比較
する」
、
「分類して考える」
、
「関係性・法則を探る」
、
「見る角
度を変えて捉える」などである。
主観: 当人の直観や推論に頼る傾向が強く、一定の基準や当人
以外の人にもそう認められる事実の裏付けを欠く様子。
客観: 見方が公正で考え方が論理的であり多くの人に理解、納
得される様子。
●考察は
3 つ以上の項目について述べ、それぞれの項目は 5 行
以上であること。一つの項目について説明するためには、5 行
くらいは必要となる。短すぎる文章は相手に対し正確に情報を
伝えることが難しい。
●一つの文章は長くても 3 行程度にとどめておく。長過ぎる文
章は読んでいる途中で内容を見失いがちになる。
●考察に物理量を書く時には単位もきちんと書く。
(例: ヤング率 E は 10.06×1011 N/m2 である。
)
●数値の有効桁数を適切に表示する。よく見られるのは結果
の有効数字を文献のデータの桁数に合わせて示すことである。
これは間違いである。実験結果の有効桁数は測定したデータ
の精度によって決まる。文献のデータも同様である。従って
両者の桁数が一致しないことの方が多い。また比をとった時
の有効桁数も適切に扱う。
出来る限り誤差の範囲を狭めるべきである。何れの誤差の可
能性が考えられるのか、その理由を客観的に説明しなければ
ならない。相対誤差を計算すれば、結果が測定精度の範囲内
にあるか否かについて述べることができる。もし結果がその
範囲に収まれば、測定精度の範囲内で測定できたことになる。
もし結果がその範囲外であれば、測定精度の他に誤差の原因
が存在することになる。
▲単なる思いつきを述べている。良い結果が得られなかった
場合、その原因のいくつかが頭に浮かんでくるが、それらが
客観的に説明できなければ考察に書くことはできない。根拠
は(できる限り)数値や式などによって具体的に示す。
7.その他
●実験は基本的に名簿順に 2 人 1 組となり行う。もし授業開
始時刻から 10 分過ぎても共同実験者が来ていない場合には、
2 人または 3 人の組を作り実験を始める。
(1 人で実験できる
と判断した場合については1人で行ってよい。
)
●機械工学科の班分けは次のとおり。(もし不都合があれば、申し出る)
A 班(火曜日)
: xxT1001x - xxT1050x
B 班(水曜日)
: xxT1051x - (再履修者含む)
●物理学実験のウェブサイト
配布資料、参考資料や実験室の机の上においてある手引き
などをダウンロードできる。実験題目毎にページがあるので、
それを見て予習すること。アドレスは次のとおり。
http://bj.base.ibaraki.ac.jp/index.html
(実験机の上の手引きは持ち帰らないこと。
)
●実験計画書
実験を始める前に必ず実験計画書を提出すること。それは出欠確
認後に回収され、授業時間内に返却される。手書きとし、A4 サイズ
<< よく見受けられる、考察ではない例 >>
▲感想を述べている。
「内容が良く分からなかった。
」
、
「面白
かった。
」
、
「難しかった。
」
、
「時間が無かった。
」など。文章
の最後の述語をみれば、内容が直ぐに分かるので、この様な
表現は使わない。また教科書どおりに実験を行えば精密な結
果を得られるため、
「成功した。
」の様な表現も必要ないと思
われる。
1 枚にまとめること。上部に次を記入する。
実験日、実験題目、学籍番号、氏名。
その下に実験の原理を文章、式および図でまとめる。もし用紙に余
白があれば、題目に関連する内容についてもまとめる。
(実験計画書
を作成する時間は約 60 分を目安にする。
)
実験計画書の返却後にノートの左ページの原理の箇所に糊付けする。
(糊付けの際には用紙の上部にのりをつけて貼り、ノートからはみ
▲妥当な結果が出なかった場合において、それを誤差の一言
で説明している。誤差は凡そ次のように分類される。
出たところは適宜用紙を折りこむ。
ⅰ)系統誤差
a)器械的誤差(測定器の不完全、使用法の誤りによるもの)
b)個人誤差 (観測者の癖によるもの)
c)理論誤差 (理論の誤り、省略によるもの)
ⅱ)過失誤差 (不注意による測定間違い)
ⅲ)偶然誤差 (観測者の支配しえない環境の微細な変化などに
より、偶然に、しかも必ず起きる原因不明の誤差)
物理学実験全般について P.4