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コンピュータによる統計分析
2014 年度 美添泰人
9/ 9 : 講義の紹介,基礎知識
講義概要・講義計画案の配布
(1) 講義予定・参考文献紹介
(2) 履修上の注意事項
(3) データ分析の例(英語試験)
(4) 講義用 Web site の紹介 : URL http://www.yoshizoe-stat.jp からリンクを辿ればよい.今
後,講義用 Web site を利用して教材を提示する.
(5) 受講者のみが利用可能な教材のページ(パスワード)
(6) 教科書は,記述統計,確率分布,回帰分析について「統計入門」
(東大出版会)を利用する.推
測と仮説検定については「統計学基礎」(東京図書)の 4 章,5 章の内容を用いる.
(7) 基礎知識(高等学校程度の数学は必須)
(7-1)
∑ (総和の記号)
数値の組 {a1 , · · · , an } および {b1 , · · · , bn } について,総和の性質を学習する.
n
表記法
a1 + · · · + an = ∑ ai =
i=1
n
n
∑ a j = ∑ ak = ∑ ai
j=1
k
1
(7-2) HW(2) による練習
(7-3) 対数関数と指数関数;グラフ;経済データの例:y = Aert (成長率一定)という関係は対
数を取ると log y = log A + rt と直線になる.
(7-4) 自然対数の底 e (定義式,テーラー展開)の知識は数理統計学では必須であるが,この講
義では前提としない.
)
(
∞
1
1
1 n
1
=∑
= 1 + 1 + + + . . . = 2.71828
e = lim 1 +
n→∞
n
2! 3!
n=0 n!
)
(
∞
xn
x2 x 3
x n
=∑
ex = lim 1 +
= 1+x+ + +...
n→∞
n
2! 3!
n=0 n!
(8) 来週にかけての Reading Assignment : 統計入門 III.1 ∼ III.4.
(復習 : II.1 ∼ II.5)
今後,予習を前提として講義を進める.講義時間は,教科書の基本的な内容を踏まえて,疑問
点を解決し,新たな知識を身につけるため機会とする.
本日の内容
(1) 記述統計:度数分布
(2) 記述統計:ヒストグラム
(3) 記述統計:幹葉表示(幹葉図, stem-and-leaf display)
(4) 7 時限:コンピュータ実習室で Excel を利用したグラフ作成の課題「HW(1:DA) データ解析」
に取り組む(来週までの宿題)
コンピュータによる統計分析
2014 年度 美添泰人
9/ 9 : 記述統計:散布図とヒストグラム
範囲 : 統計入門 II.1 ∼ II.5
(1) 質的データと量的データ:統計入門 II.1,ips 第 1 章
(2) 質的変数の分析:分類,各種のグラフ:統計入門 II.5,ips 1.1
(3) 量的(連続形)変数の整理,度数分布:統計入門 II.3,ips 1.1-2
(4) 幹葉表示 (幹葉図,stem-and-leaf display) :放送大学「資料の整理」 p. 27–30,ips p. 14,32,61,
統計入門 p.20
(5) ヒストグラムの読み方,分布の形,変数の性格(身長と体重,所得,資産など)による分布形
の相違:統計入門 II.4,ips 1.1
(6) 累積度数分布,そのグラフとヒストグラムとの関係,連続変数と離散変数のグラフの違い:統
計入門 II.4,ips 1.1; p.41,資料の整理 p.33–35
(7) パーセント点 (percentile) など:統計入門 II.4,ips 1.1; p.41,資料の整理 p.33–35
(8) 練習:ips p.34, 35, 41
コンピュータによる演習
詳細は「データ解析課題の解説」を参照のこと.
教室:I-104 担当 TA: 八馬
(1) Excel に関する知識
(2) 経済統計に関する知識
内閣府「国民経済計算年報」から,雇用者報酬の四半期データ,民間最終消費支出,および国
民総所得(四半期,原系列,単位 10 億円)である.
なお,yw.csv と cons.csv とでは,時点を表す形式が少し違う.いずれも実際に利用されるデー
タの記述である.
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