項目 1 家庭学習の充実の工夫「HWP の取組」 B 中学校 取組の実際 (1) HWP(ホームワークプリント)とは 授業に役立つ(予習・復習ができる)ように、各教科の教員が作成した課題プリントであり、日々 の授業の取組と継続的な家庭学習に効果が出せることをねらいとした。 ① 目的 ・基礎学力の定着 ・家庭学習の習慣化 ・教員(担任、教科担当)による生徒の学習習慣の把握及 び支援 ② 方法 ・国語、社会、数学、理科、英語の 5 教科を曜日ごとに 割り当てて実施する。 (1 日 1 枚 1 教科) HWP(国語)の 1 回分 ・職員室の横に HWP を入れる HWB(ホームワークボックス)を設置し、担当の係が帰りの会 で配布する。 ・家庭でそのプリントを学習し、翌日登校したら(8:25 までに)係に提出する。 ・担任が提出をチェックし、教科担当教師が評価、点検をし HWB に入れる。 ・帰りの会に係がチェック済みの HWP を全員に返却する。 ・各自がファイルに綴じて教室に保管する。 ・忘れた者、やっていない者は昼休みや放課後に行い提出する。(手が着かない生徒へは昼休み 等に副担任が個別に指導する。 ) (2) 取組の留意点 ① プリントの形式 ・15 分~30 分程度で取り組める課題を A4 版 1 枚で作成する。 ・各教科の基礎基本に当たる課題とし、定期テスト等で定着度を確認する。 ・プリントには担任と各教科担当者のチェック欄を設ける。(評価、見届け) ② 保護者への協力 ・HWL(家庭学習リーフレット)を作成し、4 月の全校保護者会で説明し 協力を依頼する。 ※HWL の内容 家庭学習時間の目安、基本的生活習慣の確認、目標及び家庭学習計画表 家庭学習のポイント、各教科の家庭学習の手引き(何のためにその教科 を学習するのか、その教科の学習方法について) 2 成果 ○継続的な取組により、生徒個々の学習到達度がより細かく確認でき、基礎 学力が不足している生徒への支援ができた。 ○アンケート結果から 4月 12 月 … 44.4% → 59.0% ・家で自分で計画を立てて勉強をしている。 … 48.5% → 54.2% ・家で苦手な教科の勉強している。 HWL(国語)
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