柔道整復師に対する行政措置について(PDF:108KB);pdf

発表日 平成27年3月26日
照会先 九州厚生局鹿児島事務所
(電話番号 099-201-5801)
報道関係者
各位
柔道整復師に対する行政措置について
柔道整復師の施術に係る療養費について、九州厚生局及び鹿児島県との共同による
監査を実施した結果、不正な請求を行っていた柔道整復師に対し、下記のとおり柔道
整復施術療養費(以下「療養費」という。)の受領委任の取扱いの中止相当としまし
たのでお知らせします。
記
1 受領委任の取扱いの中止相当となる柔道整復師
(1)氏
名
宇野 仁一(うの じんいち)63歳
施術所名称
南州接骨院
施術所所在地
鹿児島県肝属郡南大隅町佐多馬籠867-3
開設者氏名
宇野 仁一
(2)氏
名
施術所名称
施術所所在地
開設者氏名
宇野 仁一(うの じんいち)63歳
南州接骨院郡分院
鹿児島県肝属郡南大隅町佐多郡1522
宇野 仁一
※当該柔道整復師は、平成 25 年 7 月 31 日付で受領委任の取扱いを辞退して
いることから中止相当としている。
2
受領委任の取扱いの中止相当年月日
平成27年3月24日
(当該柔道整復師は、以後、原則として5年間は療養費の受領委任の取扱いがで
きない。)
3
受領委任の取扱いを中止相当とする根拠となる規定
柔道整復師の施術に係る療養費について
(平成 22 年 5 月 24 日付け保発第 0524 第 2 号厚生労働省保険局長通知)
【参考】
※「柔道整復施術療養費の受領委任の取扱い」とは
施術を受けた患者は、要した費用のうち一部負担金のみを柔道整復師に支払
い、残りの費用は、患者から療養費の受領の委任を受けた柔道整復師が、保険
者に請求できる取扱いのことです。
※「受領委任の取扱いの中止相当」とは
本来であれば中止措置とすべきであるが、既に受領委任の取扱いを辞退して
おり受領委任の取扱いの中止ができないため、中止となった場合と同等の措置
(原則として5年間は受領委任の取扱いを認めない。)を行うものです。
4 監査を行うに至った経緯等
(1)九州厚生局鹿児島事務所に対し、宇野柔整師が療養費の不正請求を行っている
疑いがあるとの情報提供があった。
(2)その後、宇野柔整師は、療養費の不正受給の疑いで逮捕・起訴され、公判にお
いて不正請求の事実を認めたことから、懲役 3 年、執行猶予 5 年と 100 万円の追
徴を言い渡された。(当該判決は確定済)
(3)これらのことから、療養費の請求内容等について分析を行ったところ、療養費
の不正請求が著しく疑われたため監査を実施した。
5 受領委任の取扱いの中止相当に至った主な理由
(1)全く柔道整復に係る施術を行っていない月に施術を行ったとして療養費を不正
に請求していた。(架空請求)
(2)柔道整復に係る施術を行っていない日に施術を行ったとして療養費を不正に請
求していた。(付増請求)
6 監査において確認した不正請求額
(1)南州接骨院
平成20年12月から平成25年5月までの施術分
7名分
金額 830,848円
(2)南州接骨院郡分院
平成23年10月から平成25年2月までの施術分
1名分
金額
71,365円
(注)上記の件数及び金額は監査で確認したもののみを計上しており、最終的な不
正の件数及び金額は、現時点では確定していない。