1 / 24 2015 年 1 月 IncrediBuild インストールガイド 目次 ※初めて IncrediBuild をご利用のユーザー様は、1: IncrediBuild 動作環境 からご覧ください。 1: IncrediBuild 動作環境・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 2: インストール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 - サーバー側のインストール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 - クライアント側のインストール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 - アンインストール及び再インストール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 - コマンドラインからのインストール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 - ライセンスファイルのインストール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 - Microsoft Visual Studio の統合について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20 3: 各製品ライセンスのご紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21 4: 未対応・未実装機能に関するお知らせ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23 5: 注意事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24 2 / 24 1.IncrediBuild 動作環境 【対応 OS】 Windows 8.1 Windows 8 Windows 7 Windows Vista Windows XP Windows Server 2012 Windows Server 2008 Windows Server 2003 32-bit、64-bit、全てのバージョン、に対応 ※ .Net Framework 4.5 では、Windows XP、Windows Server 2003 をサポートしておりません。Visual Studio のビルドを行う際、.Net Framework 4.5 がインストールされていると、これらの Agent に対 しては分散対象になりません。 【対応 IDE】 Microsoft Visual Studio 2013 Microsoft Visual Studio 2012 Microsoft Visual Studio 2010 Microsoft Visual Studio 2008 Microsoft Visual Studio 2005 Microsoft Visual Studio .NET 2003 Microsoft Visual Studio .NET (2002) Microsoft Visual Studio 6.0 Microdoft eMbedded Visual C++ 4.0 全てのバージョン、に対応 (Helper Agent もしくは Coordinator のインストールには必要ありません) Additional supported compilers include: MS Xbox One XDK MS Xbox 360 XDK Sony PlayStation 4 Intel C++ Compiler for Windows MS eMbedded Visual C++ 4.0 【CPU】 Pentium 400MHz 相当以上 Pentium IV 2.1Ghz 以上を推奨 【メモリ】 64MB RAM 以上 512MB RAM 以上を推奨 【ネットワーク】 TCP/IP ベースイーサネットカード 100Mbps 以上の TCP/IP イーサネット 3 / 24 2.インストール IncrediBuild のインストールについて説明します。 2015年1月09日 現在、最新の正式リリースバージョンはIncrediBuild v6.0 (build1580)です。 http://xoreax.co.jp/support/download/ サーバー側のインストール まず最初に、Coordinator をインストールします。 ネットワーク環境上に1台(Backup Coordinator を導入する際は計 2 台)インストールします。 1. Setup を起動します。 Install IncrediBuild を選択し、Next。 ※ Create Autmated Installer はコマンドラインからインストールする際に必要となる、IBSetupConsole を 生成します。詳細についてはコマンドラインからのインストールをご参照下さい 4 / 24 2. ライセンス条項に合意いただける場合、Next。合意いただけない場合は本ソフトウェアのご利用ができません。 5 / 24 3. IncrediBuild Coordinator を選択し、Next。 ※ Agent を Coordinator と同じコンピュータにインストールする場合は IncrediBuild Agent にもチェック。 IncrediBuild Backup Coordinator は通常使用する Coordinator にトラブルが発生した際にそれまで行って いた処理を自動的に引き継ぐものです。(インストールは必須ではありません) ネットワーク環境上に Coordinator が既にインストールされている場合に、別のコンピュータにインストール する事が出来ます。 6 / 24 4. IncrediBuild をインストールするフォルダを選択、環境変数にチェックを入れて Next。 5. Coordinator のポートを設定。デフォルトでは 31104 が Coordinator サービスとなっております。特に変更が ない限りはこのままで Next。31104 の為にポートをあけます。 7 / 24 6. Next。 7. Finish を押して完了。 Display release notes にチェックを入れると、インストール後にバージョンヒストリーをご覧になれます。 8 / 24 クライアント側のインストール 次に、Agent をインストールします。 分散処理を担当するコンピュータ全てにインストールします。 1. Setup を起動します。 Install Additional Components を選択し、Next。 (※ Coordinator がインストールされていないコンピュータ上では、Install IncrediBuild と表示されます) 9 / 24 2. ライセンス条項に合意いただける場合、Next。合意いただけない場合は本ソフトウェアのご利用ができません。 3. IncrediBuild Agent を選択し、Next。 10 / 24 4. Coordinator をインストールしたコンピュータの名前かもしくは IP アドレスを入力(このコンピュータ上であれ ば何も入力する必要はありません)。 Coordinator に設定したポート番号を入力。 11 / 24 6. Agent のポートを設定。 デフォルトでは 31105 が Agent サービス、及び、31106 が Helper サービスとなっており、これに Multiple CPU/Core Extension 適用時には 31107 以降が割り当てられる様になっています。ファイアーウォールを設定し ている場合、31104 の為にポートをあけて下さい。 設定の必要がない場合は、このまま Next。 12 / 24 7. CPU コアを認識させる方法をプルダウンメニューから選択します。 論理コアの数を考慮せず、物理コアの数で選択して下さい(例: 4 コア 8 ハイパースレッディング CPU であれば、 Single CPU, 8 Core, No Hyperthreading を選択して下さい)。 File Cache のサイズはデフォルトでは 4GB となっております。 特に変更がなければ、このまま Next。 Visual Studio がコンピュータにインストールされている場合は、アドインを Visual Studio に追加する事が 出来ます。また、インストール後の Agent Settings でも設定する事が出来ます。 13 / 24 8. Next。 9. Finish を押して完了。 14 / 24 アンインストール及び再インストール Setup を起動して行います。 アンインストール: Uninstall IncrediBuild を選択し、Next。 再インストール: Repair Installation を選択し、Next。 Create Automated Installer は、IBSetupConsole を生成します。 15 / 24 コマンドラインからのインストール (コマンドラインからのインストールは非推奨です! 必要な場合にのみご利用下さい) Setup からのインストールを行わず、コマンドラインからインストールを行う事も出来ます。 コマンドラインからのインストールには、IBSetupConsole.exe が必要です(Setup から生成)。 IBSetupConsole の各コマンドは以下の通りです。 例: IBSetupConsole.exe /Install /Components=Agent /Coordinator={COORDINATORNAME} [General Options] [Agent Options] Usage: IBSetupConsole /install [options] [@<command filename>] IBSetupConsole /repair IBSetupConsole /update IBSetupConsole /uninstall General Options [Default]: @<command filename> Specify an external option file /COMPONENTS=[Agent],[Coordinator] Select components to install /INSTALLDIR=<directory> Override default install folder /ADDTOPATH=[ON|OFF] Add install folder to PATH variable /COORDINATOR=<address>[:<port>] Coordinator’s network name (or IP) and port [Agent] [ON] (if installing Agent or Backup Coordinator) Agent Options [Default]: /AGENT:OPENFIREWALL=[ON|OFF] Open Agent ports in Windows Firewall [ON] /AGENT:AUTOSELECTPORTS=[ON|OFF] Automatically select Agent’s ports [OFF] /AGENT:INSTALLADDINS=[ON|OFF] Install IncrediBuild IDE integration [ON] /AGENT:SERVICEPORT=<port> Agent’s primary TCP/IP port number [31105] /AGENT:HELPERPORT=<port> Agent’s secondary TCP/IP port number [31106] /AGENT:FILECACHE=<MB> Max, size for file cache (in MB) /AGENT:DESCRIPTION=<description> Optional description string /AGENT:MAXCPUS=(n) Global max. CPUs/Cores in build setting [4096] [0] Coordinator Options [Default]: /COORD:OPENFIREWALL=[ON|OFF] Open Coord. Port in Windows Firewall /COORD:SERVICEPORT=<port> Coordinator’s TCP/IP port number /COORD:BACKUP Install a Backup Coordinator [ON] [31104] 16 / 24 ライセンスファイルのインストール 1. Coordinator がインストールされている PC 上で、 IncrediBuild Tray Icon を右クリックし、 Coordinator Monitor を開きます。 17 / 24 2. Coordinator Monitor を開くとこの様な画面が出ます。 3. タブの View -> Settings… を開きます。 18 / 24 4. License -> General を開きます。 19 / 24 5. Load License File... をクリック -> ライセンスファイルを読み込みます。 OK を押してライセンスファイルをインストールします。 ※ ライセンスファイルの登録は管理者権限で行う必要がございます。 ※ IncrediBuild インストールディレクトリ -> CoordMonitor.exe を右クリック -> 管理者権限で実行します。 ※ ライセンスファイルが既に Coordinator 上に登録されている場合、必ず、ライセンスファイルをアンロードし てから新しいライセンスファイルを登録する様にして下さい。 20 / 24 Microsoft Visual Studio の統合について IncrediBuild をインストールすると、IncrediBuild ツールバーとメニューは Microsoft Visual Studio 開発環境 のメニューバーに表示されます。そして、IncrediBuild による分散ビルド、リビルド、インクリメンタルビル ド、バッチビルドの機能を使用する事が出来ます。ビルドの進捗と結果はビルドモニター(Visual Studio の標準 出力ウィンドウを改良したもの)に表示されます。 【使用方法】 IncrediBuild の Agent Packages をインストール後、IncrediBuild Tray Icon を右クリックしていただき、 Agent Settings -> Visual Studio Add-In -> General にて、現在ご使用になられている Visual Studio のチェ ックボックスにチェックを入れます。その後、Visual Studio IDE を起動し IncrediBuild の Visual Studio add-on メニューからビルドを実行して下さい。コマンドラインからビルドを実行する際は、BuildConsole を 使用します。詳細につきましては Agent Settings -> Help -> Search にて BuildConsole で検索して下さい。 【使用条件】 ・Microsoft Visual Studio がインストールされている必要があります。 ・IncrediBuild for Visual Studio が適用されている必要があります。 【対応バージョン】 Microsoft Visual Studio 2013 Microsoft Visual Studio 2012 Microsoft Visual Studio 2010 Microsoft Visual Studio 2008 Microsoft Visual Studio 2005 Microsoft Visual Studio .NET 2003 Microsoft Visual Studio .NET (2002) Microsoft Visual Studio 6.0 Microdoft eMbedded Visual C++ 4.0 【対応言語】 C/C++ C# ※ Microsoft Visual Studio は Microsoft 社の製品です。 ※ IncrediBuild for Visual Studio は、Microsoft Visual Studio に IncrediBuild によって追加された機能の使用 を許可するものであり、Microsoft Visual Studio の使用を許可するものではありません。 ※ .Net Framework 4.5 では、Windows XP、Windows Server 2003 をサポートしておりません。Visual Studio のビルドを行う際、.Net Framework 4.5 がインストールされていると、これらの Agent に対しては分散対象 になりません。 21 / 24 8. 各製品ライセンスのご紹介 IncrediBuild Coordinator 価格: 無償 基本製品です(サーバモジュール)。 IncrediBuild Agent が投入した分散処理のジョブを一括管理します。分散処理のジョブを実行する Agent への割 り当てを行います。分散環境に 1 つ必要です。 Agent Packages IncrediBuild Agent が投入した分散処理のジョブを分散コンピューティングリソースで実行できます。ジョブを 投入するには、Option Packages が必要です。分散処理を行う PC に 1 つ必ず必要です。CPU コア毎に下記の Agent Packages をご用意しております。下記からお選び下さい。 IB204: Agent + Up to 4 cores 価格: 87,000 円(税抜) 基本製品です(クライアントモジュール)。 1 台あたりのロジカルプロセッサ(仮想スレッド含む)を 4 コアまで使用するパッケージです。 (例: CPU コアを 4 コア持つ PC が 10 台あった場合、Agent + Up to 4 cores が 10 必要となります) IB208: Agent + Up to 8 cores 価格: 109,000 円(税抜) 基本製品です(クライアントモジュール)。 1 台あたりのロジカルプロセッサ(仮想スレッド含む)を 8 コアまで使用するパッケージです。 (例: CPU コアを 8 コア持つ PC が 10 台あった場合、Agent + Up to 8 cores が 10 必要となります) IB216: Agent + Up to 16 cores 価格: 131,000 円(税抜) 基本製品です(クライアントモジュール)。 1 台あたりのロジカルプロセッサ(仮想スレッド含む)を 16 コアまで使用するパッケージです。 (例: CPU コアを 16 コア持つ PC が 10 台あった場合、Agent + Up to 16 cores が 10 必要となります) IB232: Agent + Up to 32 cores 価格: 153,000 円(税抜) 基本製品です(クライアントモジュール)。 1 台あたりのロジカルプロセッサ(仮想スレッド含む)を 32 コアまで使用するパッケージです。 (例: CPU コアを 32 コア持つ PC が 10 台あった場合、Agent + Up to 32 cores が 10 必要となります) IB264: Agent + Up to 64 cores 価格: 219,000 円(税抜) 基本製品です(クライアントモジュール)。 1 台あたりのロジカルプロセッサ(仮想スレッド含む)を 64 コアまで使用するパッケージです。 (例: CPU コアを 64 コア持つ PC が 10 台あった場合、Agent + Up to 64 cores が 10 必要となります) 22 / 24 Option Packages ジョブを投入する為の、インターフェースです。分散要求を発行する PC に必要です。用途別に下記の Option Packages をご用意しております。下記からお選び下さい。 IB301: IncrediBuild for Visual Studio (年間レンタル/1 年更新) 価格: 19,800 円(税抜) オプション製品です。 Microsoft Visual Studio から分散コンパイルを実行できます。Agent Packages が必要です。 IB302: IncrediBuild for Make & Build Tools (年間レンタル/1 年更新) 価格: 19,800 円(税抜) オプション製品です。 Make 及びビルドツールの為のビルドを高速化します。Agent Packages が必要です。 IB303: IncrediBuild for Dev Tools (年間レンタル/1 年更新) 価格: 25,200 円(税抜) オプション製品です。 開発過程で使用する開発ツールのランタイムを高速化します。Agent Packages が必要です。 IB310: IncrediBuild for C# (年間レンタル/1 年更新) 価格: 15,000 円(税抜) オプション製品です。 Microsoft Visual Studio(2010 以降) の C# のビルドを高速化します。Agent Packages が必要です。 ※ 本価格は、予告なく変更する事があります。 23 / 24 4. 未対応・未実装機能に関するお知らせ: ・Visual Studio 6.0 でプロジェクトファイル名とプロジェクト名が異なる場合にビルドエラーとなる場合があります。 → 回避方法がない為、プロジェクトファイル名とプロジェクト名は同一にしていただく様にお願い致します。 ・msdev コマンドのオプション、 all を BuildConsole コマンドに引き渡す事が出来ません。 → 回避方法がない為、msdev コマンドの all を BuildConsole コマンドで使用しない様にお願いいたします。 ・Visual Studio 2010 以降、BuildMonitor の Projects タブに表示される Project の Progress は機能しません。 → Visual Studio の仕様変更により対応する事が出来なくなりました。 ・Visual Studio の PDB の容量が 4GB を超えると LNK1318 が発生します。 → IncrediBuild の仕様により、プロジェクト毎に複数の PDB を生成します。Visual Studio の mspdbsrv は 32bit アプリケーションである為、アプリケーションのリンクに使用するライブラリの PDB の容量が 4GB を 超えると対応できません。Agent Settings -> PDB File Allocation で設定できる PDB の生成数に制限を加 える事によって回避する事が出来ます。 ・IncrediBuild のライセンス適用を行う際、パッケージの割り当て情報が消失してしまう事があります。 → CPU コア情報を維持出来ず消失する事が御座います。バージョン更新時、Coordinator サービス停止時に 消失します。パッケージの割り当て情報の消失を防ぐ為、事前に情報のメモを記録しておいてから、バージョ ンの更新等を行って下さい。 ・IncrediBuild はセキュリティソフトが動作している状態だとエラーを起こす事があります。 → SEP(Symantec Endpoint Protection)、Anti-Virus、等のセキュリティソフトを動作した状態で IncrediBuild の プロセスが起動された場合、セキュリティソフトと IncrediBuild のプロセスの衝突が発生しビルドエラーを引 き起こす事があります。これは、セキュリティソフトがプロセスにフックしてからウィルス検査走査を行う仕様 から、IncrediBuild も同 様にプ ロセスにフックしてから分散を行う仕様になっている事に起因します。 IncrediBuild を使用される際は、セキュリティソフトは Disable にしていただく事を推奨しておりますが、難し い場合、セキュリティソフト側の設定で IncrediBuild インストールフォルダ内の全てのフォルダ及びファイル を検査対象から外して頂きますようお願いいたします。 例: SEP(Symantec Endpoint Protection) の設定 設定の変更 -> 例外 -> オプションの設定 -> 追加 -> SONAR 例外 -> フォルダ -> IncrediBuild イン ストールフォルダ を選択 -> OK その他、バグフィクス情報に関しましては弊社 web サイトをご参照下さい。 http://xoreax.co.jp/support/versionhistory/ 24 / 24 5.注意事項: ・IncreduBuild を使用する際は、アプリケーションを管理者権限で起動する様にして下さい。(例: Visual Studio シ ョートカットを右クリック -> 管理者として実行) ・Visual Studio 上で設定を変更(Include パス/Library パスの変更等)された際は、Visual Studio を一度再起動して下 さい。 ・Visual Studio を使用するビルドでは、プロジェクト毎に中間フォルダを分けて使用する事を推奨します。 ・日本語や空白スペースを含むパスは IncrediBuild では推奨しません。パスに日本語や空白スペースを含まない様にし て下さい。(例: Windows XP における、環境変数 Temp は空白スペースを含むため、C:Temp 等に置き換える事 を推奨します) ・IncrediBuild インストールディレクトリに存在するツールと同じ名前のツールは推奨しません。ツール名を変更して 下さい。 ・%Temp%フォルダに存在するファイルを分散する事は出来ません。別のフォルダへ配置して下さい。 ・通常の Visual Studio ではなく、Visual Studio Integration をご使用される際は、場合によってはサポート対応出来 ない事もございます。予めご了承下さい。 ・カスタムコンパイラをご使用される際は、場合によってはサポート対応出来ない事もございます。予めご了承下さい。 ・古い OS(NT や 2000 等)は既にサポートを終了しております。 ・OS のサービスパックは常に最新のサービスパックを適用して下さい。 ・Visual Studio のサービスパックは常に最新のサービスパックを適用して下さい。 ・IncrediBuild v5.0 以降、ライセンスファイルの更新の際、既に登録されているライセンスファイルをアンロードし てから新しいライセンスファイルを登録する事が必須となりました。アンロードせずに、他の PC で新しいライセン スファイルを登録してしまった場合、ライセンスファイルの二重登録として検知されてしまうのでご注意下さい。 ・リンクエラー、LNK1104 が発生する場合、Visual Studio のプロパティシート上で追加の依存ファイルフィールド、 プロジェクトの依存関係をチェックしてみて下さい。注意点として、Visual Studio では依存関係の定義を設定して いない場合でも正常にビルド出来てしまう事があります。これは、Visual Studio はプロジェクト単位でビルドして おり、後から追加されたプロジェクトは自動的にビルドの優先順位として最初にくる事に起因します。状況としては、 依存関係の定義を設定していないにも関わらず、たまたまビルドが成功しているに過ぎません。これに対して IncrediBuild では、プロジェクト単位ではなくファイル単位で並列にコンパイルやリンクを行っており、プロジェク トを跨いで並列にコンパイルやリンクを行います。その為、依存関係の定義を設定していないと、リンクステージで エラーとなる事があります。Visual Studio からビルドした場合では正常にビルド出来てしまう為、問題に気づきに くいのですが、IncrediBuild で Visual Studio を使用する際は、依存関係の定義設定が大変重要である事をご理解下 さい。
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