野菜展望

2月
2015
【2月まとめ】
前年2月は2度の大雪に見舞わ
れ、施設倒壊、作柄の乱れ等で
入荷状況は不安定となったが、価
格は平年並みからやや高にとど
まった。
本年は年末年始の低温により生
育遅れから入荷伸び悩み、初荷
直後の相場は高水準で推移した
が、生育回復の兆しと高値疲れ
から、1月中旬から下げ気配が強
まっている。遅れの回復程度は今
後の天候次第だが、2月は平年作
と予想される品目も多い。
平年並みの天候推移であれば、
入荷量も平年並みに回復し、前
年よりやや増も価格235円
(前年
比100%)
と横ばい。
根 菜 類 【大根】神奈川、千葉産とも低温で雨が
少なく、小振り傾向のため総体では入荷やや減。
【人参】前
太りも良く生育順調。総体では入荷量は前年を上回る
見込み。
年不作の千葉産は平年作に回復し、総体でも入荷増。
【馬
果 菜 類 【胡瓜】西南暖地産は総じて順調も天候の
影響大。関東産は生育的には問題ないが、施設倒壊の影響
鈴薯類】北海道産は入荷前年並み、九州産は生育良く、順
調入荷の見込みから、総入でも前年よりやや増。
【玉葱】北
海道産は不作の前年より増加。前年大幅前進した静岡産
残り、総体では前年よりやや減。
【トマト】2月は低温ながら
は平年並みの出荷ペースに戻り入荷前年を下回る。佐賀
日照量も増えて、作況は概ね順調の見込みもだらだら出
産は生育早まり、2月中旬から入荷開始の見込みと各産
荷。
【なす類】産地によっては作付減の流れもあり、総体で
地とも状況はまちまち。
は入荷微減。厳寒期のため急増はないが、
月後半から入荷
葉 茎 菜 類 【白菜】茨城、兵庫産とも作柄に問題な
く、入荷前年並みの見込み。
【 キャベツ】各産地とも11
はゆっくり。茨城産の春ピーマンの作付はやや減少も総体
上向く模様。
【ピーマン】西南暖地産は厳寒期のため出方
では入荷前年並み。
∼12月の大幅前進の後、冷え込みと少雨の影響を受
けて、2月中旬以降に入荷の谷間となる可能性が高い
そ の 他 菜の花の千葉は2月も前年を下回るが、香
川は多い見込み。いんげんは生育順調で出荷量は平年並
が今後の天候次第。
【レタス】静岡産は平年並みの出荷
状況に回復し、西南暖地産は全般に平年作。茨城産の
みの見通し。山菜類は生育順調であるが、たらの芽の山
春作は現状、遅れ気味だが総体では入荷横ばい。
【 ほう
形は生産量の減少で1割程少ない見込み。ふきは面積減
れんそう】低温推移ながら各産地とも生育は概ね順調。 もあるが作柄はあまり良くなく、少なかった昨年並みの出
関東の一部産地では施設倒壊の被害は完全回復とは 荷となる見込み。新ごぼうは鹿児島の作付増と肥大良好
ならないが、総体では前年より微増。
【 ねぎ】各産地とも
から潤沢な入荷が見込まれる。
2月主要品目産地別育成出荷情報及び単価見通し(全都扱い)
本資料の無断転載はご遠慮下さい。
○強い ○#強保合 #保合 △#弱保合 △弱い 単位:円/kg,% 主産県:
( )内数字は前年の全都入荷量構成比 出荷現状:A…出荷開始、
B…最盛期、C…末期
(状況は2015年1月20日現在)
だいこん
にんじん
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
81
85
○♯
中 旬
♯
下 旬 見通し単価 前年比
△♯
90
101%
前年は主力神奈川産は小振りと降雪による収穫遅れで少な
かったが、他県産が順調入荷し一昨年より微増。2 月当初は
気温高で需要活発化せず、月平均価格は 100 円台を割り込
んだ。本年は神奈川、千葉産とも低温で雨が少なく、小振り
販 売
傾向のため入荷伸び悩みが予想される。徳島産は平年作で
見通し 入荷順調を見込むも、総入荷量は前年比 95%、価格 90 円
は前年と横ばいだが、平年よりも若干安。上旬は荷動き活発
化が期待されるが、下旬には気温上昇から末端の動きも鈍く
下げ気配強まる模様。
主産県
産地名
神奈川
三浦市
(54%)
出荷
現況
作 柄 状 況
B
現状、低温と乾燥により小振りの仕上がりだ
が、株は植わっており量に不足はない。春大根
もやや小さめの仕上がりだが、例年通り 2 月
中旬から出荷始まり、20 日過ぎから主力に
出回る。肥 大の回復にもよるが、入荷 量は前
年より若干減と予想される。
ちば
みどり
千葉
B
(27%)(アグリ
タウン)
徳島
(6%)
里浦
記載内容の文責は営業本部営業情報管理課
(電話番号:03-5492-2041)
12 月以降の寒さと少雨のため、現在、露地物
は肥大鈍く、品質低下も散見される。2 月当
初からトンネル物(さわやか大根)が始まり、
中旬から入荷本格 化してくるが、だいこん総
体 では生育 遅 れも見 込 んで、2 月入荷 量は
前年を若干下回る模様。
1 月 中 旬 からトン ネ ル 物 が 始 まり、現 在 は
2L、L サイズ中心に平 年通りに入荷してい
る。2 月半ばからは春大根が始まり、こちら
B
も 2L、L サイズ中心に入荷の予定。2 月下
旬から徐々に減少し、京浜市場へは 3 月上旬
までまとまった量が出てくる。
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
78
80
♯
中 旬
♯
下 旬 見通し単価 前年比
♯
80
52%
前年の千葉産は降雪の影響は小さいが年内からの不作で少
なく、価格は 150 円台の高水準であった。本年の千葉産は平
年作に回復し、
シーズン当初から年明けても順調入荷が続く、
販 売
埼玉産は地域により作況に差異はあるも総体では平年作。
総
見通し 入荷量は主力千葉産の回復により、前年の 1 割増。飽和感も
若干あり、
価格 80 円は高値の前年より大幅安く、
平年よりも
安。
主産県
産地名
出荷
現況
作 柄 状 況
年内は L、2L サイズ中心に出ていたが、年明
けから MA サイズ中心に移行しつつある。本
千葉
年産は豊作基調で量も多く、正品率も例年よ
みらい BC り高い。3 月中 旬まで 現 状 の出 荷ペースが
続き、品質も高レベルを維持。2 月は平準出
(いんば)
荷で予想入荷量は少なかった前年の 2 ~ 3
千葉
割増。 (67%)
富里市
1 月下旬時点の出荷進度率は 60 ~ 70%で
ある。肥 大は L > 2M サイズと平年並み。2
BC 月は現在より一段と減少し、徐々に減りなが
ら推移し、3 月いっぱいで終了予定。予想入
荷量は不作だった前年の 1 割以上増。
2 月前半まで 現 状と同じ出 荷ペースが 続く
が、後半から徐々に減少し、3 月中旬で切り
埼玉 あさか野
上がりが予想される。L、M サイズの比率は
B
ほぼ同じと平年並み。初期生育の不良から生
(6%) (膝折)
産量は前年より少なく、2 月の予想入荷量は
前年の 1 割減。
野菜展望 P1
2月
2015
はくさい
ほうれんそう
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
42
45
♯
中 旬
○♯
下 旬 見通し単価 前年比
♯
55
77%
前年の茨城産は降雪の影響もあり量的に物足りなさはあっ
たが、兵庫産が潤沢入荷し、総体では入荷微増。価格も平年
並みと堅調であった。本年は茨城、兵庫産とも作柄に問題な
販 売
く、品質レベル高い。予想入荷量は前年並みの量は期待でき
見通し る。各産地とも入荷順調の見込みの中、品薄感も弱く、価格
55 円は前年、平年よりも安。茨城産秋冬物はシーズン終盤
に入り、
中旬以降は強含みの展開が予想される。
主産県
産地名
出荷
現況
北つくば
B
( 結城 )
茨城
(54%)
作 柄 状 況
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
670
500
△♯
現在、秋冬物は 80 ~ 90%終了したところで、
中 旬
○♯
太田市
B
(藪塚)
群馬
(21%)
主産県
産地名
愛知
豊橋
(59%)
出荷
現況
作 柄 状 況
B
10 月台風による根イタミ、低温、定期的な降
雨等により、現状、小玉の仕上がりとなって箱
数が出ていない。病害も散見される。8 玉中
心は平 年並みだが、例 年より 9 玉・10 玉の
発生が多い。2 月前半までは平年レベルより
少ない状況が続くが、後半からは増加の見込
み。3 月出荷については平年並みの量が出て
こよう。
ちば
みどり
千葉
B
(21%)(アグリ
タウン)
神奈川
三浦市
(15%)
B
寒さと乾燥の影響を受け、現在、生育停滞して
おり、前倒し気味で収穫している。2 月出荷
の主力は管内でも台風被害(捲き直し、初期
生育 不良など)を受けた 地 域へ 移 行し、2
月下旬~ 3 月にかけて減り込 みが予想され
る。8 玉中心も玉伸び鈍く、9 玉・10 玉の
発 生も例年より多い。2 月の予想 入荷 量は
順調入荷した前年よりやや減。
現在、乾燥 のため玉伸び鈍いが、生育自体は
概ね順調。2 月は 8 玉中心に日量 1 万 5 千
ケース前後の ペースでの出荷となろう。今後
の天 候 次 第だが、2 月は前年並み の入荷を
見込む。
冷え込みで生育停滞する場面はあるも、作況
は概ね順調。2 月は日照量も増えて中旬以降
増量に向かうも模様。
播種面積も増加する中、
作況順調により、2 月総体の入荷量は前年以
上の見込み。
気温が低く、乾燥気味ながら生育は概ね順調。2
月は雨除け主力の出回りとなるが、施設倒壊の影
被害残り、播種量は前年を下回る。2 月は日照時
間も延びて、中旬から生育も進み、出荷ペースも
上向くが、量的には前年よりやや減の見込み。
現在、ハウス、露地ともに低温で遅れが生じて
いるが、株に不足はなく、出荷 量の増 減は気
にった
温次第。施設倒壊の復旧は完全ではないが、
みどり B
降雪被害で出荷不可能であった前年に比べ、
(笠懸)
中 旬以 降 の出 荷 量は前年 を上回る模 様。月
トータルでは前年とほぼ同じ。
下 旬 見通し単価 前年比
○♯
125
111%
前年は、主力愛知産は台風被害の後遺症と低温、乾燥の影
響で品薄感はあったが、関東産は降雪被害も小さく、一昨年
を上回る入荷量があり、
価格は 100 円台を上回るも平年より
やや安に落ち着いた。
本年は各産地とも 11 ~ 12 月の大幅前
販 売
進の後、
冷え込みと少雨の影響を受けて、2 月中旬以降に入
見通し 荷の谷間となる可能性が高いが今後の天候次第。愛知、千葉
産は前年の台風ダメージも見受けられる。予想入荷量は前年
比 98%とやや減、
価格 125 円は前年より高く、
平年よりも若
干高と堅調。
作 柄 状 況
【ちぢみほうれん草】シーズン当初から順調出荷
が続いている。株は充分に植わっており、2 月も
引き続き潤沢な出回りが予想される。気温高だと
なめがた B 品質低下の懸念もあるが、例年通りの天候推移で
あれば、2 月の予想入荷量は降雪で少なかった
前年の1~ 2 割増。切り上がりは 3 月上旬で終了
の予定。今シーズンは最終までしっかり量はある。
キャベツ
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
122
115
♯
出荷
現況
茨城
(28%)
通し。
兵庫
あわじ島 B
(21%)
産地名
茨城旭村 B
常総
2 月は残り10%程度と予想している。日量の
ひかり B 出荷ペースも緩慢となり、6 玉比率が高くなる
が、品質は引き良好。3 月上旬に切り上がる見
(八千代)
定植は順調に進み、
その後の生育も順調。10
月台風の影響も薄れ、潤沢な出回りが期待で
きる。
玉伸びも良く、
平箱が 7~ 8 割を占める。
2 月は徐々に増加し、20 日~ 25 日にひと
山来る予想。十分に出せる量はあり、降雨・降
雪等で収穫作業が滞らなければ入荷前年並み
は出てくる見込み。
下 旬 見通し単価 前年比
♯
420
87%
前年は、
降雪被害の軽微な茨城産は作付増もあり順調入荷した
が、施設倒壊の被害大の群馬、埼玉産は大幅減のため、品薄感
も強く、価格は 500 円台に迫る高値が出現した。本年は現在の
販 売
ところ、低温推移ながら生育は概ね順調。施設倒壊の被害は完
見通し 全回復とはならないが、2 月は日照量も増えて大きな災害がな
ければ総入荷量は前年比 105%と増加の見込み。入荷増と 1 月
の高値反動もあり、
価格 420 円は高値の前年、
平年比でも安。
主産県
秋冬物は平年作と順調だが、
2 月に入ると徐々
に減り込み、
1月より 6 玉比率も上がってくる。
現在、
春作はトンネルの作業中だが、
強風のた
め7~ 10 日ほど遅れている。
作業は遅れはあ
るも、生育はこらからの天候次第で追いつく
可能性あり、例年通り 4 月下旬から出荷開始
の見込み。
中 旬
△♯
1 月 3 週に降雨もあり、現 在、生育は順調に
推移している。乾燥と低温のため一部黄変し
埼玉 いるま野
B ている葉が散 見されるが、二重トンネルで対
(18%) ( 川越 )
応しており、特別問題なく1月と同じペースで
の出荷を見込んでいる。
ね ぎ
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
259
230
○♯
中 旬
♯
下 旬 見通し単価 前年比
♯
250
69%
前年は、降雪による収穫遅れ、盛り土のくずれ等で需要期に入荷不
安定となり、品薄感の高まりから価格は 350 円台を上回る高値が
販 売 出現した。本年は各産地とも太りも良く生育順調。前年のような天
見通し 候の乱れがなければ順調な出回りとなり、総入荷量は前年比 105%
と増加。厳寒期で需要も高く、価格 250 円は高値の前年より大幅
安く、平年も下回るが、値頃感もあり荷動き活発化と見込まれる。
主産県
産地名
出荷
現況
作 柄 状 況
ちば
千葉
みどり B
(43%)
(そうさ)
年末から1 月上旬まで前年を上回るペースで出
ていたが、中旬は夏ねぎの定植作業、春ねぎの
畝たて作業で前年並みペースに落ち着いた。下
旬から再度出荷ペースも上向き、
日量 4,000 ~
5,000 ケースと潤沢な量が出回る。
肥大状況は
2L > Lサイズと太りも良好。2 月も日量 4,000
ケース以上の出荷と見込まれ、
引き続き順調。
埼玉
ふかや
(24%)
B
現状冬ねぎのピークを迎えている。夏から秋
にかけて台風や大雨の被害を受けていないた
め。生育は順調である。2 月も前年比 110%
程度と多めの出荷が予想される。品種は「扇
系」で L サイズ中心の見込み。
茨城
岩井
(14%)
秋冬作の残量は平年並みにはある。
現状、
低温
等で葉枯れ等が散見されるが、
太りも良く生育
B
は順調。2 月は 2L、L サイズ中心に入荷前年
並みと予想される。
野菜展望 P2
2月
2015
レタス
トマト
前月上中旬 下旬見込み
331
280
上 旬
△♯
中 旬
△♯
下 旬 見通し単価 前年比
△♯
220
108%
前年の関東地域は大雪に見舞われたが、レタスは西南暖地産中心の
ため降雪の影響もなく入荷順調。消費地は降雪のため末端の動きも鈍
く、価格は平年よりも安値に甘んじた。本年産だが、年内から少なかっ
販 売 た静岡産は台風後の 11 月定植ものが始まり、天候回復とともに平年
見通し 並みの出荷状況に回復の見込み。西南暖地産も全般に平年作と順調。
茨城産の春作は現状、遅れ気味だが量的には入荷前年並み。総入荷量
も前年並みにあり、価格 220 円は基調安の前年より高いが 1 月は高値
推移のため 2 月は増量に伴い下げ足早まり、平年よりもやや安。
主産県
産地名
出荷
現況
作 柄 状 況
1 月 2 週後半より数量回復の見通しであったが、降
雨と低温のため、玉伸び鈍く、現在、1,500 ~ 2,000
ケースと少なめの出荷となっている。1 月下旬~ 2
月上旬にかけては生育回復に向かうも作付微減によ
静岡
遠州中央 B り、2 月前半までは数量は伸びを欠くが、中旬以降
(37%)
の出荷については作付増と生育回復を見込んで急増
も予想される。現在は M サイズ中心の出回りだが、
2 月出しは L、2L サイズの比率も高まる見通し。月
トータルの予想入荷量は前年と横ばい。
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
388
400
♯
主産県
産地名
出荷
現況
八代地域 B
熊本
(38%)
現在、
平年並みの出荷状況にある。
若干風害は
岩井
B
早 い 作 型 で は 2 月は7~ 8 段 出 荷、10 月
以降の定植については1月末から 2 月にかけ
て出荷者も出揃い、2 月は 2 ~ 3 段出荷に
なろう。現状、着花数は多く、着果状況も順調
である。2 月に向かて徐々に増加し、10 日
前後にピークを迎え、下旬にはやや落ち着い
た出荷パターンが予想される。L、M サイズ
中心と肥大も問題なし。
ひまわり B
2 月上中旬は作型の切り換えもあり、
例年入荷
が減り込む時期だが、この期間の作付増もあ
り、量的には前年を上回る見込み。現在、冷え
込みはあるが、晴天の日も多く、生育は概ね順
調。
玉付きも問題なし。2 月は段数が上がって
小玉果比率が高まるが、糖度ののりも良く、食
味充実が期待できる。2 月は減りながら推移
し、
量的には前年並みの入荷見込み。
栃木
足利市
(17%)
現在、春作の定植作業はピークを過ぎたところ。1
月の寒さのため生育は全般に 7 ~ 10 日程度遅れ
AB ており、1 月後半出荷の予定だが、2 月にずれ込
む可能性も強い。出だしの量は少ないが、遅れの回
復を見込んで、2 月の予想入荷量はほぼ前年並み。
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
433
400
♯
中 旬
△♯
下 旬 見通し単価 前年比
△♯
380
103%
前年 2 月は低温、少雨等により全国的に生育停滞の状況が続いた。関
東産地では降雪被害の大きかった地域では入荷激減したが、引き合い
は強くなく価格は平年並みにとどまった。本年産だが西南暖地産は着果
販 売
状況も問題なく総じて順調。関東産も生育的には問題ないが、群馬産の
見通し 施設倒壊により雪害前の作付には及ばず、入荷量も前年を下回る見通
し。総入荷量は前年よりやや減、需要期でもなく価格 380 円は前年、平
年並みと安定。関東産の促成ものが中旬以降増量し、下げ気配強まる。
主産県
産地名
宮崎
(31%)
宮崎
中央
千葉
(19%)
ちば
みどり
(旭)
高知
(15%)
高知
春野
ほか
出荷
現況
作 柄 状 況
B
現在、生育順調。着果も連 続していることから、2
月中旬までは数量横ばいで推移しよう。下旬には促
成物が植え替え時期を迎えるため、3 月前半にか
けては現状の出荷ペースの 60 ~ 70%に減り込む
見通し。月トータルでは前年並みの入荷見込み。
愛知
(12%)
豊橋
曇天の日もあるが、日中は気温も上昇し、総じ
つあり、2 月は前年以上の入荷見込み。
B
B
福岡 ふくおか
B
(3%) 八女
B て天候も安定してきた。成り疲れも回復しつ
現在、過不足なく量は出ている。収穫 の山谷
が少ない品種の導入により、2 月は安定した
入荷が見込まれる。樹の状態は前年ほど強く
はなく、大きな気象変動がなければ前年並み
の量は出てこよう。
11 月までの作型の切り上がりは遅く、年明けの
作についても寒さの影響もあり、出荷は年明け
群馬
邑楽館林 B にややずれ込みが生じているが、生育上大きな
(13%)
問題はなく、2 月に入りまとまった量が出てこ
よう。作付は微減だが、前年並みの入荷見込み。
野菜展望 P3
現在の収穫段は、抑制タイプは 7 ~ 8 段、長
期作は 6 ~ 8 段だが着果少なく、成り疲れの
ため、
玉伸び鈍く、
出方も鈍い。
抑制タイプは終
盤に入り、切り上がる生産者も出てきた。メロ
ンの作業も加わり、
現状少なめの出荷となって
いる。例年通り 2 月は数量伸び悩む時期であ
り、引き続き現状の出荷ペースで推移しよう。
玉流れは M > S サイズで、
量的には前年並み。
B
玉名
きゅうり
作 柄 状 況
春トマトは1月いっぱいで生産者が出揃ってく
る。
作付微減だが出荷量への影響はない。
生育
そのものは遅れているが、
作を早めた生産者も
多く、現状は前年を上回る出荷となっている。
2 月中旬までは現状と同様に 24 玉中心だが、
下旬以降はやや小振りになってこよう。主要品
種は
「麗容」
で 2 月は順調な出荷が見込まれる。
ペースでの出荷が予想される。
茨城
(8%)
下 旬 見通し単価 前年比
△♯
370
97%
前年の 2 月は気温高だった上旬中心に潤沢入荷し、月トータ
ルでは入荷微増。
中旬以降は降雪と冷え込みで消費振るわず、
価格は一昨年、
平年比でもやや安。
本年産だが、
着果状況は産
販 売
地によりまちまちだが、2 月は低温ながら日照量も増加し、作
見通し 況自体は悪くはない見通し。例年 2 月は気温も低く、売れ行き
も活発化せず、
本年も同様に落ち着いた出荷、
販売と見込まれ
る。
総入荷量は前年と横ばい、
価格 370 円は前年よりやや安。
香川
見られるが、
降雪もなく品質は総じて良好であ
香川豊南 B
る。2 月も計画通り19 玉中心に現在と同じ
(14%)
台風後の 10 月 25 ~ 30 日に定植集中により、2 月
第 1 週は潤沢な出回りとなるが、11 月上旬の降雨の
兵庫
ため第 2 週は出荷ペースはややダウン、第 3 週から
あわじ島 B
再度増量と見込まれる。玉流れはこれまで L= M サイ
(10%)
ズであったが、現状、L サイズ中心に移行しつつある。
2 月は L サイズ中心に入荷前年並みの見込み。
中 旬
△♯
低温のため年内出荷分が年明けにずれ込み、
1 月中旬まで量は出ていたが、中旬以降は例
年通り減少 の流れにある。現 状、日照 量もあ
り、加温もしっかりかけており、2 ~ 3 月の
収穫段は着果量に不足はないが、もともと少
ない時期であり、2 月は M サイズ中心にだ
らだら出荷となる見通し。入荷量自体は前年
と横ばいの予想。
現在、2 段収穫中で 8 段着花中である。1 ~
2 段は玉付き良く、現在は L > 2L サイズと玉
伸びも順調だが、2 月収穫の 3 ~ 5 段は成り
疲れて着果にバラツキが散見される。現在、天
候も良く樹勢も回復に向かっている。2 月は
M サイズ中心に予想入荷量はほぼ前年並み。
2月
2015
なす類
ばれいしょ類
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
478
440
○♯
中 旬
♯
下 旬 見通し単価 前年比
△♯
420
97%
前年は産地により作況まちまちであったが、総入荷量、価格と
も平年並みと安定した動きであった。
本年産は各産地とも生育
販 売 は概ね順調も産地によっては作付減の流れもあり、予想入荷
見通し 量は前年より微減。厳寒期のため急増の場面はないが、3 月に
向かい気温上昇、
日照時間も伸びて入荷増の動きから、
弱含み
の展開が予想される。
価格 420 円は前年、
平年並みと堅調。
主産県
産地名
出荷
現況
作 柄 状 況
高知 土佐あき
B
(62%) ほか
年内収穫分が遅れて、年明けに多く出てきた
が、現在は日量 50 トン前後と安定している。
1 月下旬~ 2 月上旬にかけて若干減り込み、
中
旬以降から日量 60 ~ 70 トンに増量する出
荷パターンとなろう。
根張りの状態はやや弱く、
天候次第では前年より若干減の予想もあり。
福岡
南筑後
B
(19%)(瀬高)
1月当初の天候不順の影響で、1 月の出荷量
は前年を下回ったが、現状ようやく回復し、2
月については平年並の出荷量が期待できよう。
暖房費は下がったが、曇りの日も多く、天候変
動にともない生育不安定の懸念もあり。
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
105
105
♯
中 旬
△♯
下 旬 見通し単価 前年比
♯
670
100%
前年の茨城産春ピーマンは出遅れたが、
西南暖地産が不足な
く入荷した。荷動きも悪くなく、価格は基調安の一昨年を上
回った。本年の西南暖地産は厳寒期のため出方はゆっくりだ
販 売 が、生育は概ね順調。茨城産の春ピーマンの作付はやや後ろ
見通し 倒しにしているが、入荷前年並みと見込んでいる。平年並みの
天候推移であれば、
総入荷量はほぼ前年並み、
価格 670 円は
平年よりやや安も前年並みと安定。
総体では中旬に入荷の山
が大きくなり、
一時下げ気配強まる見込み。
主産県
産地名
出荷
現況
作 柄 状 況
2 月は寒さの影響を受け、
現状よりも出荷ペー
スは減速するが、樹のバランスは良く、生育自
宮崎
宮崎中央 B 体は問題ない。2 月 10 日頃にかけて入荷の
(47%)
山は大きく、中旬後半からはやや減少が予想
されるが、
量的には入荷前年並み。
高知
土佐市
(21%) ほか
B
茨城
鹿行地区 B
(15%)
最低夜温は確保されているが、樹勢低下によ
り着果量は少なく、
肥大も鈍いため、
現状、
出荷
量は平年よりやや少なめとなっている。2 月
は出荷ペースも上向き、
入荷前年並みの見込み
も天候の影響大。
温室ピーマンの作付は厳寒期ということもあ
り、
前年より若干減。
重油代の値下がりの影響
度については見通しつかず。
春ピーマンの作付
もやや後ろ倒しにしており、
作況良好であって
も入荷前年並みの見込み。
下 旬 見通し単価 前年比
○♯
110
100%
前年は、北海道、鹿児島産とも潤沢入荷したが品質良く、たま
ねぎの高値も追い風になり、
価格は平年よりやや安も堅調。
本
年産の北海道産は総体では小玉傾向で残量は平年より少な
販 売 めだが、市場入荷については L サイズ中心に入荷前年並みの
見通し 見通し。鹿児島産は生育進み、例年より出荷ペースは早まる模
様。長崎産も平年並みに順調入荷の予想もあり、総入荷量は
前年比 105%。中旬以降は九州産の比率が高まり、下旬は上
げ気配強まる。
入荷やや増も価格 110 円と前年並みを維持。
主産県
産地名
出荷
現況
ようてい B
北海道
(60%)
芽室町
ピーマン
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
701
700
♯
中 旬
♯
鹿児島
(24%)
ー
B
作 柄 状 況
年内に 65%ほど出荷が進んでいる。
年明けは
需要に合わせた計画通りの出荷体制となり入
荷安定。
中央集約化もあり、L サイズ中心に入
荷前年並みの見通し。
1月と同じく、
計画通り週 2 回ペースの出荷と
なる。
引き続き品質も良好である。2 月いっぱ
いまでの出荷計画だが、3 月に一部ずれ込む
可能性もある。
【あまみ(徳之島)
】生育は順調に進んでいる。
例年よりも葉枯れが早く、
増量ペースは早まる
も見込みも平年作。
東京市場へは前年と同じく
「春一番」
は 1 月 26 日から販売開始となった。
豊作だった前年より作付減少するも、
増量ペー
スは早いため、収穫作業等の遅れがなければ
入荷前年並みを予想。
AB
【鹿児島いずみ】1 月 5 日から早春物が始まっ
た。
出荷量は当初計画より下方修正となったが
平年作。
前年は L サイズの比率が 80%と大玉
傾向であったが、本年は 70%と平年並み。現
在、ピーク期に入ったところだが、降雨のため
収穫作業は遅れ気味。2 月入荷量の増減は収
穫作業次第。
島原雲仙
長崎 (加津佐・
BC
(16%) 愛野)
ほか
年内の出荷進度率は 60%弱。定期的な降雨
で掘り取り作業が遅れ、若干年明けにずれ込
んだ。L サイズ中心に 2 月 10 日頃まで日量
150t ペースでの出荷となる。
たまねぎ
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
99
100
○♯
中 旬
♯
下 旬 見通し単価 前年比
○♯
120
83%
前年の北海道産は年明けても少なめの入荷状況であったが、
市場集約化の動きと大幅前進した静岡産と輸入品がカバー
し、
入荷前年以上となるも、
北海道産の引き合い強く価格は平
年以上の高値で推移した。
本年の北海道産は不作の前年を上
販 売
回るも年内出荷が進み、残量は平年並みからやや少ない。前
見通し 年前進した静岡産は平年並みの出荷ペースに戻り入荷前年を
下回る。
佐賀産は生育進んで 2 月中旬から入荷開始の見込み。
2 月については総体では入荷前年並み、
価格 120 円は高値の
前年比安もほぼ平年並みとしっかり。
出荷
現況
作 柄 状 況
B
年内は順調に出荷し、
残量は平年並み。
出荷を
急がず最終販売(4 月 20 日頃)まで計画通
りの出荷が続く。L、L 大中心に予想入荷量
は不作で少なかった前年の約 1 割増。
とぴあ
静岡
浜松
B
(15%)
(大久保)
黄玉の葉付きは 1 月第 3 週で終了し、現在は
黄玉バラとサラダオニオン(白玉葉付き)を
併売している。サラダオニオンは 2 月中旬ま
で出荷横ばいだが、中旬以降は減り込み 2 月
いっぱいでほぼ終了。
白玉の切り玉も中旬から
始まる。黄玉は 2 月に入り増量し、中旬にひと
山来よう。豊作型で大幅前進した前年比較で
は入荷大幅減少も量的には平年並み。
主産県
産地名
北海道
きた
(74%) みらい
野菜展望 P4
2月
2015
ブロッコリー
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
430
390
○♯
中 旬
△♯
下 旬 見通し単価 前年比
△♯
250
86%
栃木
はが野
高知
昨年の台風と8月の大雨の影響で株の出来が
悪い。そのため通常は40~50日で伸びる
カネエイ ところ短く、それ以上置いても色が抜けてき
てしまう。現状は70%程度と少ないが2月
青果
には日長と気温が上がって回復に向かい、前
年に近い水準まで戻してくると予想される。
昨年は生育遅れのずれ込みで平年に比べ入荷増、単価若干安
販 売 で推移した。今年は各地作柄は良く生育は順調のため、愛知・
見通し 埼玉の入荷は多かった前年を下回るが、全体量は昨年よりやや
にら
多い見通し。
価格250 円は昨年・平年に比べて若干安の見通し。
出荷
主産県
産地名 現況
作 柄 状 況
愛知
作付面積は微増で生育は順調。昨年は生育が
愛知
みなみ B 遅れて出荷量は多い水準であったため、今年
(43%)
は昨年を1~ 2 割下回るが平年並みの見込み。
(田原)
香川
香川
B
(15%)(三豊)
埼玉
(8%)
榛沢
せり
作付面積は昨年に比べて若干多く、気温の上
昇や適度な降雨もあり生育は順調。出荷量は
急な温 度 変化や天候により大きく変化する
が、もし何もなければ昨年に比べて 2 割程多
い見込み。
作付は昨年と変わっておらず、
生育は遅れなく
B 順調。
ごぼう
その他の野菜
品目
セルリー
キャンディ
キャベツ
県名
静岡
静岡
佐賀
産地
生育・出荷情報
とぴあ
浜松
年明けは日照不足と低温の影響から 2L
サイズ発生は例年より少なかったが、現
在、晴天の日も多く 2L サイズの発生率
は上昇してきた。2 月は 2L サイズの発
生率は 50%以上は確保できる見込み。月
トータルの予想入荷量は前年とほぼ同じ。
とぴあ
浜松
台風のダメージと年内からの低温の影響
を受け、現在、生育はやや遅れており小玉
傾向。病害の発生も散見される。ピークは
2 月上中旬にかけて。作付増の流れもあ
り、2 月入荷量は平年並みの予想も遅れ
の回復次第では平年より若干減。
川副
作付は前年並み。現状一年生物が平年
並に始まっている。株の状況は良く、ス
タート時期は前年より多いと予想され
る。ピークは2月下旬から3月で、順調
な出荷が予想される。
ー
作付面積は増えているが 1 月は寒波の
影響を受け 2 割程少なめであった。昨年
の 2 月は一昨年を 3 割程上回る出荷が
あったが、今年は国内産が順調な事と、
円安で調達コストが上昇しており相場
によっては前年を下回る見込み。
アスパラガス
メキシコ
ミニ
トマト
熊本
千葉
玉名
ー
ー
作付は新規就農もあり昨年に比べて 1 割増
加している。生育は年末低温の影響で遅れ
ているが、出荷量は 12 月分のずれ込みがあ
り大幅に増加した。気温が安定してくれば
一気に増加して前倒しになることがあり、
2 月は引き続き昨年、平年を上回る見通し。
菜の花
香川
作付面積は昨年と変わらず、生育も順調。2
春菊
千葉
ちば 月は下旬に向けて徐々に数量は減少してい
みどり くが、出荷量は雪害で少なかった昨年より
多く、一昨年並みの見通し。
ー
作付面積は 1 ~ 2 割減少している。生育
は順調であるが、2 月の出荷量は面積減
少もあり昨年、平年を下回る見通し。
青森
ー
今シーズンの残量は作柄不良で極端に
少なかった昨年に比べて多いが、平年に
比べると若干下回る見通し。
茨城
ー
作付面積は 1 割減少しており、生育初期
に大雨や台風の影響もあり出荷量は昨
年比 2 割少なく平年を下回る見通し。
鹿児島
ー
作付面積は 1 割増加しており、生育は肥大
良好で順調。昨年も出荷量は多かったが、
今年はさらに多く平年を上回る見通し。
千葉
主要品種では「べにはるか」が「ベニアズマ」
を若干だが上回る。2 品種とも 2 月の出
かとり 荷量は前年並みにあるが、こだわり品の『大
(吉岡) 栄愛娘』(品種:紅高系)は作付減のため、
出荷量は若干前年より少なめ。かんしょ総
体では計画通り平準出荷の見込み。
徳島
里浦
現在、65%ほど出荷が終了している。年
末に比べ消費も落ち着き、苗の準備等の作
業で少なめの出荷となっている。5 月いっ
ぱいまで出荷の予定だが、本年産は収穫時
に雨が多く、イタミ発生の懸念から出荷
ペースは若干早まる見込み。2 月の京浜
市場の予想入荷量はほぼ前年並みと安定。
ー
作付面積は変わっていない。1 月の生
育は順調で、数量は 12 月分のずれ込み
もあり平年に比べて多かった。2 月は
気温次第の部分もあるが、出荷量は平年
並みの見込み。
鹿児島
ー
作付面積は微増程度。昨年の 2 月は蒔き
直し等で作型が後ろにずれていたため
残量が多く出荷も多かったが、今年の生
育はやや前進しており、出荷量は昨年を
1 割下回る見通しであるが、極端な減少
は無い見込み。
愛知
ー
作付面積は昨年と変わらず生育は順調
で、2 月の出荷量は天候が良ければ昨
年、平年を上回る見通し。
愛知
ー
作付面積は若干の減少。生育は軸細く葉が
小さいため出荷量は少なかった昨年と変わ
らず、平年に比べて 2 ~ 3 割少ない水準の
見通し。2 月上旬に作型が切り替わりを迎
えるため、一時的に出荷は減少する見込み。
群馬
利根
沼田
作付面積は大雪の影響で 2 割程減少した。
生育は順調で昨年より太物の比率は上がっ
ている。2 月の出荷量は少なかった前年よ
り多いが、平年に比べて 2 割少ない見通し。
ー
生育は遅れ無く順調で、1 月は少なかっ
た昨年を上回る出荷があった。2 月の
出荷量は昨年並みを期待しているが、た
らの芽の原木が減少し生産量が減って
いることもありて 1 割程下回る見込み。
沖縄
スナップ
1 月は当初見込みより少なめのペースで
出ているが、作付は前年比 110%と増え
ていることもあり、2 月出荷については
前年を上回ろう。最大のピークは 5 月だ
が、3 月下旬から 4 月にかけて一時減少
も予想される。玉流れはL> M サイズで
品種は「CFチカ」の割合が増えてこよう。
作付は若干増えているが、年内の台風や
低温の影響で出荷量は昨年を下回る月
が続いている。2 月も増える見込み無
く、昨年、平年を下回る見通し。
茨城
かんしょ
いんげん
ふき
山うど
たらの
芽
山形
雪中
あさつき
山形
野菜展望 P5
寒さと株の養成が上手くいかなかった
影響で現状は例年の70%の出荷に
なっている。2月荷は若干増えるが少な
めと予想される。完全回復は時間がかか
ると思われる。
作付面積は変わらない。生育は順調で 2
そでうら 月の出荷量は昨年、平年並みか若干下回
る見込み。