野菜展望

8月
2016
【8月まとめ】
根 菜 類 【大根】北海道産は微減、青森産は1割減。 果 菜 類 【胡瓜】福島・岩手・秋田産などの露地物は、天
7月の天候は、西日本は梅雨前 総体の入荷は前年・平年を下回る見通し。
【 人参】北海道産は 候不順で生育にやや遅れが出ている。総体では入荷は平年
線の影響で、北日本や東日本で 天候不順による生育遅れでやや減。総体の入荷は前年よりや より若干少ない見通し。
【なす】栃木・茨城産は若干減、群馬
はオホーツク海 高 気 圧からの や少ない見通し。
【玉葱】北海道産は天候不順で前年をやや下 産は前年をやや上回る見込み。総体では入荷は平年より若干
湿った空気の影響で雨の所が多
回る。兵庫産は前進出荷で8月残量は少ない。佐賀産は大幅 少ない前年並みの見通し。
【トマト】青森産は4月突風被害で
く全国的に気温が平年並みか低
減。総体の入荷は前年2割減、平年の1割減の見通し。
【ばれい 面積減。北海道産は前年並み。福島産の生育はやや遅れ。総
くなった。
8月は多くの品目で産地が高冷 しょ類】北海道産は天候不順の影響無いが一部地域で降水量 体では入荷は平年より少ないが前年よりやや多い見込み。
地、東北、北海道からの露地物 が多く品質への影響が懸念される。総体の入荷は前年・平年 【ピーマン】岩手・福島産は作付微増も前年並み、茨城産は前
年並み。総体では入荷は平年に比べてやや少ない見通し。
の出荷が本格化してくる。群馬や 並みの見込み。
長野の高冷地の生育は順調。東
葉 茎 菜 類 【白菜】長野産は作付増で生育順調、前年よ
そ の 他 【とうもろこし】前年少なかった北海道産は入荷
北・北海道は6月の多雨、
日照不
【えだまめ】群馬産は入荷順調、東北産は遅れは見られるも
足や夜温の低下で生育が鈍り出 り多い。総体では入荷は前年の1割増、平年を上回る見込み。 回復。
荷にやや遅れが見られる品目もあ 【レタス】長野産は適度な降雨と気温上昇で生育順調。群馬産 前年以上の入荷見込み。
【れんこん】露地作の新物は遅れながら
るが、今後天候回復とともに平年 も生育順調。総体では入荷は前年・平年を上回る見込み。
【キャ も旧盆前には量も出揃う。
【かぼちゃ】曇雨天の影響で収量低下が
並みの出荷となる見込み。8月の ベツ】群馬産の生育は順調。岩手産は干ばつ気味であるが生育 心配される。
【セルリー】2Lサイズの比率は前年より高く、冷涼な
予想出荷量は
(前年比105%)
や
は平年並み。総体では入荷は前年・平年並みの見込み。
【ほうれ 気候により品質安定。
【ミニトマト】北海道・東北産とも着色遅れ等
や 多く、価 格 2 8 2 円( 前 年 比
ん草】群馬・岩手・岐阜産ともに生育は平年並み。総体では入荷 はあるが、着果量に不足なく、天候回復とともに出回り順調。
【オク
95%)
はやや安い見込み。
は平年より少ない前年並みの見通し。
【ねぎ】茨城産は出荷前 ラ】台風被害もなく前年以上の入荷見込み。
【かんしょ】千葉産は8
進傾向で平年よりやや減。山形・青森産の生育は順調。北海道
月当初からスタート予定。平年作と順調。
【葉生姜】例年通り旧盆
産も平年並み。総体では入荷は平年並みの見込み。
前に入荷の山がくる模様。太りも良く、Lサイズ中心の仕上り。
8月主要品目産地別生育出荷情報及び単価見通し(全都扱い)
本資料の無断転載はご遠慮下さい。
○強い ○#強保合 #保合 △#弱保合 △弱い 単位:円/kg,% 主産県:
( )内数字は前年の全都入荷量構成比 出荷現状:A…出荷開始、
B…最盛期、C…末期
(状況は2016年7月20日現在)
だいこん
にんじん
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
136
115
♯
中 旬
〇♯
下 旬 見通し単価 前年比
〇♯
120
99%
前年は、主力の北海道産が微減、青森産はおよそ 1 割増、総
体ではほぼ平年並みとなった。価格は同年 5 年比較の中で
最も高かった。
【本年】北海道産は気温が上がらず生育がやや緩慢。6 月
の断続的な降雨の影響で播種作業ができていない地域が
販 売
あり、お盆前後の出荷量減少が見込まれる。青森産は梅雨
見通し の断続的な降雨で播種作業が停滞したため上・中旬にかけ
て出荷量は減少する見通し。
中旬は、盆前で引合いが強まるが入荷量減少。下旬も中旬に
引き続き入荷量は増えない見通し。総体では入荷は前年・平
年を下回る見通しで、価格は高かった前年並みの見込み。
主産県
産地名
記載内容の文責は営業管理部営業情報管理課
(電話番号:03-5492-2041)
出荷
現況
作 柄 状 況
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
131
160
♯
作付面 積は微増。5 月は干ばつも播 種は順
調に進む。6 月天 候 がぐずつくが 播 種でき
なかった訳ではない。最初の収穫は 4 日遅れ
しべちゃ AB となったが、肥大は良好で歩留まりが良く、畑
を飛ば ず事無く切れ目ない出荷となる見 込
み。8 月の出 荷 量は前年並みで平年に比べ
北海道
て多い見込み。
(67%)
ようてい B
青森
八戸地区 B
(27%)
作付面積は前年と変わらない。生育は概ね順
調で、8 月については 梅 雨による断続 的 な
降雨の影 響から播種作業が停滞したため上
中旬にかけて数量は減少するが、全体量は多
かった前年をやや下回るが、平年をやや上回
る見込み。
下 旬 見通し単価 前年比
♯
155
93%
前年は、主力の北海道産が微減、青森産はおよそ 1 割増、総
体ではほぼ平年並みとなった。価格は同年 5 年比較の中で
最も高かった。
【本年】北海道産は気温が上がらず生育がやや緩慢。6 月
の断続的な降雨の影響で播種作業ができていない地域が
販 売
あり、お盆前後の出荷量減少が見込まれる。青森産は梅雨
見通し の断続的な降雨で播種作業が停滞したため上・中旬にかけ
て出荷量は減少する見通し。
中旬は、盆前で引合いが強まるが入荷量減少。下旬も中旬に
引き続き入荷量は増えない見通し。総体では入荷は前年・平
年を下回る見通しで、価格は高かった前年並みの見込み。
主産県
作付面積は微減。6 月の天候で生育は 1・2
日遅れるが概ね順調。中心サイズは積算温度
が 不足してい るため L> 2L であるが、今 後
天候が回復して来ればサイズアップが期待さ
れる。8 月の出荷量は平年並みの見込み。
中 旬
△♯
産地名
びほろ
出荷
現況
作 柄 状 況
A
作付面積は前年と変わらない。6・7 月の天
候は曇天で気温は低かったが、生育は平年並
みで遅れはない。中心サイズは M で、出荷は
7 月下旬より始まり、8 月も平年通りの出回
りとなる見込み。8 月の全体量は前年・平年
並みの見込み。
北海道 ようてい A
(90%)
野菜展望 P1
作付面積は前年より増えている。天候不順で
あったが生育の遅れは 1・2 日程度、7 月下
旬の試し掘りはM・S中心で前年とほぼ変わ
らなかった。8 月第 2 週頃より出荷が始ま
る予定で下旬の数量は前年を上回る見込み
で、8 月全体量は前年・平年に比べてやや多
い見込み。
作 付は前 年 より微 増。天 候 は 地 域 差 はある
が、6 ~ 7 月に低 温、曇 雨 天に見 舞 われ、播
種作 業の遅れ、生育停滞等が見られる。早い
斜網地区 A 圃 場 のものは例 年より若 干収穫 が遅 れ、8
月 4 ~ 5 日頃から出荷開始となる模 様。8
月についてはやや小ぶりの仕上りも収量は前
年並みにあり、予想入荷量も前年と横ばい。
8月
2016
キャベツ
はくさい
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
76
76
♯
中 旬
♯
下 旬 見通し単価 前年比
♯
80
78%
前年は、主力の群馬産がおよそ 1 割増、岩手産も若干増、総
体では平年並みの入荷となったが、価格は同月 5 年比較の
中で最も高かった。
販 売 【本年】群馬産の生育は順調。岩手産は天候が干ばつ気味
見通し であるが生育は平年並み。
8 月も引き続き増減なく順調な入荷が続くならば単価は大き
く変化しない見込み。総体では入荷は前年・平年並み、価格
は高かった前年の 2 割安も平年並みの見込み。
主産県
産地名
群馬
嬬恋村
(79%)
出荷
現況
B
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
61
65
♯
前年は、主力の長野産が前年を上回り、総体では平年より多
かった。価格は同月 5 年比較の中で最も高かった。
た前年の大幅安、平年を下回る見通し。
主産県
産地名
出荷
現況
は前年より多く平年並みの見込み。
長野
(94%)
佐久浅間
B
(みなみ)
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
657
630
♯
中 旬
〇♯
下 旬 見通し単価 前年比
♯
800
93%
前年は、群馬・茨城産が前年比増も、栃木産は 3 割減、岩手
産も若干減少した。総体では平年を下回る水準であった。価
格は同月 5 年比較の中で最も高かった。
販 売
【本年】群馬・岩手・岐阜産ともに生育は平年並み。
見通し 中旬は、盆休み前で引合いが強まる。総体では入荷は平年よ
り少ない前年並み、価格は高かった前年をやや下回るが平
年より高い見込み。
産地名
作付面 積は前年と変わらない。気温が 高く、
降 雨が 少ない。7 月下旬は品 種の 切り替え
があるが、先行の品種は生育前進で減少する
も、後続の品種は成長が遅いため、8 月上旬
まで出 荷 量は少ない見 通し。8 月の出荷 量
は前年に比べて 1 割程少ない見通し。
ね ぎ
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
451
390
△♯
ほうれんそう
主産県
作 柄 状 況
作付面積は前年に比べてやや増。降雨は少な
長野
く気温も高めに推移しており生育は順調。8
八ヶ岳 B
月も切れ目ない順調な出荷となる見込みで、
(南牧ほか)
全体量は前年・平年をやや上回る見込み。
作付面積は前年と変わらない。今年は干ばつ
岩手 新いわて
対 策をしっかりした結果、生育は平年並みで
B
2L の比率がいつもより多め。8 月の全体量
(14%) (東部)
出荷
現況
群馬 利根沼田
B
(31%) (糸之瀬)
作 柄 状 況
作 付 面 積 は 前 年 と 変 わらず、生 育 は 前 年並
み。8 月の出荷は切れ目なく平年並みの出回
りとなるため、全体量は前年に比べて若干多
い見込み
作付面積は前年と変わらない。生育は順調で
岩手
前年並み、7 月下旬~ 8 月上旬の出荷 量は
新いわて B
少な目であるが前年程少なくない見込み。8
(11%)
月の全体量は前年並みの見込み。
岐阜
ひだ
B
(9%) (高山)
作 付 面 積は前 年と変わらない。今 年は 梅 雨
らしい梅雨で雨多く日照量は少なかった。生
育は平年並みでやや軟弱徒 長 気味であるが
出荷は安定している。今後天候が晴れて暑く
なって来れば生育日数は短くなってくる見込
み。8 月の全体量は前年・平年並みの見込み。
下 旬 見通し単価 前年比
♯
70
61%
販 売
【本年】長野産は作付増で生育順調、前年より多い。
見通し 総体では入荷は前年の 1 割増平年を上回り、価格は高かっ
作 柄 状 況
生育は順調で肥大も良好。出荷は高温推移に
より 7 ~ 10 日ほど 前進し 6 玉の比 率が 高
かったが、品種が切り替わり 8 玉中心の出荷
に戻る。8 月も切れ目なく出荷順調で、8 月
の 全 体量は、前年 雹害で少なかった分多く、
平年並みの見込み。
中 旬
〇♯
中 旬
〇♯
下 旬 見通し単価 前年比
△♯
300
96%
前年は、主力の茨城産が 1 割強減、青森産はやや増、総体で
はほぼ平年並みの入荷。価格は平年を上回った。
【本年】茨城産は出荷前進傾向で L・M 中心で平年よりや
や減。山形・青森産の出荷開始は早かったが平年並みの出
販 売
荷。北海道産も平年並み。
見通し 上旬は、給食需要がお休みに入り荷動きは鈍い。中旬は、盆
休みで出荷休みの産地も出てくるため引き合い強まる。下旬
は、出荷が通常に戻り落ち着く見通し。総体では入荷は平年
並み、価格は前年を下回るも平年よりやや高い見込み。
主産県
産地名
茨城
岩井
(33%)
出荷
現況
作 柄 状 況
現状、作柄は平年並みだが、若干前倒し気味出
ており、7 月いっぱいまで 1 万 5 千ケースの
ペースで推移する。降雨は少なめだが、太りは
問題なく、例年通り L > 2L サイズ。旧盆前ま
BC
ではまとまった量が出てくるが、旧盆明けから
は急減する。干ばつで細物が多かった前年よ
り、太物比率は高いが、前倒し傾向で出ている
ことから、入荷量は前年並み予想される。
作付面積は前年と変わらない。今 年は雨多く
涼しい 天 候 でネ ギにとって 丁度 良い 気候と
つがる
AB なった。生育は良好で中心サイズは2L で、8
にしきた
月の出荷は例年通り盆前に最盛期を迎える見
青森
込みで、8 月全体量は前年・平年並みの見込み。
(18%)
作付面積は前年に比べて微減。生育は順調で中
十和田
AB 心サイズは 2 L。8 月も平年通りの出荷となる
おいらせ
見込みで、全体量は前年・平年並みの見込み。
北海道 新はこだて
B
(14%) (七飯)
作付面 積は前年に比べて微増。7 月の天候
は雨多く日照 量が 少なかったため生育は若
干 遅 れているが順調。中心サイズは L で、8
月は例年通りの出荷となる見込み。8 月全体
量は前年に比べて面積微増分多い見込み。
作 付面 積は前年と変わらない。7 月の天 候
は気温が低く曇天続きで雨も多かったが、ネ
ギにとっては良い気候であった。今 年は雪少
山形
山形
なく作業が早めに進んだため、出荷開始は例
AB
年 より 2 週 間くらい 早かった。8 月の出 荷
(4%) もがみ
は L サイズ中心に 20 日以 降 平年並みに増
えてくる見込みで、8 月の全体量は前年に比
べて若干多い見込み。
野菜展望 P2
8月
2016
レタス
トマト
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
108
110
♯
中 旬
〇♯
下 旬 見通し単価 前年比
△♯
150
90%
前年は、主力の長野産が一部産地で雹害を受け出荷が前進
して増加、群馬産は大幅増加、総体では平年並みであった。
価格は平年を上回った。
販 売 【本年】長野産は適度な降雨と気温上昇で生育順調。群馬
見通し 産も生育順調で出荷量は平年を上回る。
中旬は、盆休み前で引合いが強まる見込み。下旬は、通常に
戻り落ち着く見通し。総体では入荷は前年・平年を上回り、
価格は前年を下回るも平年並みの見込み。
主産県
長野
(83%)
産地名
出荷
現況
長野
八ヶ岳 B
(川上)
信州
うえだ
B
群馬 利根沼田
B
(15%) (糸之瀬)
作 柄 状 況
作付面積は前年と変わらず。適 度な降雨もあり
生育は順調。7 月の出荷量は平年並みで 2 Lの
比率は多めであった。8 月も順調な出荷となる
見込みで、全体量は前年よりやや多い見込み。
作付面積は前年と変わらず。天候は干ばつ傾向で
あるが生育は平年並みで、7 月の出荷量は前年
よりやや多かった。8 月も順調な出荷となる見
込みで、全体量は前年・平年をやや上回る見込み。
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
354
270
♯
中 旬
〇♯
下 旬 見通し単価 前年比
♯
280
97%
前年は、主力の福島産が若干増、岩手産が 2 割強増加、秋
田・山形産も大幅増、総体では平年並みの水準であった。価
格は台風・天候不順で高騰した一昨年を下回るも平年を上
回った。
販 売
【本年】福島・岩手・秋田などの東北産の露地物は、天候不
見通し 順の影響で樹勢が弱く生育に遅れが出ている。
中旬は、出荷最盛期となるが入荷量は平年を下回る見通し。
総体では入荷は平年より若干少なく、価格は平年よりやや高
い見込み。
産地名
出荷
現況
作 柄 状 況
作付面積は前年と変わらない。梅雨がなかなか明
会津
けず雨が続いていたが「海の日」以降天候が回復
よつば B してきている。生育は順調で 7 月中旬より出荷は
最盛期に入っている。7 月の出荷量は前年より多
(高田)
福島
(41%)
主産県
宮城
(4%)
みやぎ
登米
B
(なかだ)
作付面積は前年と変わらない。天候不順のた
北海道
びらとり B
(18%)
会津
福島
よつば B
(16%)
(南郷)
作付面積は前年に比べて微増。天候は 4・5
月は気温高で推移したが 6 月以降夜温が低
く、曇天が多かった。生育は遅れなくL中心で
順調。7 月の出荷量はスタートが早かった分
前年より多かった。8 月も平年通りの出回り
で、全体量は前年・平年に比べて若干多い見
込み。
群馬
利根
(12%) 沼田
生育は順調。着果も順調で、病害等も少なく 7
月の出荷量はほぼ前年並みとなった。8 月も
例年通り順調な出荷となる見込みで、全体量
は前年・平年並みの見込み。
月全体量は前年を 1 割程下回る見通し。
夏秋タイプはピーク期に入っているが、梅 雨
期の曇雨天により実の伸長が鈍く、出荷停滞
気味だが、花つき、着果状況は問題なく、数量
回復は今後の天候次第。抑制物の定植は予定
通り進んでおり、例年通りの天候推移であれ
ば、旧盆明けから出荷本格化と見込まれる。
つがる
にしきた B
( 稲垣 )
作 柄 状 況
作 付面 積は 4 月下旬の 突 風被害でやや 減。
天候は多雨、晩冷え込みや日照不足のため生
育は 7 ~ 10 日程遅れている。出荷は後ろへ
ずれ込むため下旬も数量は多く、8 月全体量
は前年より多く、平年を若干上回る見込み。
作付面積は前年と変わらない。天候は長雨・
日照不足や 気温が低く色回りに時間が 掛か
り生育は遅 れている。7 月の出 荷 量は前年
に比べて 1 割減であったが、天候が回復して
くれば回復してくる見込み。8 月の出荷は平
年通りで、全体量は前年・平年並みの見込み。
作付面 積は前年に比べて微 減。7 月は梅 雨らし
B
出荷
現況
少な目ではあるが平年並みの見込み。
作付面積は前年と変わらず。天候は不安定で
日照は少なく夜温が低かったが露地の生育は
若干遅れ程度。7 月の出荷量は前年を下回っ
たが、今後天候の回復とともに 8 月は平年並
みの出荷となる見込みで、8 月全体量は露地
が遅れた分若干多いが平年並みの見込み。
作付面積は前年と変わらない。天候不順で生
育は停滞しているが、今後天候が回復して来
れば平年並みに追いつく見込み。出荷は例年
通り上・中旬頃最盛期となる見込みで、8 月
全体量は前年並みの見込み。
下 旬 見通し単価 前年比
〇♯
270
92%
め生育は遅れ気味。7 月の出荷 量は前年に
八戸
B 比べて 1 ~ 2 割程 少なかった。8 月の出荷
(田子)
は平年通りで、全体量は前年に比べて気持ち
いわて
い梅雨で曇天が続き朝晩の冷え込みが強かった。
岩手
中央
B 生育は樹勢が弱く遅れているため増量ペースが鈍
(24%)
い。出荷は例年通り 20 日頃 最 盛 期となるが、8
( 盛岡)
秋田
こまち
(14%)
産地名
青森
(22%)
く、8 月の全体量は前年・平年より多い見込み。
ふくしま
未来
B
(梁川)
中 旬
♯
前年は、高温・干ばつの影響で福島産の減少や青森・北海
道産も若干少なく、総体では平年を下回るも、価格は平年並
みであった。
【本年】青森産は作付微減と 4 月突風被害により前年を下
販 売 回る。北海道産は遅れていた生育が平年並みに戻り前年並
見通し み。福島産の生育はやや遅れも前年並み。
上旬は、生育遅れ分が出てくるため入荷量は増加する。下旬
は、出荷最盛期を過ぎ入荷量が減少する。総体では入荷は平
年より少ないが前年よりやや多く、価格は前年・平年をやや
安い見通し。
作付面積は前年と変わらず。生育は病気など
の 発 生も少なく順調。8 月の 全 体量は前年
を若干上回る見込み。
きゅうり
主産県
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
310
270
△♯
野菜展望 P3
B
8月
2016
なす類
ピーマン
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
417
370
♯
中 旬
△♯
下 旬 見通し単価 前年比
〇♯
270
103%
前年は、主力の栃木産が増加、群馬・茨城産も前年より多く、
総体では平年に比べて若干少ない。価格は台風・天候不順
で高騰した一昨年を下回るも平年を上回った。
【本年】栃木・茨城産は作付微減で若干減、群馬産は前年
販 売
をやや上回る見込み。
見通し 中旬は、各産地入荷量が多い見込み。下旬は、各産地ピーク
を過ぎ入荷量は減少する見通し。総体では入荷は平年より
若干少ない前年並み、価格は前年並みも平年より高い見込
み。
主産県
産地名
栃木
なすの
(31%)
出荷
現況
B
作 柄 状 況
作付面積は前年に比べて微減。天候が日照量
少な目で推移したため生育は若干遅れ気味。
7 月の出荷量は前年並みであった。8 月の出
荷は天候が回復してくればコンスタントに出
てくる見込みで、全体量は前年より多いが平
年並みの見通し。
茨城 北つくば
B
(26%) (結城)
作付面積は前年と変わらない。雨は少なかっ
たが曇天が続き生育は平年並みに戻った。中
心サイズはM > Lで収穫作業も間に合ってお
り今 後も順 調な 出 荷となる見 込 み。8 月の
全体量は前年・平年並みの見込み。
群馬
にった
(25%) みどり
ハウスは 7 月一杯で終了。露地の作付面積は
やや 増えている。7 月の天 候は気 温 が上 が
らず曇天続きで、生育は足踏み状態であった
ため出荷量は前年を下回った。今後天候が回
復してくれば順次数量は増えてくる見込みで、
8 月全体量は前年をやや上回る見込み。
B
たまねぎ
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
173
180
♯
中 旬
△♯
下 旬 見通し単価 前年比
△
150
112%
前年は、主力の北海道産が 3 割超多く、兵庫産が 2 割程減、
総体では同月 5 年比較の中で量は最も多く、価格は最も高
かった。
【本年】北海道産は 6 月天候不順で作柄はやや悪く前年を
販 売 やや下回る。兵庫産は前進出荷で 8 月残量は少ない。佐賀
見通し 産は病気のため大幅減。
上旬は、兵庫産のみの販売となり堅調。中旬は、北海道産の
入荷が始まる。下旬は、北海道産の入荷量が増加してくる。総
体では入荷は前年の 2 割減で平年比 1 割少なく、価格は前
年・平年より高い見込み。
主産県
産地名
出荷
現況
作 柄 状 況
きたみらい A
作付面積は前年と変わらず。天候は多雨・曇
天で気温が低かったため生育は遅れ気味。出
荷開始時期は 8 月第 2 週頃から始まる見込
みで、8 月全体量は大豊作であった前年より
若干少ないが平年をやや上回る見込み。
そらち南 A
作付面積は前年と変わらず。6 月中下旬の長
雨により作柄は前年に比べてやや劣るが、出
荷開始時期は平年並みの 8 月 20 日頃から
始まる見込み。小玉の割合が例年よりやや高
く 8 月全体量は前年を下回る見通し。
北海道
(56%)
細菌病害・ベト病の発 生で品質 劣化の懸 念
兵庫
あわじ島 BC から出荷が前倒しとなっており、8 月残量は
(21%)
昨年を下回る見通し。
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
430
450
♯
中 旬
△♯
下 旬 見通し単価 前年比
♯
350
88%
前年は、主力の岩手産の増加、茨城産 2 割程減、総体では
平年を下回った。値頃感から引き合いが強まり価格は同月 5
年比較の中で最も高かった。
販 売 【本年】岩手・福島産は作付微増も前年並み、茨城産は前年
見通し 並み。
中旬は、東北産の出荷が最盛期となり入荷量が増加する。総
体では入荷は平年に比べてやや少なく、
価格は前年を下回る
も平年に比べて高い見通し。
主産県
産地名
出荷
現況
作 柄 状 況
岩手
B
ふるさと
作付面積は前年と変わらず。天候は気温が 6
月低く、日照量は6・7 月ともに少なかった。
生育は前年に比べて遅れ気味で 7 月の出荷
量は前年を下回った。8 月の出荷は天 候 が
良ければ平年並みの出回りが予想され、全体
量は前年をやや上回るも平年並みの見込み。
新いわて
B
(東部)
作付面 積は前年と比べて若 干減。6 月は梅
雨らしい梅雨で夜温低く生育が遅れたが、7
月下旬から天候が回復し生育は平年並みにも
どりつつある。8 月も平年並みの出回りが予
想され、全体量は前年・平年並みの見込み。
岩手
(51%)
作付面積は前年と変わらない。生育は平年並
茨城
しおさい AB みで 着果も順調。8 月も前年並み の出荷の
(16%)
見込み。
福島
福島
さくら B
(14%)
(たむら)
作付面積は前年に比べて微減。天候が多雨・
低温・日照不足であったため、生育は早かっ
た前年に比べて 7 日程遅いがほぼ平年並み
の生育で 7 月出荷量は平年並みであった。8
月は例年通り上~中旬にかけて出荷が最 盛
期となる見込みで、全体量は前年よりやや多
いが平年並みの見込み。
ばれいしょ類
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
189
170
△♯
中 旬
△♯
下 旬 見通し単価 前年比
△
130
103%
前年は、主力の北海道産が増加、青森産も多く、総体では同
月5年比較の中では最も多かった。価格は平年を若干下回
る水準であった。
【本年】北海道産は 6 月天候不順の影響無いが、一部地域
販 売
で降水量が平年を上回り、病害の発生や品質への影響が懸
見通し 念される。静岡産は前進出荷で前年に比べて残量は少ない。
上旬は、北海道産の早出しが始まる。中旬は、盆明けより全
道の出荷が始まる。下旬は、入荷量が増加する。総体では入
荷・価格ともに前年・平年並みの見込み。
主産県
産地名
出荷
現況
ようてい A
北海道
めむろ
(66%)
今金町
野菜展望 P4
作 柄 状 況
男爵 の 作 付 面 積は前年に比べて 若 干減 少。
6 月天候 不順で生育は悪くはないが 5 ~ 7
日遅れ。今後気温が急上昇すると疫病や空洞
化の発 生が懸 念されるが、8 月の 全 体量は
多かった前年をやや下回る見通し。
A
作付面積は「メーク」が減少「とうや」が増加。
生育は前年に比べて 4・5 日遅れも平年並み
となった。8 月の全体量は天候にもよるが前
年よりやや少ないが平年並みの見込み。
A
6 月は雨が多く最高気温が低かった。
「早出
し」の玉付きは例年通りついているが玉伸び
が若干遅れ小玉中心。掘り取り作業はやや遅
れている。8 月全 体量は玉 肥 大次 第ではあ
るが平年並みの見込み。
8月
2016
えだまめ
グリーンアスパラ
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
868
830
♯
中 旬
○♯
下 旬 見通し単価 前年比
△♯
740
82%
前年は各産地とも 7 月の高温干ばつの影響で少なく、旧盆前
の需要期に品薄感高まり、価格は高騰した。
販 売 【本年】高冷地の群馬産は入荷順調。東北産は若干生育遅れ
見通し は見られるも、各産地とも少なかった前年以上の入荷が見込ま
れる。価格 700 円は高騰した前年より安も平年並み。中旬は
例年通り旧盆需要で引合い強まり、上げの展開が予想される。
主産県
産地名
あきた県
秋田
(35% ) 南園芸
沼田利根
群馬
蔬菜
(25%)
出荷組合
出荷
現況
作 柄 状 況
B
早生品種は 20 日過ぎから量も出揃ってきたところ。
低温、曇雨天のため生育進度は現状、前年より若干
遅れはあるもすぐに回復するレベル。8 月上旬は早
生品種のピークを迎えるが、旧盆明けからは「湯上り
娘」中心の出回りとなり、9月に向かって増えながら
推移し、総体の入荷量も前年以上と見込まれる。
B
7 月下旬に入り、露地作は標高の高い圃場か
らの出荷が本 格 化し、8 月旧盆前で潤沢出
荷が続く見通し。作況は目立った問題もなく
順 調。旧 盆 明 けは一 時 的に出 方は落 ち 着く
が、総体の予想入荷量は不作だった前年を上
回り、平年並みの量が出てこよう。
【だだちゃ豆】6 月から 7 月にかけての日照不足に
より生育は平年よりやや遅れは見られるも、例年通
り 7 月下旬から販売開始となった。生育は遅れ気味
山形
鶴岡市 AB も 8 月に入り一段と増量する。前半品種の出方はや
(23%)
や鈍いが、後半品種は大きな天候の崩れがない限り
順調な出回りが期待され、月トータルでは入荷前年
並みを見込む。出荷は 9 月上旬いっぱいで終了予定。
当初、生育は進んでいたが、梅雨期の低温、曇雨
青森
八戸
天のため生育は平年並みに戻り推移している。
A
現状、徐々に増量しており、旧盆頃に入荷の山が
(4%) (田子)
大きくなる見通し。前年並みの量は出てこよう。
とうもろこし
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
240
210
○♯
中 旬
♯
下 旬 見通し単価 前年比
△♯
220
86%
前年の 7 月は関東産の前進による品薄高、8 月は主力北海
道産が干ばつで少なく、高値基調の流れが続いた。前年 8 月
価格 257 円は過去 5 ヶ年同月での最高値となった。
【本年】関東産は総じて出荷前進。北海道産は生育遅れて
販 売
いるが、入荷量は少なかった前年以上。主力北海道産の数量
見通し 回復もあり、総体の入荷量も前年を上回る見込み。価格 220
円は高値の前年比安も平年よりやや高。上旬は端境傾向強
まり、上げ気配強まるも旧盆明けは北海道産の増量と気温
低下により需要も弱まり下げの展開が予想される。
主産県
産地名
出荷
現況
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
1172
980
△♯
中 旬
△♯
下 旬 見通し単価 前年比
○♯
780
94%
前年は関東産の夏芽は順調入荷し、7 月前半遅れていた九
州産も回復の兆しが見え、7 月に高騰した価格もやや落ち
着いた。
販 売 【本年】各産地とも低温、日照不足で生育は遅れ気味だが、
見通し 気温上昇ととももに遅れも回復し、総入荷量は前年並みの
量は確保できよう。価格 780 円は基調高の前年を下回るも
平年より高い。8 月中旬まではまとまった量が出てくるが、
9 月に向かって漸減し下旬は上げ気配強まる見込み。
主産県
産地名
出荷
現況
作 柄 状 況
7 月下旬は夏 芽 の増 量 期となるが、現 状、例
年より夜温が低く、増量ペースは緩慢である。
病虫害もなく、天候回復にともない 8 月は順
栃木
なすの
B 調増加と予想される。9 月中頃まで安定した
(22%)(湯津上)
量が出てこよう。現状、出方は鈍いあが、作付
増もあり 8 月トータル の入荷 量は前年並み
以上を見込む。
冠水等の降雨の被害はないものの、日照不足
の影 響により、出荷 量の増減の幅は大きく、
出方は安定性を欠く。旧盆前まで日量平均 2
tペースで推移し、8 月末~ 9 月当初までま
長崎
壱岐市 BC とまった量が出てくる模様。前年は 8 月後半
(17%)
から急激に気温が下がり、出荷にブレーキが
かかったが、本年は平年並みから高い予報も
あり、入荷量は少なかった前年を上回る見込
み。太りは L、M サイズと平年並みに順調。
現在、夏芽は日々増加中。7 月上旬の降水量
は多かったが、現時点では多雨の影響は出て
会津
いない。朝晩の気温は低いが、日中の気温は
福島
アスパラ B 高く、目立った遅れも見られず、例年通り 7 月
(17%)
末~ 8 月にかけてピークとなる見通し。入荷
広域
量は前年並みと見込まれ、9 月 10 日頃まで
まとまった量が出てくる模様。
雨 量 は適 度 であ るが、例 年 よりも 夜 温 が 低
く、夏芽は生育停滞気味。春芽は細めの仕上
がりであった が、夏 芽 も L サイズ中心も 2L
秋田 あきた県
AB サイズの発生は少なめ。ピークの山も小さく、
(9%) 南園芸
旧盆までだらだら出荷が続き、旧盆明けには
減り込み早まる見通し。総体の予想入荷量は
前年よりもやや減。
作 柄 状 況
作付面積はやや増。現在、出穂期を迎えているが、
6 月に低温、曇雨天の日が 2 週間ほど続いたため、
例年より 4 ~ 5 日ほど遅れている。天候回復とと
もに遅れを取り戻しつつあるが、もう少し気温も高
北海道
芽室町 AB く、日照量も欲しいところ。8 月1週目後半から徐々
(54%)
に出始め、2 週目中頃から量も出揃う。今後の回復
次第だが、旧盆頃にピークとなり、入荷量は干ばつ
で少なかった前年を上回ると予想される。出回りは
2 サイズ L 中心、主要品種は「ゴールドラッシュ」。
生育は前進傾向。7 月最終週からピークに入り、8 月
群馬
利根沼田
第 1 週まで続く。8 月上旬には出荷、販売ともめどがつ
BC
き、中旬には切り上がる見通し。2L サイズ中心に前年
(18%)(久呂保)
並みの入荷が見込まれる。主要品種は「恵みゴールド」。
現状、ピーク期に入っており 7 月いっぱいま
で。8 月は出荷状況も落ち着くが、旧盆前ま
千葉 ちばみどり
でそこそこの量は出てくる。作況は平年作と
BC
順調で、肥 大は 2L サイズ中心。8 月の予想
(15%)(アグリ)
入荷量は少なかった前年以上を上回り平年並
み。主要品種は「ゴールドラッシュ」
野菜展望 P5
8月
2016
その他の野菜
品目
れんこん
にら
セルリー
県名
茨城
山形
長野
北海道
産地
生育・出荷情報
土浦
28 年産の露地物は梅雨期の日照不足
が影響し、
遅れが見られる。
圃場によって
遅れの状況はまちまちだが、
早い圃場か
らは 8 月当初から出荷開始の予定。
旧盆
前には量も出揃ってくるが、遅れの回復
程度によっては、入荷量は前年より少な
めと見込まれる。
金山
日中の気温は高いが、夜温は低く、降雨
量も不足はなく、
平年作と順調。
品種ごと
に抽苔期が異なるため、
出荷量は大きな
増減もなく、安定出荷が見込まれる。予
想入荷量は干ばつで少なかった前年以
上。
信州
諏訪
2L サイズの比率は 5 割近く、
現状、
出荷
量は前年を上回るペースで推移してい
る。適度な降雨と冷涼な気候により、作
況良好。8月いっぱいは現状の出荷ペー
スが続く見通し。
伊達市
8 月出荷の面積は少ない中、現状、夜温
が低く、生育進度はやや遅れ気味。それ
なりの量は出ているが、だらだらペース
で推移しており、8 月へずれ込む可能性
もあるが、
今後の天候次第。
信州
諏訪
6 月下旬~ 7 月上旬にかけて 1 回目の
ピークを迎えた。現状、出荷量は落ち着
いており、旧盆前まで出荷ペースは落ち
着いている。冷涼な気候により、品質も
安定。8 月下旬から作型も変わり、出荷
量は上向いてくる。猛暑でなければ平年
並みの量は出てこよう。
ブロッコリー
長野
南瓜
ズッキーニ
ミニ
トマト
早い圃場で 7 月 20 日過ぎに収穫は始
まり、25 ~ 26 日移行から出荷が始ま
る。数量まとまり次第、東京市場への出
新はこだて 荷開始の予定。収穫・出荷開始は例年通
北海道
(森町) りだが、曇雨天が長引いた影響から収量
減となる見方が強い。
玉伸びは平年と変
わらず、旧盆頃に入荷の山が大きくなる
模様。
長野
低温と曇雨天続きで生育進度、
色回りは
平年より 5 ~7 日ほど遅れているが、
花
付き、
着果状態は問題なく、
天候回復とと
新おたる もに増 量に向かう。7 月に引き続き 8
北海道
(仁木) 月も旬を追うごとに増量し、旧盆明けか
らピークに入る。8 月入荷量は平年並み
に近く、
不作だった前年の 2 ~ 3 割増と
予想される。
青森
オクラ
北信州
みゆき
7 月と変らず生育前進傾向と順調。8 月
に入ると減りながらの出荷パターンとな
るが、
ある程度まとまった量は出てくる。
生育上の問題もなく、前年並みの入荷が
見込まれる。
沖縄
つがる
みらい
(柏)
作付面積は前年と横ばい。現状、夜温が
低く、色回りは若干遅れはあるも着果状
態は良好で、
気温上昇とともに順調な出
回りとなろう。8 月に向かって増量し、
10 日過ぎから月末いっぱいまでピーク。
栽培品種は「サンチェリーピュア」など。
沖縄県
農協
当初見込みよりもやや遅れて、
現状、
ピー
クを迎えており、8 月あたまで潤沢出荷
が続く。ピーク以降は切り戻しの状況と
台風の有無によあるが、
出荷状況は落ち
着く。前年 7 月は台風被害を受けたが、
現時点では台風もなく、
生育順調。
入荷量
は前年以上を見込んでいる。
レイシ
群馬
(にがうり)
青森
いんげん
邑楽
館林
作付面積は横ばい。現状、気温は低めに
推移しており、
莢の伸びはゆっくりだが、
八戸 総じて生育は概ね順調。出荷量も徐々に
(田子) 増量中である。暑さのため旧盆頃に減り
込みが予想されるも、月トータルでは前
年並みの入荷見込み。
現状、4 月播きの出荷が終 盤を迎えて
おり、5 ~ 6 月播きは低温、
曇雨天の影
響で生育進度はやや鈍く、
出荷量は前年
福島
を下回るペースで推移している。
「海の
さくら
福島
日」連休明けから気温も上がり、
日照量
(たむら) も増えて遅れの回復を見込むも、作付減
少の流れもあり、例年より出荷の山は小
さく、8 月はだらだら出荷が予想される。
かとり
新物は 8 月 1 日から統一出荷が始まり、
旧盆明けから量が出揃う。
定植は遅れも
なく順調に終了し、現状、太りも良く、生
育順調。
主要品種は「紅東」だが、
「シル
クスィート」の作付面債が増えている。
平年作の見込みから、
予想入荷量も平年
並み。
―
西南暖地産の中では香川県は作付面積
は前年並みを維持している。
「高系 14
号」は前年不作であったが、本年産は平
年作に回復し、生育順調。前年は小ぶり
傾向も本年産は太り良し。
「海の日」明
けから旧盆前までピークが続き、旧盆明
けには急減。入荷量は平年並みにあり、
不作の前年より大幅増を見込む。
千葉
東葛
ふたば
8 月は月通じて潤 沢 な 量 が 出 回 るが、
10 日過ぎから旧盆前まで入荷の山が大
きくなる。肥大も順調で L サイズ中心の
仕上がり。
入荷量は前年並みと見込まれ
る。9 月に入れば出荷ペースも緩慢とな
り、9 月 10 日頃では販売も落ち着いて
くる。
高知
土佐
徐々に減りながら推移する。平年並みに
くろしお 梅雨も明けて、作況も平年作の見込み。
千葉
かんしょ
香川
葉生姜
現 状、ピーク期に入っているが、明け方
の気温が低く、実の太りは鈍い。出方も
安定せず出荷量は平年レベルを下回っ
ている。着果量は確保されており、気温
上昇ともに急増する見込み。
旧盆明けま
でピークが続き、例年通り下旬は減りな
がら推移する。
シーズン前半の出荷量は
少ないが、
後半は順調な出回りとなり、
月
トータルの予想入荷量は前年と横ばい。
7 月に年間最大のピークを迎え、8 月は
みょうが
予想入荷量も前年並みと安定。
パプリカ
野菜展望 P6
茨城
茨城
旭村
前年の 7 月後半は猛暑のため、落果、花
落ち等が散見されたが、
本年は暑すぎず
に生育順調。7 月最終週から 8 月上旬
に出荷ピークを迎える。現状、平年作以
上の作柄であり、
入荷量は前年以上と見
込まれる。