2017 2月主要品目産地別生育出荷情報及び単価見通し(全都扱い

2月
2017
根 菜 類 【だいこん】千葉・神奈川産は面積前年
並みで、作柄は良好。出荷は前進傾向。総体では入荷は前
【2月まとめ】
1月の天候は、冬型の気圧配置
川・兵庫産は面積前年並み∼若干減で作柄は良好。総体
では入荷は前年並みも平年よりやや少ない見通し。
年並み平年よりやや多い見込み。
【にんじん】千葉・埼玉
が続き、日本海側は曇りや雪が
果 菜 類 【トマト】熊本・愛知産は面積前年並み、生
育は遅れているため作柄は前年よりやや劣る。栃木産は
産は面積前年に比べて減少、台風や天候不順の影響で残
多く、太平洋側では晴れの天気
量は平年に比べて少ない。総体では入荷は前年・平年よ
が続く。1月前 半は全国的に季
節外の暖かさとなり最高気温・
最低気温とも東北以南は平年
より高い日が多かった。1月後半
は強い寒気が流れ込み14∼15
日にかけて太 平 洋 側で所々で
雪が積もった。気 温は沖 縄・奄
美を除いて全 国 的に平 年より
低かった。市況は年明けより荷
動きは鈍く相場の水準は下がる
が前年よりやや高で推移した。
2月は引続き西南暖地・関東産
り少ない見通し。
【 ばれいしょ類】北海道産の総数量は前
面積は前年並みで作柄は良好。総体では入荷平年より多
年を下回る見通し。鹿児島産は面積前年並み作柄は小玉
かった前年並みの見込み。
【 なす類】高知産は面積・作柄
傾向で下旬が出荷最盛期となる見込み。総体では入荷は
とも前年並みで作柄は良好。福岡産は面積やや減で作柄
平年より少なかった前年より少ない見通し。
【たまねぎ】北
は多かった前年よりやや劣る。総体では入荷は前年より
海道産は前年並み。静岡産は面積やや増、作柄も玉肥大
若干少ないが、平年より多い見込み。
【ピーマン】宮崎・高
も良好で2月は出荷最盛期を迎える見込み。総体では入
知・茨城産は面積前年並みで作柄は良好。総体では入荷
荷は平年より多かった前年よりやや多い見込み。
は前年並みで平年よりやや多い見込み。
葉 茎 菜 類 【白菜】】茨城産は面積前年並みで、出荷
がやや前進傾向のため切上りは早まる見通し。総体では
そ の 他 【新ごぼう】鹿児島産は太りも良く、入荷量
は潤沢だった前年並み。
【 春菊】1月後半は気温低下で一
入荷は平年より少なく、前年より若干少ない見通し。
【キャ
時的に生育停滞するも2月は平年作と順調。
【アスパラ】
ベツ】愛知・神奈川・千葉産は面積若干減も作柄は良好。 メキシコ産は平年並みの入荷見込み、九州産は1月の寒
中心の出回りとなる。前年は1月
下旬の寒波が影響し入荷量は
平年並みも品薄高となった。今
年は各品目に於いて寒波の影
各産地ともに若干前進傾向にあるため、例年2月下旬端
波により出だしの量は少なめ。
【 菜の花】千葉産、香川産
境時期が前進する見通し。総体では入荷は平年より多い
とも出方はまちまちだが、入荷量は前進して少なかった
前年並みの見込み。
【ほうれんそう】茨城・千葉・埼玉産は
前年以上。
【 かぼちゃ】輸入品の主力はメキシコ産から
面積・作柄ともに前年並みで、生育は順調。総体では入荷
ニュージーランド産に移行。
【 豆類】寒波と降雪被害で少
なかった沖縄産いんげん、鹿児島産さやえんどう等は平
響は小さく生育は概ね順調であ
は前年並みも、平年より少ない見通し。
【 ねぎ】千葉・埼
ることから入荷量は前年よりや
玉・茨城産は面積前年並み、作柄は天候不順の影響で前
年並みに回復。
【 ふき】愛知産春ふきは増量ペース鈍く、
や多く価格230円( 同88%)は
年より若干劣るが肥大は良好。総体では入荷はほぼ前年
平年より若干減。
【たらの芽】平年作と順調。2月中旬から
平年に比べてやや安い見通し。
並みも平年よりやや多い見込み。
【レタス】静岡・茨城・香
量も出揃い3月ピーク。
2月主要品目産地別生育出荷情報及び単価見通し(全都扱い)
本資料の無断転載はご遠慮下さい。
○強い ○#強保合 #保合 △#弱保合 △弱い 単位:円/kg,% 主産県:
( )内数字は前年の全都入荷量構成比 出荷現状:A…出荷開始、
B…最盛期、C…末期
(状況は2017年1月20日現在)
だいこん
にんじん
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
84
80
♯
中 旬
○♯
下 旬 見通し単価 前年比
△♯
80
100%
前年は2Lが多く、全体の56%を占める神奈川産が6%増、
千葉産が13%増、総体で入荷は前年並み、平年に比べて4%
多く過去5年の中で最も多かった。価格80円(同86.5%)は
平年に比べて19%安く加過去5年の中で最も安かった。
販 売 【本年】千葉・神奈川産は面積前年並みで、作柄は良好。
見通し 出荷は前進傾向のため露地・ハウスの切り替わりが平年より
早まる見込み。 中旬は、ハウス・露地の切り替わりによる端
境のため入荷量が減少する見通し。
総体では入荷は前年並み平年よりやや多い見込み。 価格は
安かった前年並みの見込み。
主産県
産地名
神奈川
三浦市
(56%)
出荷
現況
作 柄 状 況
B
秋冬作は平年作と順調。肥大も 2L>Lサイズ
と順調。春だいこんの生育は平年並みのペー
スで推移しており順調。計画通り、2 月 13 日
販売スタートの予定。月トータルの予想入荷量
は前年、平年並みと安定。
里浦
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
146
140
○♯
中 旬
○♯
下 旬 見通し単価 前年比
○♯
150
163%
前年はL・2Lが多く、 主力の千葉産が10%増、 埼玉産が
44%増、茨城産が11%増、総体で入荷は前年比8%増、平
年に比べて11%多く過去5年の中で最も多かった。価格92円
(同108%)は平年に比べて30%安かった。
販 売 【本年】千葉・埼玉産は面積前年に比べて減少で、作柄は
見通し 台風や天候不順の影響であまり良くなく残量は平年に比べて
少ない。上・中・下旬ともに入荷量が少ないため堅調な販売
となる見込み。
総体では入荷は前年・平年より少ない見通し。価格は前年・
平年より高い見込み。
主産県
露地は出荷前倒し傾向、後続のトンネルの作柄
ちば
は太物も多く良好。2 月中旬頃が露地とトンネ
みどり
千葉
B ルの端境になるため数量は薄くなる見通し。2
(35%)(アグリ
月全体量は暖冬前進で多かった前年より少な
タウン)
いが平年よりやや多い見込み。
徳島
(2%)
記載内容の文責は営業管理部営業情報管理課
(電話番号:03-5492-2041)
産地名
出荷
現況
作 柄 状 況
作付面積はやや減、作柄は回復しており 2Lの
割合は多めであるが残量は少ない。切り上がり
B
は例年より早く、2 月全体量は前年より2~ 3
割少なく平年を下回る見通し。
富里市
千葉
(82%) 千葉
作柄は回復し太物が多めであるが作付面積減
みらい B 少により、2 月全体量は前年より2~ 3 割少な
く平年を若干下回る見通し。
(八街)
作付面積は前年並みで、生育はかなり前進して
いる。肥大は 1 月中旬以降の冷え込みで通常
に落ち着いてきた。数量は作型の切替わりで 1
B
月下旬~ 2 月上旬が少なく、生育前進で切り上
がりが早まる見通し。2 月全体量は前年・平年
より少ない見通し。
野菜展望 P1
2月
2017
はくさい
ほうれんそう
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
97
80
♯
中 旬
♯
下 旬 見通し単価 前年比
♯
80
129%
前年は冷え込みで上中旬少ない入荷が続いた。全体の72%
を占める茨城産が冬作切り上がり早まるがほぼ前年並み、群
馬産が12%減、兵庫産が寒波引きずり33%減、総体で入荷
は前年比7%減、平年に比べて13%少なく過去5年の中で最
販 売 も少なかった。価格62円(同126%)は平年に比べて8%安かっ
見通し た。
【本年】茨城産は面積前年並みで、出荷はやや前進傾向の
ため切上りは早まる見通し。
総体では入荷は平年より少なく、前年より若干少ない見通し。
価格は前年・平年より高い見込み。
主産県
産地名
茨城
(72%)
出荷
現況
作 柄 状 況
兵庫
あわじ島 B
(7%)
作付面積は前年並みであるが、相場が高い水
準で推移したので出荷が前倒し傾向となったた
め残量は少ない。2 月下旬にかけて出荷終了
する生産者が例年より多いため、2 月全体量
は前年・平年より少ない見通し。
作付面積は定植時期の雨で例年より少な目。生
育は順調で平箱 4 玉中心の出荷となる見込み。
2 月中旬頃まで冷蔵庫への入庫作業をしながら
の出荷となる。2 月全体量は前年・平年並み
の見込みで、冷蔵は昨年より少ない見通し。
産地名
茨城
旭村
茨城
(27%)
作 柄 状 況
B
作付面積は若干増。作柄は良好で、生育は気温
高で前進していたが 1 月後半の寒さで落ち着
いた。2 月全体量は前年並みも平年よりやや
少ない見通し。
【ちぢみほうれん草】作付面積は前年暖冬販売苦
戦によりやや減少した。生育は気温が平年より若干
なめがた B
高かったが日照が少なかったため伸びすぎや前進
はしていない。2 月全体量は前年並みの見込み。
群馬
太田市
B
(27%)(藪塚)
中 旬
△♯
下 旬 見通し単価 前年比
♯
90
134%
前年はやや大玉が多め、全体の58%を占める愛知産が7%減
も、千葉産が63%大幅増、神奈川産が20%増、総体で入
荷は前年比8%増、平年に比べて12%多く過去5年の中で最
も多かった。 価格67円(同71%)は前年の最安値を下回り
販 売 平年に比べて43%安く過去5年の中で最も安かった。
見通し 【本年】愛知・神奈川・千葉産は面積若干減も作柄は良好。
各産地ともに若干前進傾向にあるため、例年2月下旬端境時
期が前進する見通し。
総体では入荷は平年より多い前年並みの見込み。 価格は前
年より高いが平年より安い見通し。
愛知
豊橋
(58%)
出荷
現況
作 柄 状 況
B
作付面積は前年並み。出荷量は、春系が後ろへ
ずれたため前年より少な目。冬系は肥大良好で
前年より多かったが 1 月後半の冷え込みで生
育が鈍くなるが、2 月は順調な出荷となる見
込み。2 月全体量は前年並みで平年より多い
見込み。
作付面積は前年並み。2 月~ 3 月は寒さで数
ちば
量が少ない時期となるため日量 20,000 弱
みどり
千葉
B ペースの出荷となり、2 月後半はより少なくな
(22%)(アグリ
る見通し。2 月全体量は暖冬で多かった前年
タウン)
より少ないが、平年よりやや多い見込み。
神奈川
三浦市
(14%)
現状、冷え込みで生育停滞し、少なめの出荷と
なっているが、収量自体は減少しておらず、平年
作と順調。播種も計画通りできている。2 月も
平年並みのペースで推移し、予想入荷量は大幅
前進して少なかった前年以上。
作付面積は前年並み、生育は前進していたが 1
埼玉 いるま野
月後半の寒さで落ち着いた。2 月は大きな増
B
減なく安定した出荷となる見込み。2 月全体
(17%) ( 川越 )
量は前年・平年並みの見込み。
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
105
95
♯
産地名
下 旬 見通し単価 前年比
♯
480
90%
出荷
現況
キャベツ
主産県
中 旬
♯
前年は寒波で生育が鈍り、茨城産が11%減、群馬・千葉産
が13%減、埼玉産が36%減、総体で入荷は前年比18%減、
平年に比べて17%少なく過去5年の中で最も少なかった。価
格534円(同112%)は平年に比べて19%高く過去5年の中
販 売 で最も高かった。
見通し 【本年】茨城・千葉・埼玉産は面積・作柄ともに前年並みで、
気温が平年より高く生育は順調。上旬は、1月下旬の高値の
反動で荷動きが鈍くなる見通し。
総体では入荷は前年並みも、平年より少ない見通し。価格は
前年より安いがほぼ平年並みの見込み。
主産県
作付面積は前年並み、生育は完全に前進してお
り、寒さで小玉傾向。例年出荷は 3 月まである
北つくば
B が今年は 2 月下旬頃に切り上がりが早まる見
( 結城 )
通し。2 月全体量は前年より 2 ~ 3 割少ない
見通し。
常総
ひかり B
(八千代)
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
466
500
△
B
シーズン当初から 12 月半ばまで天候不順に
より、出荷量は計画を下回っていたが、12 月
下旬から気温高により生育、出荷状況とも平年
並みに回復し、現状、平年作と順調。大きな天候
の崩れがなければ、2 月も平年作で推移し、予
想入荷量は順調だった前年並み。
ね ぎ
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
370
300
♯
中 旬
△♯
下 旬 見通し単価 前年比
♯
300
109%
前年は太物多く箱数多め、全体の42%を占める千葉産が7%
増、埼玉産がほぼ前年並み、茨城産が24%増、総体で入荷
はほぼ前年並みも平年に比べて6%多かった。価格276円(同
111%)は平年に比べて4%安かった。
販 売
【本年】千葉・埼玉・茨城産は面積前年並み、作柄は天候
見通し 不順の影響で前年より若干劣るが肥大は良好。上・中・下旬
ともに、荷動きは鈍いが堅調な販売となる見込み。
総体では入荷はほぼ前年並みも平年よりやや多い見込み。
価格は前年・平年よりやや高い見通し。
主産県
産地名
グリーン
ウェーブ
長生
千葉
(42%)
出荷
現況
作 柄 状 況
秋冬作は現状、寒さの影響は特に見られず作柄
は概ね順調。太りも良く、今後は 2L サイズの
発生も増えていく。秋冬作は 3 月 20 日頃で
B
ほぼ切り上がり、春作は例年通り 3 月下旬から
出荷本格化となる。年内のずれ込みも若干あ
り、
2月は不足はなく入荷順調の見込み。
11 ~ 12 月は出遅れたが、年明け後の出荷は
遅れ分のずれ込みもあり、現状、前年以上の量
ちば
が出回っている。厳しい冷え込みも出荷への影
みどり B
響はなく、肥大順調。2 月も現状の出荷ペース
(そうさ)
が続く見通し。3 月 20 日過ぎから春作が出
荷開始の予定。
作付面積は前年並みで、生育は概ね順調。肥大
は良好で一部の圃場で黒腐細菌病が散見される
が出荷には影響しない見込み。春ねぎも順調に
生育中。2 月全体量は前年・平年並みの見込み。
埼玉
ふかや
(26%)
B
茨城
岩井
(13%)
作付面積は前年並みであるが、相場が高い水準
で推移したので出荷が前倒し傾向となったため残
B 量は少ない。寒さによる葉枯れや病気の発生は無
く、太物中心の出荷となる見込み。2 月全体量
は前年よりやや少ないが平年並みの見込み。
野菜展望 P2
2月
2017
レタス
きゅうり
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
191
200
○
中 旬
♯
下 旬 見通し単価 前年比
△
200
73%
前年は全体の31%を占める静岡産が減りこみ早まり22%減、
茨城産が99%大幅増、香川産が13%減、総体で入荷は前
年比5%減、平年に比べて7%少なく過去5年の中で最も少な
かった。価格274円(同108%)は平年に比べて4%高かった。
【本年】静岡・茨城・香川・兵庫産は面積前年並み~若干
販 売
減で作柄は良好。茨城産は生育前進で多かった前年に比べる
見通し と少ない見通し。上旬は、前年多かった茨城産が少ない分、
入荷量は少ない見通し。下旬は、茨城産の入荷量が増えてく
る見込み。
総体では入荷は前年並みも平年よりやや少ない見通し。価格
は前年・平年より安い見通し。
主産県
静岡
(31%)
茨城
(18%)
香川
(13%)
産地名
遠州
中央
岩井
香川
豊南
出荷
現況
作 柄 状 況
年末から年明けにかけては生育進度は極端に
進んでいたが、1 月中旬以降は気温低下によ
り、平年比で 1 週間程度の前進に落ち着いて
きた。現状、2Lサイズ中心と大玉傾向だが、
L
B
サイズの比率も高まってきた。シーズンピーク
も過ぎて 2 月の出荷量は旬を追うごとに減少
に向かう。前年 2 月の入荷量は年内に大幅前
進のため少なかったが、本年は平年並み。
作付面積は微増。1 月後半の冷え込みにより
生育は停滞し 5 ~ 7 日遅れとなる。前年は暖
B 冬のため上旬より出荷量は多かったが、今年は
中旬以降増加してくる見込み。2 月全体量は
前年より少ないが、平年よりやや多い見込み。
作付面積は前年並み。12 ~ 1 月前半にかけ
ての気温高で作柄は前進していたが、1 月後
半の寒波で生育は鈍り平年並みに戻りつつあ
B
る。玉肥大はL:2L半々で品質良好。2 月全
体量は出荷が前進した分平年よりやや少ない
が前年並みの見込み。
作付面積は前年並み~微減。1 月後半からの
冷え込みにより生育は鈍くなった。20 日に降
兵庫
あわじ島 B 雪があり凍霜害で正品率が低下した影響も残
(9%)
るため、2 月全体量は前年よりやや少ない見
通し。
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
395
400
♯
中 旬
△♯
下 旬 見通し単価 前年比
♯
380
85%
前年は関東産が本格化、全体の28%を占める宮崎産が7%
減、千葉産が前年並み、群馬産が50%増、高知産が15%
減、茨城産が27%増、総体で入荷は前年比5%増、平年に
比べて4%多く過去5年の中で最も多かった。価格446円(同
111%)
は平年に比べて20%高く過去5年の中で最も高かった。
販 売
【本年】宮崎・千葉・高知産は面積前年並みで作柄は悪かっ
見通し た前年よりやや良いが樹勢は弱い。 群馬産の春きゅうりは生
育順調で中旬頃に出荷最盛期となる見込み。中旬は、群馬
産出荷最盛期もあり入荷量が増加する見込み。
総体では入荷は平年より多かった前年並みの見込み。価格は
高かった前年より安いがほぼ平年並みの見込み。
主産県
産地名
宮崎
(28%)
宮崎
中央
ちば
千葉
みどり
(19%)
(旭)
出荷
現況
作 柄 状 況
B
作付面積は前年並み。作柄は回復し、「吊る下
げ」「促成」タイプともに生育良好。2 月中旬
より植替え作業が始まるため、下旬より出荷量
は減少する見通し。2 月全体量は天候に恵ま
れれば前年並みの見込み。
B
作付面積は前年並み。作柄はようやく前年並み
に回復してきており、天候が崩れなければ 2 月
は安定して潤沢な出荷となる見込み。2 月全
体量は少なかった前年より多いが平年並みの
見込み。
作付面積は前年並み、生育は順調。春きゅうり
は寒さで生育がやや遅れているが、2 月中・
下旬にかけて出荷が最盛期となる見込み。2
月全体量は少なかった前年より多いが平年並
みの見込み。
群馬
(17%)
邑楽
館林
B
高知
(14%)
高知
春野
ほか
生育進度は平年並みに推移しており、目立った
病害もなく生育は概ね順調。1 月下旬は入荷
の山はやや大きく、2 月当初にはやや減り込む
B
が、2 週目からは回復に向かう模様。大きな天
候の崩れがなければ、平年並みの量は出てこよ
う。
ピーマン
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
517
700
♯
中 旬
○
下 旬 見通し単価 前年比
♯
750
94%
前年は全体の40%を占める宮崎産が6%減、茨城産が24%
増、高知産が前年並み、鹿児島産が4%増、総体で入荷は
前年比2%増、平年に比べて5%多く過去5年の中で最も多かっ
た。価格799円(同110%)は平年に比べて15%高かった。
販 売
【本年】宮崎・高知・茨城産は面積前年並みで作柄は良好。
見通し 中旬は、入荷量が減少する見通し。また、九州フェア等の引
合いが増える見込み。
総体では入荷は前年並みで平年よりやや多い見込み。 価格
は前年よりやや安いが、ほぼ平年並みの見込み。
主産県
産地名
宮崎
宮崎
(40%) 中央
出荷
現況
作 柄 状 況
B
作付面積は前年並み、生育は順調で作柄は概
ね平年並みとなっている。出荷は 1 月末が増え
る傾向にあるため 2 月は減少する見通し。2
月全体量は前年並みの見込み。
作付面積は前年並み、作柄は良好。春タイプは
定植時期が後ろにずれているため 2 月 2 日よ
茨城
しおさい B り出荷は始まるが、中旬頃より数量は増えてく
(21%)
る見込み。2 月全体量は平年よりやや多かっ
た前年並みの見込み。
高知
土佐市
(20%) ほか
野菜展望 P3
B
現状、生育は平年作と順調。2 月出荷について
は花飛び等もなく、予想入荷量は前年、平年並
みと安定。現時点では、2 月上旬は入荷の山は
やや大きく、中旬には落ち着き、下旬には再度
増量のパターンが予想される。
2月
2017
トマト
ばれいしょ類
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
430
400
♯
中 旬
○♯
下 旬 見通し単価 前年比
♯
420
89%
前年は全体の33%を占める熊本産が10%増、栃木産が20%
増、愛知産が16%増、千葉産が25%増、総体で入荷は前
年比14%増、平年に比べて11%多く過去5年の中で最も多かっ
た。価格474円(同100%)は平年に比べて15%高かった。
販 売
【本年】熊本・愛知産は面積前年並み、樹勢弱く生育は遅れ
見通し ているため作柄は前年よりやや劣る。栃木産は面積は前年並
みで作柄は良好。中旬は、端境で入荷量が減少する見込み。
総体では入荷平年より多かった前年並みの見込み。価格は前
年・平年よりやや安い見通し。
主産県
熊本
(33%)
産地名
八代
地域
作 柄 状 況
B
長期作で 1 月下旬現在 8 ~ 9 段の収穫。11
段前後に着果のバラつきが見られる。気温低下
により着色は鈍く、大きな増減がないままダラ
ダラとした出荷が続く見通し。2 月全体量はほ
ぼ平年並みの見込み。
B
春タイプの生育は順調で、1 月下旬現在 1 ~
2 段の収穫。着果は良好で 2 月上・中旬頃より
出荷量は増加してくる見込み。2 月全体量は
ほぼ平年並みの見込み。
B
作付面積は前年並みで、作柄は良好であるが
寒さで生育速度が遅い。2 月は冬春作の生産
者が徐々に増加しているため、出荷量は微増傾
向。2 月全体量は前年並みの見込み。
ひまわり B
例年通り出荷量は少ない時期だが、着果量に不
足はなく、樹の植え替えにより病害発生も抑制
されてきた。長段どりの根張りは弱いが、現時
点では生育概ね順調。
トマト総体では 2 月中旬
までだらだら出荷が続き、2 月下旬から 3 月
上旬に次の作型が出てくる見通し。2 月の予
想入荷量は順調だった前年並み。
玉名
栃木
足利市
(20%)
愛知
(12%)
出荷
現況
豊橋
B
作付面積は前年並みで、作柄はほぼ回復しサイ
ズはM中心の出荷。2 月全体量は前年よりや
や少ないが平年並みの見通し。
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
190
190
♯
中 旬
♯
主産県
産地名
あまみ
鹿児島
(17%)
土佐
高知
あき
(67%)
ほか
作 柄 状 況
B
現状、正品率はやや低いが、加温もしっかりかけ
ており、生育は概ね順調。病害が散見されるも
出荷への影響は見られず。曇天が長期化しなけ
れば、平年並みの入荷が見込まれる。
出荷
現況
作付面積は若干減。生育は病気少なく、花数・
芽数は順調についているが、1 月後半の気温
福岡
南筑後
B 低下でやや遅れ気味。気温が上昇してくれば出
(15%)(瀬高)
荷量は 1 月下旬より増加してくる見込み。2 月
全体量は前年並みも平年よりやや多い見込み。
野菜展望 P4
作 柄 状 況
収穫作業は終了しており、残量は平年に比べて
2 割程少ない。2 月全体量は前年・平年に比
べて少ない見通し。
作付面積はほぼ前年並み。植え付け時期を遅ら
せているので例年より 2 週間くらい遅れる。玉
肥大は大玉傾向で2L>L> Mの出荷となる見
A 込み。作柄は前半はやや劣るが後半にかけて豊
作基調。2 月中旬頃より数量は増えてくる見
込みで、2 月全体量は少なかった前年より多く、
平年よりやや多い見込み。
作付面積はほぼ前年並み、
玉肥大は徐々に大き
くなってきている。出荷は上・中旬にかけて数
鹿児島
BC 量は一気に増えてくる見込みで、2 月全体量
いずみ
は雪で少なかった前年より多いが平年並みの
見込み。
島原雲仙
長崎 (加津佐・
BC
(8%) 愛野)
ほか
下 旬 見通し単価 前年比
♯
500
102%
出荷
現況
産地名
北海道
ようてい B
(76%)
前年は主力の高知産が21%増、総体で入荷は前年比19%
増、平年に比べて10%多く過去5年の中で最も多かった。価
格493円(同98%)は平年に比べて12%高かった。
販 売 【本年】高知産は面積・作柄とも前年並みで作柄は良好。福
見通し 岡産は面積やや減で作柄は多かった前年よりやや劣る。上・
中・下旬ともに堅調な販売となる見込み。
総体では入荷は前年より若干少ないが・平年より多い見込み。
価格は前年並み、平年よりやや高い見込み。
主産県
下 旬 見通し単価 前年比
♯
200
110%
前年は全体の76%を占める北海道産が7%増、 長崎産が
54%大幅減、鹿児島産が1月下旬の雪害で不作となり40%大
幅減、総体で入荷は前年比16%減、平年に比べて17%少な
く過去5年の中で最も少なかった。価格182円(同157%)は
平年に比べて51%高く過去5年の中で最も高かった。九州産
の不足を補うため北海道産の引合いが強まった。
販 売 【本年】北海道産は引続き、総数量は前年を下回る見通し。
見通し 鹿児島産は面積前年並み、生育期間中の天候不順により作
柄は小玉傾向。下旬に出荷最盛期となる見込み。北海道産
の入荷量少ないため引合い強いまま変わらない見込み。中旬
は、鹿児島産が離島に切り替わるタイミングで入荷量が減少
する見通し。
総体では入荷は平年より少なかった前年より少ない見通し。
価格は前年・平年より高い見込み。
なす類
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
454
500
♯
中 旬
○♯
作付面積は前年並み、作柄は小玉傾向となっ
た。出荷終盤のため下旬にかけて出荷量は減
少する見通し。2 月全体量は前年・平年に比
べて少ない見通し。
2月
2017
ブロッコリー
その他の野菜
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
357
450
△♯
中 旬
△♯
下 旬 見通し単価 前年比
△
330
73%
前年は年内に大幅前進し、年明け後も1月中旬まで潤沢入荷
したが、下旬の寒波により急減し、2月は品薄高で推移した。
【本年】12月の気温高で生育遅れも回復し、定植にバラツ
キがあるなか、1月前半までは前年並みの数量まで回復してき
販 売
た。 下旬は冷え込みのため生育にブレーキがかかったが、気
見通し 温上昇にともない回復に向かう。中晩生種は定植作業は順調
に進み、2月中旬から増量。 予想入荷量は前年の1割増。1
月下旬の高値反動もあり、増量にともない下げ足早まり、価
格330円は品薄高の前年比安もほぼ平年並み。
主産県
産地名
出荷
現況
愛知
愛知
みなみ B
(37%)
(田原)
品目
ごぼう
鹿児島
産地
生育・出荷情報
大隅
ごぼう
団地
現状、気温高で生育進んでおり、肥大も
2L >3L サイズと順調。2 月も引き続き
太物中心に、予想入荷量は潤沢だった前
年とほぼ同じ。
宮城
年内の出荷前進と気温低下により生育停滞
し、現状、出荷量は若干少なめで推移してい
みやぎ亘 る。今後の天候次第だが、2 月 2 週頃から
(逢隈) 脇芽の量も出揃ってくる。病害も散見され
るが出荷への影響は小さく、生育は平年作
と順調。入荷量も平年並みと見込まれる。
千葉
ちば び悩みはあるも、生育自体は平年作と順
みどり 調。1 月下旬~ 2 月にかけてまとまった
(干潟) 量が出てくる見通しも、今後の寒さ次第。
春菊
作 柄 状 況
曇天、低温等の影響で一時的な出荷の伸
12 月より気温高により生育前進していたが、現
状、気温低下により平年並みのペースで推移し
ている。株は植わっており、気温上昇に伴い数量
も回復してこよう。9 月下旬以降は定植作業も
順調に進んだ。2 月出荷のものは冷え込みで
生育進度はやや遅れ気味も花蕾の品質は良く、
生育概ね順調。2 月下旬より量が出揃い、予想
入荷量は前進して少なかった前年以上。
2 月通じての予想入荷量は平年並み。
宮城
1 月前半まで前進して出ていたが、現状、気温
せり
低下により出荷ペースは緩慢。秋期に定植で
香川
香川
B きていな圃場もあり、現状の出回り量は少ない
(24%)(三豊)
が、2 月出荷の株は確保されており、中旬から
増量に向かう。
埼玉
榛沢
(11%)
県名
現状、冷え込みによる生育停滞と春作の準備等
で、出荷ペースは緩慢に推移している。秋冬作
は9月長雨による定植遅れもあり、年明け後の
B
出荷進度率は7割レベルと前進化していた前年
より残量あり。
2月の予想入荷量は前年の3~
4割増も平年並み。
にら
名取
岩沼
茨城
作柄は平年作だが、年内の出荷前進と冷
え込みにより、1 月中旬は一時的に出荷
なめがた の谷間となった。2 月は平年並みの出荷
ペースと見込まれるも、作付減もあり入
荷量は前年、平年を下回る見通し。
栃木
新物の 1 番刈りは寒さの影響を受けにく
く、現状、生育ペースは平年並みで推移し
かみつが
ている。2 月出荷の中心となる 2 番刈り
(鹿沼) の出方は今後の冷え込み次第だが、入荷
量は平年並みと見込まれる。
たまねぎ
前月上中旬 下旬見込み 上 旬
107
107
♯
中 旬
△♯
下 旬 見通し単価 前年比
△♯
100
102%
前年は玉太り良くL・L 大中心の出荷、全体の83%を占める
北海道産が3%増、静岡産が78%大幅増、総体で入荷は前
年比4%増、平年に比べて13%多く過去5年の中で最も多かっ
た。 価格98円(同87%)は平年に比べて18%安く過去5年
の中で最も安かった。
販 売
【本年】北海道産は計画出荷となるため、入荷は前年並みの
見通し 見込み。静岡産は面積やや増、作柄も玉肥大も良好で2月は
出荷最盛期を迎える見込み。中旬は、静岡産の入荷量が増
加してくる見込み。
総体では入荷は平年より多かった前年よりやや多い見込み。
価格は前年並みも平年よりやや安い見通し。
主産県
産地名
北海道
きた
(83%) みらい
静岡
とぴあ
(14%) 浜松
出荷
現況
作 柄 状 況
B
2 月もL大中心の出荷となる見込み。2 月全
体量はやや多かった前年並みで、平年よりやや
多い見込み。
B
サラダオニオン(白玉葉付き)は生育前進し、
例年より早く、2 月 10 日頃でほぼ終了。白玉
の切り玉は例年通り 20 日頃から出荷開始の
予定。白玉の出荷ペースは平準だが、黄玉は 2
月中旬から急増に向かう。本年産は大玉傾向
で、ロス率は低く、現状、前年の 2 割増のペー
スで進んでいる。2 月の予想入荷量も前年の
2 割増、平年比でも若干多い。
セルリー
現状、生育ペースは平年並み、2L 比率
は 60%と太物が多く、生育順調。2 月
は若干 2L 比率は低下の見通しも、生育
自体は引続き順調と予想される。2 月は
日量 3,000 ~ 4,000 ケースで推移し、
月トータルの出荷量は前年よりやや増の
見込みから、入荷量も前年以上。
静岡
とぴあ
浜松
輸入
前年 1 月のメキシコ産は産地の寒波で入
荷減少し、2 月に残量がずれ込んだ。現
時点では目立ったトラブルもなく生育は
メキシコ
概ね順調。大きな天候の乱れがなければ、
引続き 2 月も平年作で推移し、前年並み
の入荷を見込むも国産の市況の影響大。
アスパラ
佐賀
作付面積は前年より若干減。前年と同じ
く、1 月中旬から入荷開始となった。現
さが 状、強い寒気のため生育停滞しており、生
育環境は前年に類似している。出だしの
(川副) 増量ペースは鈍く、2 月予想入荷量も少
なめだった前年並み。肥大は L サイズ中
心と平年並み。
千葉
安房
早生種の生育は平年よりやや早く、年末よ
り出荷前進傾向。中晩生種は現状、冷え込
みにより生育は遅れがちとなり、
1月4~5
週目は端境で少ないが、
2月2週目から数量
上向く見通し。好天に恵まれれば急増する
場面もあるが、
2月の予想入荷量は年内に
大幅前進した前年以上も平年より若干減。
香川県
農協
年明け後の生育は平年より1~ 2 週間ほ
ど進んでいるが、現状、気温低下により生育
ペースはゆっくり。天候回復ともに順調な出
回りが期待される。2 月 2 週目からは減り
ながら推移し、3 月中旬から再度増量の見
込み。露地作のため天候変動の影響を受け
やすいが、2 月の予想予想量は年内に大
幅前進した前年、平年よりも多い見込み。
菜の花
香川
野菜展望 P5
現状、露地物の生育は寒さのため生育停
滞しているが、ハウス物の出荷も始まり、
大きな減り込みはない。栽培面積は前年
と横ばい、2 月はハウス物中心に平年並
みの入荷見込み。
2月
2017
その他の野菜(つづき)
品目
県名
輸入
産地
生育・出荷情報
ー
メキシコ産は2月上旬まで順調入荷の見
込み。続いてニュージーランド産が入荷
の中心となる。ニュージー産は生育期に
雨が多く、収量は平年よりやや低下の予
想から、
2月入荷量は前年より若干減と見
込まれる。玉伸びは例年と変わらず、
6>7
>5>8玉。
かぼちゃ
沖縄
沖縄県 弊社には 1 月 10 日から入荷開始となっ
た。本年産の作況は特に問題なく順調。
5
農協 玉・6玉中心に前年以上の入荷を見込む。
愛知
病害も散見されるが、現状の生育は概ね
順調。2 月は低温期のため出荷量は少
なめで推移するが、
ダブル花房も多く、2
ひまわり
月下旬から 3 月にかけて増量に向かう模
様。2 月入荷量は大幅前進した前年以
上の見込み。
玉名
作付は微増傾向。年内出遅れた分が 1 月
前半に出てきた。現状は成り疲れもあり、
出荷ペースは緩慢である。厳寒期の出荷
のため、大きな山もなく、現状と同じくだ
らだら出荷となる。2 月出荷については
花付き、着果状況とも平年並み、玉伸びも
L、
Mサイズと順調と見込まれる。2 月の
予想入荷量は年内に大幅前進して少なめ
だった前年より若干増。
佐賀
からつ
成り疲れ、冷え込み等で現状、だらだら出
荷となっている。2 月は厳寒期のため、
例年通り微減しながらの出荷パターンと
なる。2 月の出荷については、花付き、
着果量とも平年並みにあり、玉伸びも L、
M サイズ中心と順調の見込み。2 月の
予想入荷量は年内に前進して少なかった
前年より若干多く、平年並み。
沖縄
1月中旬から下旬にかけて2作目が出始
め、
2月に向かい微増傾向。
1作目は生育
前進していたが、
2作目の生育は平年並
沖縄県 みのペースで推移する模様。寒さの程度
2月2週目にひと山くる見通し。
農協 によるが、
月トータルの予想入荷量は寒波、降雪で
少なかった前年を大幅に上回り、平年並
みに回復。
ミニ
トマト
熊本
ミディ
トマト
いんげん
愛知
豊橋
年末から年始にかけて生育は大幅に進ん
でいたが、1 月中旬の冷え込みで平年
よりやや早い程度に落ち着いた。2 月の
生育ペースは平年並み、花飛びなども冷
え込みの影響もなく、予想入荷量は順調
だった前年並み。
ー
1 月下旬に入り広範囲で降霜したが、地
域により被害の程度はまちまち。2 月出
荷の中心産地はダメージは軽微で作柄は
平年作と順調。前年は県全体に凍霜害の
被害大きく激減したが、本年は平年並み
の入荷が見込まれる。
さやえんどう
鹿児島
千葉
かんしょ
茨城
徳島
たけのこ
ふき
たらの芽
Lサイズ中心の出荷も例年よりM、
Sサイ
かとり
ズの比率は高く、全体に小ぶり傾向のた
ほか め、総体の入荷量は平年より若干少ない
見込み。
【千葉】「ベニアズマ」中心に「べにはる
か」、
高系品種の「大栄愛娘」
(JA かとり)
、
「さわらっこ」(JA 佐原)等の地域ブラ
なめがた ンド品も出回る。
【茨城】
「紅まさり」
(品種:べにまさり)、
「紅
こがね」(品種:ベニアズマ)中心に出
回る。
里浦
貯蔵量は不足もなく、予想入荷量は平年
並みの見込み。
野菜展望 P6
国産
愛知
山形
ー
今シーズンは静岡・福岡・鹿児島産は裏
年にあたり、前年より生産減。熊本産は表
年で前年より生産増の見込み。九州産は
年内から入荷しているが、
1月中旬から冷
え込み厳しく、現状、出方は鈍い。竹の状
態は良く、発生条件は悪くはないが、発生
量は天候次第。
2月は2㎏箱(3L・3~4
本、
2L・5 ~6本、L・7~9本、M・10
~ 14 本、S・15 ~ 20 本)
あいち
知多
秋の長雨、
日照不足による生育遅れ、根腐
れ等で秋ふき(抑制栽培)の出荷量は
前年より1割ほど減少。
2月出荷スタート
の春ふき(促成栽培)はLサイズ中心の
仕上がりで、
出だしの量は平年より若干少
ない見込み。
ー
現状、生育は平年作と順調。出荷前倒し傾
向のため、2 月中旬から量も出揃うが、
例年通り、3 月は月通してピークとなる。
栽培面積、生産者数とも前年より微減も、
2 月出荷については伏せ込みの株は例
年より若干多く、
予想入荷量は平年よりも
微増の見込み。