旭川市内におけるインフルエンザ流行発生警報の発令について 平成 2 7年 1月 1 4日 (水 ) 旭川 市 保健 所健 康 推進 課 連絡 先 26-1111 内 線 2955 本市の感染症発生動向調査において,インフルエンザの流行が警報発令の開始基準値 を超えましたのでお知らせします。 1 旭川市内のインフルエンザの流行状況 本市の感染症発生動向調査によると,12月中旬からインフルエンザ患者が増加し, 平成27年第1週(平成26年12月29日~平成27年1月4日)に,一定点あたり の報告数が34.38人となり,流行発生警報の開始基準値を超えました。 (本市の定点医療機関数:13医療機関) ○ イ ン フ ル エ ン ザ 流 行 状 況 【 平 成 26年 第 39週 (9/22~ 9/28)以 降 ~ 】 H24~H25 インフルエンザ発生動向 H25~H26 H26~H27 定 点 当 た り の 報 告 数 50 45 40 35 30 25 20 15 10 5 0 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 週 ※流行発生注意報:基準値 10 ※流行発生警報:開始基準値 30,継続基準値 2 10 インフルエンザの症状 潜伏期間は約1~5日間(最大7日間)で,急な38℃以上の発熱,頭痛,関節痛, 筋肉痛など全身の症状に加えて,普通の風邪と同様にのどの痛み,せき,鼻汁などの症 状もみられます。 感染力が強く,一旦流行が始まると,短期間に感染が拡がります。 特に,子どもや高齢者,呼吸器系や心臓などに慢性の病気を抱えている方は,合併症 として肺炎などになりやすいので,十分注意する必要があります。 また,近年,小児がインフルエンザにかかると,まれに急性脳炎を起こして死亡する といった問題も指摘されています。 3 インフルエンザウイルスの感染経路 インフルエンザにかかった人の咳,くしゃみ,つばなどの飛沫(しぶき)に含まれる ウイルスを呼吸器(鼻やのどなど)から吸い込むことなどによって感染します。 4 インフルエンザの予防方法 (1)こまめに手洗いをしましょう。 (2)人混みは避けましょう。 (3)外出時には,マスクを使用する等,ウイルス感染を防ぎましょう。 ( 4 ) 室 内 は , 適 度 な 湿 度 ( 50%~ 60%) を 保 ち , 換 気 を し ま し ょ う 。 (5)バランスのよい食事,十分な休養など規則正しい生活を心がけ,体力や免疫力を 高めましょう。 (6)インフルエンザの発症,重症化予防には,予防接種が有効です。 5 インフルエンザにかかってしまった場合 (1)早めに医療機関を受診して治療を受けましょう。 (2)外出を控えたり,マスクをする(咳エチケット)等,他の人へうつさないよう配 慮しましょう。 (3)安静にして,休養をとりましょう,特に睡眠を十分にとることが大切です。 (4)水分を十分に補給しましょう。お茶,ジュース,スープなど飲みたいもので結構 です。 6 保健所の対応 市内 医療 機 関, 学校 , 施設 等 に対 する 情 報提 供及 び 注意 喚 起を 行い ま す。 7 その 他 平 成 2 7年 第 1 週 ( 平 成 26 年 1 2 月 29 日 ~ 平 成 2 7年 1 月 4 日 ) にお い て, 当 初, 一 定 点 あ た り 24 . 6 9 人 の 報 告数 と な っ て おり ま し た が , 平成 2 7 年 1 月 13 日 に医 療 機関 か ら 患 者 報 告 数の 訂 正 が あ っ た こと か ら , 一 定点 あ た り の 報 告数 が 3 4 . 3 8人 と なり , 流行 発 生 警 報 の開 始基 準 値を 超え ま した 。 な お , 第1 週 の 報 告 数 に つい て は , 北 海道 感 染 症 情 報 セン タ ー の ホ ー ムペ ー ジに , 当初 の 報 告 数 ( 2 4. 6 9 人 ) が 掲 載さ れ て お り ,近 々 修 正 さ れ た報 告 数 ( 3 4 .3 8 人) が 掲載 さ れ る 予 定と なっ て おり ます 。 【参考】(インフルエンザ注意報・警報とは) 厚生 労働 省 ・感 染 症発 生動 向調 査 事業 の一 環 とし て ,イ ンフ ルエ ン ザ定 点医 療機 関 を受診 したイ ンフル エ ンザ 患者 数 を週 ご とに 把握 ,集 計 し, 過去 の 発生 状 況を もと に基 準 値を 設け ,保 健 所ごと にその 基準値 を超えると注意報や警報が発令されるシステム。 注意 報は , 流行 の 発生 前で あれ ば 今後 4週 間 以内 に 大き な流 行が 発 生す る可 能性 が あるこ とを, 流行発 生 後で あれ ば その 流 行が まだ 終わ っ てい ない 可 能性 が ある こと を示 し てお り, 警報 は 大きな 流行の 発生, 継続が疑われることを示します。 発令 基準 は ,注 意 報に つい ては 1 定点 あた り の受 診 患者 数が 1週 間 で1 0人 を超 え た場合 ,警報 につい て は同 じく 3 0人 を 超え た場 合に 発 令さ れ, 警 報発 令 後は 1定 点あ た りの 受診 患者 数 が10 人を超 えると 警報が継続されます。 イン フル エ ンザ 警 報・ 注意 報に つ いて の詳 細 は, 国 立感 染症 研究 所 感染 症情 報セ ン ターの ホーム ページ でご覧になれます。( http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/a/flu.html) 全道のインフルエンザ流行状況は北海道感染症情報センターのホームページでご覧になれます。 (http://www.iph.pref.hokkaido.jp/kansen/501/map.html)
© Copyright 2024 ExpyDoc