平成27年2月号(PDF:328KB)

平成 27年
交通安全だより
発 行:多治見市交通安全対策協議会
事務局:多治見市役所道路河川課
2月号
第436号
朝夕の寒さが厳しい毎日ですが、節分もすぎ、暦の上で
は春となりました。
ようやく春の暖かさが間近に迫っております。
さて、幼稚園・保育園の交通教室では、この時期、1 年間
の総まとめを行っています。たくさんの交通の約束を一緒に
学んできました。しかし、一度だけでは身につきません。
大人が手本となり、ご家庭でも繰り返し教えて頂くことに
より、「正しい交通ルール」を身につけましょう。
子どもが交通事故にあうのは、次の4つの原因が大半を占めています。
① 道路への急な飛び出しによるもの
走っている車は、すぐに止まれません。道路を渡る前に「必ず立ち止まる」ことを子どもに繰
り返し教えてください。
② 車の直前、直後の横断によるもの
駐車中の車や通り過ぎた車のすぐ後ろを横断すると、反対側から車が来ることがあります。ま
た、一旦止まってくれた車の前を渡ろうとすると、その車の陰から急に別の車がくることもあ
ります。車の前や後ろを渡らないように教えてください。
③ 路上で遊んでいるとき
子どもは遊びに夢中になります。路上での遊びは絶対にやめさせてください。遊んでもいい場
所、安全な場所を教えてください。
④ 道路を渡るとき
幼い子どもにとって横断歩道での安全確認は、なかなか
難しいものです。赤は止まれ、黄色や青の点滅も危ない。
青になっても前後左右の安全を確認して横断するよう
に教えてください。
★★★
幼
運転者から視認されないことで起きた事故例 ★★★
児
●スーパーの駐車場で、2歳女児が車にひかれ死亡(H26 長野県)
・女児は、祖母の後を付いて歩いていて転倒したところを、車にひかれた。
●立体駐車場内を歩いていた3歳男児が、車にはねられ死亡(H26 千葉県)
・男児は、1階から地下に通じるスロープを家族から少し離れて歩いていたところを、車に
はねられた。
●5歳男児が、信号のある交差点で左折車にはねられ死亡(H26 東京都)
・男児は、両親の後から横断歩道を渡っていたところを、車にはねられた。
保護者と一緒だが、子どもから離れていた事が共通
小学生
●6歳男児が、車にひかれ死亡(H26 千葉県)
・男児は、友人と路上でスケートボードに仰向けに乗って遊んでいたところを、車にひかれた。
●住宅街のT字路で、小2男児3人が車にはねられ重軽傷(H26 千葉県)
・男児たちは、道路にしゃがみこんで遊んでいたところを、車にはねられた。
背を小さくして、道路で遊んでいた事が共通
事故を防ぐポイント
①
②
③
④
車の往来がある場所では、幼児と手をつなぐ。
車は大人が必ず先に降りる。幼児ひとりでドアの外に出さない。
停車している車の直前・直後を歩かせない。
道路では遊ばせない。
★背の低い幼児はもちろん、小学生でも車の前でしゃがみこんだりすれば、
運転者の死角に入ってしまう可能性が非常に高いので、気を付けましょう。