HP + Veeamの効率的な VMwareデータ保護 -HP 3PAR StoreServと StoreOnceを 組み合わせたVeeam Backup & Replication による最適なバックアップ―Ver 1.0 Modern Data Protection Built for Virtualization HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 目次 1. 本ドキュメントについて. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3 2. Veeam Backup & Replicationについて. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3 2.1. 効率的な分散アーキテクチャ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3 2.2. 環境に合わせたデータ取得. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4 2.3. Veeam B&R独自機能のvPowerについて. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5 3. ストレージスナップショットの効率的な利用(HP 3PAR StoreServ). . . . . . . . . . . . 6 3.1. リストアの高速化. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7 3.2. VMの優先度に合わせたリストアポイント設計. . . . . . . . . . . . . . . . . 8 3.3. Veeam Explorer for Storage Snapshotsの仕組みについて. . . . . 9 4. ストレージスナップショットと連携したバックアップ・レプリケーション(HP 3PAR StoreServ). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11 4.1. Veeam Backup from Storage Snapshotsの仕組み. . . . . . . . . . . 12 5. 重複排除ディスクバックアップの活用(HP StoreOnce + Veeam B&R). . . . . . . . 14 5.1. HP StoreOnceによる容量の削減 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15 5.2. Veeam B&Rによるリストア時間と自動リストア検証 . . . . . . . . . . 16 6. テープへのアーカイブ(HP StoreEver) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17 6.1. Veeam B&R + HP StoreEver. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18 7. HP Storage+Veeam B&Rによる広範囲なデータ保護 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20 7.1. HP Storage+Veeam B&Rで実現する効率的なバックアップ. . 21 7.2. ライセンスごとの提供可能な機能一覧. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 22 8. 参考文献. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23 2 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 1. 本ドキュメントについて 本ドキュメントではVeeam Backup & Replication(以降Veeam B&R)とHP Storage(HP 3PAR StoreServ、HP StoreOnce、HP StoreEver)を組み合わせた利用 方法をご紹介しています。 Veeam B&RからHP 3PARのVirtualCopy機能を活用した、効率的な運用や仮想環 境への影響を最小限にしたデータ保護方法、Veeam B&RとHP StoreOnceの重複 排除による大幅なバックアップデータの削減、Veeam B&RからHP StoreEverのテ ープメディアに対する長期アーカイブなどを中心に解説しています。 2. Veeam Backup & Replicationについて 仮想環境における、事業継続計画(BCP)では仮想マシンごとに適切な復旧時間 RTOや世代RPOを異なるため、 これに柔軟に対応する必要があります。 さらに従来 のエージェント形式でのバックアップでは、仮想マシン上のエージェントから発生 する負荷が問題になってきます。 Veeam B&Rはこれらの問題・課題に解決策を提案します。vSphereのAPIを用い てデータ取得を行うことでエージェントレスなデータ保護を実現します。そして高 速で信頼性の高いイメージベースのバックアップ、ほぼ無停止のビジネス継続を 可能にするレプリケーションを1つのソリューションとして提供することで柔軟な RTO、RPOを可能にします。 2.1. 効率的な分散アーキテクチャ Veeam B&Rではバックアップ・レプリケーションを行うための各コンポーネントを 分散して配置することが可能になっています。DRサイトへの転送や仮想環境の規 模に合わせて、 このコンポーネントを配置することで、 より高速・効率的なデータ保 護が可能になります。 コンポーネントは以下の3つです。 • Veeam Backup サーバ ユーザ権限やロードバランシング、 ジョブ設定情報等の管理を行うサーバです。 このサーバは通常1つのみ用意し、小規模な環境であればこのサーバのみで Proxy、Repositoryの役割も担いバックアップやレプリケーションを実施できます。 3 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 • Veeam Proxy サーバ 実際に仮想マシンのデータ取得や重複排除・圧縮処理を行うサーバです。 このサ ーバを複数構成することで分散処理を行いバックアップの高速化やレプリケーシ ョン時の転送量削減などが可能です。 • Veeam Repository サーバ バックアップの保存先となるサーバです。保存先としてはWindows、Linuxにマウ ントされているディスク(SAN、NAS、DAS)やCIFSの共有フォルダなどを利用できま す。 また2次バックアップの保存先としてはテープも利用できます。 2.2. 環境に合わせたデータ取得 Veeam B&RではvSphere API Data Protection(以下VADP)を使用し、 エージェントレス なバックアップ、 レプリケーションを実現しています。 このVADPでは環境に合わせて データ取得方法を変えることで効率的な処理が可能です。 このデータ取得方法はトラ ンスポートモードと呼ばれ、 Veeam B&Rの場合、 データストアの構成とVeeam Proxy サーバの配置によって使用できるトランスポートモードが異なります。 • Direct SANモード:Veeam Proxyサーバ‐物理マシン | データストア‐SANスト レージ データストアからFC(ファイバチャネル)またはiSCSI経由でデータを取得 します。 • Virtual Appliance(hotadd)モード:Veeam Proxyサーバ‐仮想マシン | データ ストア‐制限なし データストア内の対象の仮想ディスクをhotadd機能でマウン トし、直接データを取得します。 • ネットワーク(NBD)モード:Veeam Proxyサーバ‐物理・仮想マシン | データスト ア‐制限なし VMKernelポートからネットワーク経由でデータを取得します。 また、VADPでは静止点作成時にVSSとの連携によりアプリケーションレベルでの 静止点作成を行います。 このとき、通常はVMware Toolsの標準機能でVSSコピー バックアップが実施されますが、Veeam B&Rでは独自にVSSをサポートしており、 アプリケーションに合わせて完全VSSバックアップ実施やバックアップ成功後のト ランザクションログの切り捨て、 リストア時の動作のカスタマイズなどを行い、 より 信頼性の高いバックアップ・レプリケーションを実現しています。 4 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 2.3. Veeam B&R独自機能のvPowerについて vPowerはVeeam社がパテントを取得している技術であり、 これにより重複排除・圧 縮されたバックアップファイルから任意の世代の仮想マシンを直接起動すること が可能になります。 この技術を使用することで、 高速なリストアやリストアの自動検証機能を提供します・ • インスタントVMリカバリ バックアップファイルから任意の世代の仮想マシンを直接起動することでRTO( 復旧目標時間)を大幅に短縮可能です。 また、Veeam Quick MigrationやStorage vMotionにより、仮想マシンを起動したまま運用中のデータストアに移行すること も可能です。 • オンデマンドサンドボックス Virtual Labというネットワーク的に分離された環境をvSphereホスト上に自動で作 成する技術と組み合わせ、Virtual Lab内にvPowerで仮想マシンを起動します。 こ れにより検証やパッチ適用のテスト、 トレーニングなどを本番環境への影響なし実 施することが可能です。 • U-FLR(ユニバーサルファイルリストア) / U-Air(ユニバーサルアイテムリカバリ) Virtual Lab内に起動させた仮想マシンからゲストOSのファイルやアプリケーショ ンのアイテムなどをリストアします。 これによりダイナミックディスクやLVM、様々 なディスクフォーマット上のファイル、Active Directoryのユーザやグループ、SQL Serverのテーブルやレコードなどを簡単にリストアできます。 • SureBackup / Replica(自動リストア/ファイルオーバ検証) Virtual Lab内に起動させた仮想マシンに対して、 自動的にハートビートやPing、 ス クリプトによるテストを実施する機能です。 これにより、手間のかかるアプリケーシ ョンレベルでのリストア検証を自動化し、バックアップの信頼性を高めることが可 能です。 5 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 3. ストレージスナップショットの効率的な 利用(HP 3PAR StoreServ) • ストレージスナップショットについて(HP 3PAR StoreServの場合) HP 3PAR StoreServではVirtual Copy機能を使用してデータのポイント・イン・タイ ムなコピーをスナップショットとして作成します。 このVirtual Copy機能は効率のよ いcopy-on-write(書き込み時コピー)技術を利用し、既存のデータを複製せず、 参照します。 これにより、新たにコピーする必要のあるデータはベース・ボリュームの変更され た点のみとなり、消費する物理容量を最小限にとどめます。 • 自動拡張機能 従来のcopy-on-write 技術ではユーザがボリュームごとにコピー容量を予測し、 多めに空き容量を割り当て入ました。 しかしVirtual Copyの自動拡張機能では、空き容量の割り当てをコピー容量のサ イズに応じて自動的に増加させますので、容量を節約でき、予測の手間も減らすこ とが可能です。 また、ユーザはコピー容量にベース・ボリュームとは異なるサービス品質(QoS) レ ベル(たとえば異なるRAID レベルとドライブ・タイプ)を割り当てることができ、必 要に応じてボリュームと空き容量に追加の割り当てパラメータを設定できます。 • 柔軟性 3PAR Virtual Copy のスナップショットは、柔軟性が高く、ユーザが各ボリュームに 数百のスナップショットを作成し、 アプリケーション・データの履歴をオンラインで アーカイブするようなことも可能です。 スナップショットのスナップショットを取得し、 これを読み取り専用、読み書き両用 に設定可能です。 これにより、関係のないスナップショットが誤って変更されること を防ぎながら、本番レベルのデータを自由に選択的でき、安全かつ簡単にテスト や検証に利用することができます。 また Virtual Copy では、 「プロモート」機能により、ベース・ボリュームに関連付けら れているスナップショットをオリジナルのベース・ボリュームに昇格させることも可 能です。 つまり、ベース・ボリュームをその関連するスナップショットに迅速に同期させて、 過去の時点に実質上ロールバックできるのです。 さらに、読み取り専用の子スナッ プショットを読み書き両用の親スナップショットに昇格させることもできます。 出典: 「ストレージスナップショットの効率的な利用(HP 3PAR StoreServ)」 http://h50146.www5.hp.com/products/storage/whitepaper/pdfs/3par/3PARvc-br-10.2-ja.pdf 6 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 3.1. リストアの高速化 Veeam Explorer for Storage Snapshotsにより、3PAR Virtual Copyにより取得した VMwareデータストア のストレージのスナップからVMwareの仮想マシンのデータ を直接リストア可能です。 ストレージスナップショット内の仮想マシンのデータをイ ンスタントVMリカバリにより、直接リストア、ゲストOS(Windows、Linux、FreeBSD など)のファイル、 アプリケーションアイテム(SQL Serverのテーブル、 レコー ド、Active Directoryのユーザ、 グループなど)を数分でストレージスナップショット からリストアできます。 通常のストレージのスナップショットからのリストアには、 スナップショットのマウン トを行うためストレージ上の設定などを行う必要があり、 リストアまでの手順が多 く複雑で、それにより時間もかかってしいます。 そこで、 このVeeam Explorer for Storage Snapshotsを利用することでストレージ スナップショットからのリストア手順を大幅に簡単化でき、操作ミスによるリストア 失敗や、 リストアの高速化が可能です。 7 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 3.2. VMの優先度に合わせたリストアポイント設計 Veeam B&Rのバックアップは仮想マシンのデータの取得、重複排除・圧縮、保存と いうような処理を実施する必要があるため、バックアップ取得のために数十分か ら数時間程度、必要になります。 また、バックアップではVMwareのスナップショット を作成し、データを取得しますので、 このバックアップ中はこのスナップショットの サイズも大きくなります。 VMwareのスナップショットは、 ソフトウェア的に取得しています。 このため仮想マ シンのパフォーマンスの低下や仮想環境への影響が考えられ、 スナップショット操 作は仮想環境の負荷が低い際時に行う事が望ましいと考えられます。 このような理 由から、Veeam B&Rのバックアップスケジュールは負荷の低い、深夜帯の時間に取 得するケースが多くなります。 しかし、 「最良」なバックアップとしては最新の世代をリストアできる必要があり、仮 想マシンのポリシーとして日次のバックアップのみでは不足するケースが多くなっ ています。 このようなケースではバックアップ時の負荷を考慮したスペックの仮想環境を用 意する他に、 ストレージスナップショットを高頻度な一時バックアップとして利用す るという選択肢も存在します。 ストレージスナップショットは、 ストレージ自体に障害が発生した場合には復旧が 行えないため、それ単体でのバックアップとして信頼性は低いですが、 この選択肢 ではVeeam B&Rでのバックアップとストレージのスナップショットを組み合わせる ことにより、双方の欠点を補いRPOを大幅に短縮可能です。 例えば、仮想環境の負荷が低い0時以降をVeeam B&Rでのバックアップを行う時 間帯とし日次バックアップを取り、仮想環境の負荷が高く、RPOを短くする必要のあ る業務時間10時から23時の間は30分間隔でストレージスナップショットを取得し、 最適なRPOを実現するといった設定が可能です。 8 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 設定画面例 3PAR Virtual Copy設定画面 Veeam Backup Job作成画面 ※3PAR Virtual Copyには、仮想マシンの静止点が含まれませんのでご注意くだ さい。 3.3. Veeam Explorer for Storage Snapshotsの仕組みについて Veeam Explorer for Storage SnapshotはHPストレージのAPIを利用し、 ストレージの スナップショットからリストアを行います。 具体的な処理は以下のようになります。 1. HPのAPIを使用して、Veeam B&RからHP 3PARに対してコマンドを送信 2. HP 3PARは対象のスナップショットのクローン(Virtual Copy)を作成します。 ※ファイルレベルリストアとインスタントVMリカバリの復旧時にはLUN上の VMFSボリュームのメタデータが更新されます。そのため、ボリュームのスナップ ショット自体はリストアに利用せず、 このクローンを読み取り専用のスナップショ ットとして利用します。 3. ESX(i)ホストからHP 3PARに対してアクセス、読み書きを行うために、 リストア先 として指定したESX(i)ホストを割り当てサーバとしてHP 3PARに追加します。 4. HP 3PARはvCenter Serverに対して、HBAの再スキャンのコマンドを送信しま す。 これによりクローンがターゲットとして検出されます。 5. ESX(i)ホストはLUNのボリューム再署名を行います。 6. Veeam B&Rが復旧(ファイルレベルリストア、インスタントVMリカバリ)を実施し ます。 7. 復旧終了後はHP 3PARに対してコマンドを発行し、ESX(i)からのクローンボリュ ームの削除、 クリーンナップを行います。 9 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 ※HP 3PAR StoreServで構成した場合は、FC(ファイバチャネル)での接続のみをサ ポートしています。HP StoreVirtualで構成した場合は、iSCSIもしくはFCでの接続を サポートしています。 ※Virtual Copyは、HP 3PAR StoreServで作成するスナップショットになります。HP StoreVirtualで構成した場合は、Smart Cloneを使用します。 ※HP Store Virtual構成でiSCSI接続を使用した場合、手順3の後に、HPストレージ のIPアドレスをESX(i)ホストの静的ターゲットとして設定します。 画面例 • スナップショットの作成 Veeam B&Rのコンソールから直接3PARの仮想ボリュームのスナップショットを作 成することができます。 ※HP 3PAR ではこの時に仮想マシンとの連携は行われません(HPStoreVirtualの 構成でアプリケーション管理スナップショットを構成している場合は、仮想マシンと の連携が可能)。 10 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 • スナップショット内の仮想マシンから直接リストア スナップショット内の仮想マシンを右クリックすることで、 各リストアを実施できます。 4. ストレージスナップショットと連携した バックアップ・レプリケーション(HP 3PAR StoreServ) VMwareスナップショットは便利な機能であり、仮想マシンごとに作成されるもの ですので、ゲストOSのアプリケーションレベルでの静止点作成を柔軟に実施可能 であす。 この柔軟性を活かし、Veeam B&Rのバックアップ・レプリケーションでも VMwareスナップショットを作成し、仮想マシンのデータを取得しています。 しかし、 このスナップショットはあくまでもソフトウェア的なものですので、長時間、 保持し続けるとデルタファイル(変更点)のサイズが大きくなり、データストアの容量 圧迫や仮想マシンのパフォーマンス低下など、仮想環境に悪影響を与えます。その ため、VMwareスナップショットは作成自体を行わないか、なるべく短時間で削除す ることが望ましいと考えられます。 そのため、Veeam B&RのようにVMwareスナップショットを使用し、 アプリケーショ ンレベルでの整合性を保ったバックアップを実施しようとすると、データ取得中の スナップショットの存在が少なからず、仮想環境上の問題点として挙がってきます。 11 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 これに対して、 ストレージスナップショットはハードウェア的に「ある瞬間」のイメー ジを保持しますので、パフォーマンスの低下や仮想環境への影響はほとんどありま せんが、各仮想マシンの整合性を保持する場合には複雑な設定や構成が必要に なります。 このように、一長一短あるVMwareスナップショットとストレージスナップショットで すが、Veeam B&Rではこれを連携させ、仮想マシンの静止点作成については柔軟 な対応が可能なVMwareスナップショットを利用し、データ取得の際にはストレー ジのスナップショットを利用することで、それぞれの長所を生かし仮想環境への影 響を最小限にしたバックアップを行うことができます。 4.1. Veeam Backup from Storage Snapshotsの仕組み Veeam Backup from Storage SnapshotsはVADP(vSphere API Data Protection) とHPストレージのAPIを利用してバックアップを行います。 1. Veeam B&Rのジョブに登録されている仮想マシンを分析し、仮想ディスクが HP 3PAR上にあるものと、その他のストレージ上にあるものでグループを作 成します。 2. HP 3PARのボリューム上にある仮想マシンに対してVMwareのスナップショット を作成します。 3. HP 3PARのVirtual Copyでボリュームのスナップショットを作成します。 4. HP 3PARのボリューム上にある仮想ディスクのCBT(変更点の追跡)情報を取得 します。 5. VMwareのスナップショットを削除します。 このとき、ボリュームのスナップショッ ト上にはVMwareのスナップショットは残った状態です。 ※この後、その他のストレージ上にある仮想マシンに対してVMwareスナップシ ョットが作成され、並行して処理されます。 6. HP 3PARとFC(ファイバチャネル)接続されたVeeam Backupサーバもしくは Veeam Proxyサーバが検出されます。 ※HP StoreVirtualの場合はiSCSI接続が必要です。 7. Veeam BackupサーバもしくはVeeam Proxyサーバが仮想マシンのデータ・ブ ロックを読み取り、重複排除、圧縮後、 レポジトリ(保存先)に転送します。2回目移 行のバックアップの場合にはCBT情報を利用し変更されたデータ・ブロックの みを取得します。 8. 処理が完了後、ボリュームのスナップショットをアンマウントし、削除します。 12 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 ※Raw Device Mapping時は連携が行えません。 画面例 • Veeam B&Rでの設定、バックアップ実行画面 Storage Infrastructureで3PARが登録されていれば特別な設定は必要ありません。 ※ジョブごとのStorage Snapshot連携オプションはデフォルトで有効です。使用し ない場合にはチェック外す必要があります。 ストレージスナップショットの作成 ストレージスナップショットの削除 13 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 • バックアップ時に作成されるストレージスナップショット ベースVirtual Volumeに対して、Veeam_[VV_Name]で作成されます。 バックアップサーバーに、 作成された バックアップで作成されたス ナップショットは、 Veeam_[VV Name]で作成されます スナップショットがマウントされます 5. 重複排除ディスクバックアップの活用 (HP StoreOnce + Veeam B&R) HP StoreOnce バックアップは、小規模企業やリモートサイトから大規模エンター プライズに至るまで、幅広い IT 環境に業界トップレベルのディスクベースバックア ップを提供する、他にはない連携型重複排除ソリューションです。データ量の急増 によるバックアップやリストア時間の増加、 リモートオフィスが保護されていないこ とによるリスクの増加、データ保護環境の複雑化による高コスト化などの問題を解 決します。 これらの製品では、格納が必要なバックアップデータの量が 95パーセントも削減( 重複排除率20倍の場合) されるだけではなく、大規模オフィスおよびデータセンタ ー向けの強力な専用アプライアンスと、比較的小規模なオフィスやリモートオフィ ス向けの柔軟な仮想マシン版を選択することもできます。 業界トップレベルを誇るバックアップおよびリストア速度により、バックアップ時間 の短縮やリカバリに関するSLA に対応できます。 さらに、業界随一の連携型重複排 除テクノロジーであるHP StoreOnceにより、お客様のバックアップアプリケーショ ンを使用して、必要な任意の場所で重複排除を実行するとともに、重複排除された データの企業全体にわたる移動を制御できます。 お客様の現行のバックアップアプリケーションとシームレスに統合するStoreOnce バックアップは、NAS、SAN、および仮想化環境に柔軟に統合されます。 14 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 主な機能とメリット 企業の要件を満たす業界トップレベルのスケールアウトアーキテクチャーとコスト パフォーマンス • スケールアウト型の拡張アーキテクチャは、成長に応じた投資を可能にします。 • 小規模のリモートオフィスからエンタープライズデータセンターまでのあらゆる 要件に対応できる製品ポートフォリオが用意されており、StoreOnce Enterprise Managerによる集中モニタリングが可能です。 • エンタープライズデータセンターに適した StoreOnce 6500では120 ~2240TB raw (72~17285TB 使用可能 ) を利用できます。 • 中規模のデータセンターやリモートオフィスに適した StoreOnce 4500 または 4700で は 24 ~192TB raw (16 ~160TB 使 用 可 能 ) を、StoreOnce 4900 で は 60 ~560TB raw (36 ~ 432TB 使用可能 ) をそれぞれ利用できます。 • 小規模オフィスおよびリモートオフィスに適した StoreOnce VSA 仮想アプライ アンスでは最大 10TB(使用可能 ) を、エントリーレベルの StoreOnce 2700アプ ライアンスでは 8TB raw (5.5TB 使用可能 ) を利用できます。 出典: 「データシート HP StoreOnce Backup」 http://h50146.www5.hp.com/products/storage/catalog/pdfs/4aa4-3329jpn.pdf 5.1. HP StoreOnceによる容量の削減 Veeam B&Rのバックアップ先として、StoreOnceを使用することで、StoreOnce側の 重複排除機能を効率的に活用したバックアップデータの大幅な削減が可能です。 • 標準的なディスクストレージ(Veeam B&Rによる圧縮・重複排除) 標準的なディスクストレージでは、Veeam B&Rによる重複排除・圧縮のみおこなわ れます。Veeam B&Rの重複排除・圧縮はジョブごとに実施されます。そのため複数 のジョブ間のデータは重複排除が実施されません。 そのため、Veeam B&Rのみの重複排除・圧縮ではジョブの組み方などにより削減 率に差が発生し、40%~70%のデータ削減しか望めません。 15 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 • HP StoreOnceによる重複排除+Veeam B&Rによる重複排除 HP StoreOnceによる重複排除とVeeam B&Rの重複排除を組み合わせた場合 は、ESX(i)ホストから取得するデータ量を削減するために、Veeam B&Rの重複排 除は有効になっていますが、StoreOnceの重複排除を効率的に行うためにVeeam B&Rの圧縮設定はNone(なし)に設定します。 これによりターゲットへのデータ転送 量は362 GBに増えていますが、最終的なデータサイズは52 GBと約90%のデータ 削減を可能にしています。 また、StoreOnceでは複数のバックアップジョブ間で重複排除を行われますので、 安定したデータ削減率を実現可能であり、StoreOnce側の重複排除率は平均して 75%から80%です。 5.2. Veeam B&Rによるリストア時間と自動リストア検証 バックアップソフトでは最も重要になるのは、 リストアにどの程度時間がかかる か、正常にリストア可能かといったことです。Veeam B&RではインスタントVMリカ バリ機能によりバックアップファイルを直接ESX(i)にマウントして仮想マシンを高 速にリカバリできます。 この高速なリカバリや使用される機会の多い、 ファイルレベルリストア、E-mailのア イテムリストア時間については、以下のテスト結果を参考にしてください。。 16 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 このテスト結果は、100GBですが、インスタントVMリカバリはバックアップファイル を直接マウントするという仕組みのため、容量が500 GBに増えた場合でも同程度 の時間でリストアが可能です。 ※このテストではHP StoreOnce 2610の1 GbpsのLANを一つのみ接続した構成の データです。 また、 この接続で3ホストのクラスタに接続されiSCSIや管理通信を行 っています。 いくらバックアップを取っていたとしてもそのバックアップからリストアできなけれ ば意味がなく、定期的にリストア検証を行う必要があります。 しかし、 リストアが正常に実施可能かを調べるために、 リストア検証を手動で行う にはとても手間のかかる作業です。そこでVeeam B&RのSure Backup機能を利用 することでVirtual Labという隔離環境に仮想マシンをインスタントリカバリし、バッ クアップファイルから仮想マシンが正常に起動するか、ハートビートやPING、 スク リプトによるアプリケーションの健全性の確認を自動的に実施できます。 このSureBackupは重複排除ストレージでない方が高速に実施可能です が、Veeam B&R+ HP StoreOnceでHP StoreOnceから直接SureBackupを行ったと しても高速に検証が可能です。 また、同時に実行する仮想マシンの数を増やしても リストア時間は比例しており、長時間かかるということはありません。 6. テープへのアーカイブ(HP StoreEver) StoreOnceは優れたバックアップストレージですが、多くの企業ではバックアップ 先としてテープが使用されています。 また、持ち運びが容易である点(災害対策)や データの書き換えが難しいという点(法律的な要求)から、長期的なアーカイブとし て、現在、テープが見直されています、 3・2・1ルールの観点からもテープへのバックアップは有効であり、ディスクのみに バックアップしている場合などに共通する不具合等が発生した場合には復旧が行 えなくなってしまいますが、長期的なアーカイブをテープに行っておくことで、 この ような事態が発生した場合にも復旧が可能になります。 17 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 • 3・2・1ルール 信頼性の高いバックアップを実現するためのルールであり、 「3」箇所へのバックア ップ、 「2」種類以上の媒体、 「1」つ以上のオフサイトバックアップを行うというもの です。 6.1. Veeam B&R + HP StoreEver Veeam B&Rでは2次バックアップ先としてLTO3以降のテープをサポートしており、 仮想マシンのバックアップの世代まで意識したアーカイブとWindows、Linuxサー バ上のファイルのアーカイブが可能です。 ※テープデバイスのWindowsドライバがVeeamサーバにインストールされている 必要があります。 ※ファイバチャネル、SAS、SCSI、iSCSIでの接続をサポートしています。 Veeam B&RではHP StoreEverをサポートしており、StoreEverと組み合わせて、以 下のようにテープアーカイブを行うことが出来ます。 1. Veeam B&Rが保存先(StoreOnce)に仮想マシンのイメージをバックアップします。 2. テープへの2次バックアップジョブがテープ(StoreEver)のメディアプールにバッ クアップをアーカイブします。 3. リストアの際には必要なテープをロードし、バックアップファイルを自動的に保 存先(StoreOnce)へリストアし、そのファイルから仮想マシンをリストアします。 4. リストアが完了すると保存先(StoreOnce)からバックアップファイルを削除します。 18 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 画面例 バックアップ対象の選択 保存先やバックアップジョブを指定します。 メディアプールの選択 フルバックアップと増分バックアップファイルの保存先を分けて指定可能です。 19 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 7. HP Storage+Veeam B&Rによる広範 囲なデータ保護 HP StorageとVeeam B&Rの組み合わせによりRPO (目標復旧時点)とRTO(目標復旧時 間)に合った柔軟な構成が可能です。 • HP StoreEver+Veeam B&Rによる長期アーカイブ HP StoreEverとVeeam B&R組み合わせて、 テープへのアーカイブを行うことで、 長期 的なアーカイブや災害対策のための複数メディアへの保存を簡単に実現できます。 Veeam B&Rを使用することで統合された単一のコンソールで仮想マシンのイメージ をテープにアーカイブ、 リストアが可能です。 • HP StoreOnce+Veeam B&Rによるデータ削減 HP StoreOnceとVeeam B&Rを組み合わせることで、 重複排除によりバックアップファ イルを約10分の1程度まで削減可能です。 さらにVeeam B&Rによる高パフォーマンスなバックアップ・リストアやHP StoreOnce 間の低帯域なレプリケーションも実現可能です。 • HP 3PAR StoreServ+Veeam B&Rによるストレージスナップショットとの統合 HP 3PAR StoreServとVeeam B&Rを組み合わせることで、 HP 3PAR StoreServのストレ ージスナップショット機能(Virtual Copy)をVeeam B&Rから利用可能です。 これにより ストレージスナップショットから、 仮想マシン単位でのリストアや、 ゲストOSのファイ ルレベルリストア、 Exchange ServerのE-mailなどのアイテムレベルリストアを実施可 能です。 さらにVeeam B&Rからのバックアップ・レプリケーション時にはVMwareのスナップシ ョットとストレージスナップショットを組み合わせることで、 整合性のあり、 仮想環境 への影響が最小限なデータ取得が可能です。 ※同機能は、 HP StoreVirtual+ Veeam B&Rでも同様に行うことが出来ます。 20 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 7.1. HP Storage+Veeam B&Rで実現する効率的なバックアップ HP 3PAR StoreServ、HP StoreOnce、HP StoreEverとVeeam B&Rを組み合わせた バックアップの構成例をご紹介します。 • Veeam B&RからHP 3PARのVirtual Copy機能を活用し、バックアップの効率化 やRPOの短縮を実現 • HP StoreOnce、HP StoreEverを活用した3・2・1バックアップの実現 「3」箇所へのバックアップ:HP StoreOnce間のレプリケーション(複製)機能、HP StoreEverでのテープへの保存により3箇所にバックアップを保存 「2」種類以上のメディア:ディスク(HP StoreOnce)とテープ(HP StoreEver)にバッ クアップ 「1」つ以上のオフサイトバックアップ:HP StoreOnce間のレプリケーション(複製) 機能によりDRサイトのStoreOnceにバックアップの複製を作成 1. HP 3PAR StoreServのストレージスナップショット(Virtual Copy機能)からのリストア ストレージスナップショットからVeeam B&Rを使用して仮想マシン、 ゲストOSのフ ァイル、 Exchange ServerのE-mailなどのアイテムといった目的リストアを簡単に実 施できます。 2. HP 3PAR StoreServのストレージスナップショット(Virtual Copy機能)からのバッ クアップ VMwareのスナップショットの保持時間を最小限に抑え、 ストレージスナップショ ットから整合性のある仮想マシンのデータを取得します。 これにより仮想環境へ の影響を最小限にできます。 3. HP StoreOnceへのバックアップの保存 HP StoreOnceにバックアップを保存することで、重複排除技術によりデータの サイズを90%程度削減可能です。 また、重複排除後のデータから、Veeam B&R のインスタントVMリカバリなどにより高速なリストアが可能です。 21 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 4. HP StoreOnce間の低帯域なレプリケーション HP StoreOnce間でデータの複製が可能です。 これにより、災害対策目的のDRサ イトにバックアップの複製を簡単に作成できます。 5. HP StoreEverでの長期的なアーカイブ HP StoreOnce上に保存したバックアップをVeeam B&RからStoreEverのテープ にアーカイブが可能です。 7.2. ライセンスごとの提供可能な機能一覧 Veeam B&RにはStandard、Enterprise、Enterprise Plusの3つのエディションがあ ります。大まかな分類として、Enterpriseエディションが必要なケースとしてはHP StoreOnce上の仮想マシンのバックアップをSureBackupで自動検証する場合 やバックアップの世代まで意識してHP StoreEver でテープにアーカイブする場 合、Enterprise Plusエディションが必要なケースとしてはストレージスナップショッ トからバックアップ・レプリケーションを行う場合です。 Veeam Backup & Replicationのエディション Standard Enterprise • イメージベースのバックアップとレプリケーション StoreServ • ストレージスナップショッ トからのバックアップ・レプ • Direct SANでのデータ取得 HP 3PAR Enterprise Plus リケーション • ストレージスナップショットからのVM、 ファイル、 アイ テムのリストア • Veeam独自のMS VSSによるアプリケーションを意識 した静止点の作成 • 高速なバックアップとリ • 検証用の隔離環境の ストア 作成(Virtual Lab) • HP StoreOnceの重複排除 ※リストア検証やテス によるデータ削減 ト、 トレーニングのた HP • インスタントVMリカバリ StoreOnce • ファイルレベルのリストア • アイテムレベルのリストア めの隔離環境を簡単 に作成できます。 • WANアクセラレーション ※HP StoreOnce以外のリ モートサイトのストレージ へ2次バックを行う際に有 効です。 • バックアップの自動 検証機能(SureBackup) ※Exchange ServerのE-mail などアプリケーションのアイ テムのリストアが可能です。 HP StoreEver • Windows 、 Linux上のファ イルのアーカイブ • バックアップの世代を意識したアーカイブ 22 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 ※詳細なエディション比較は下記URLをご参照ください。 http://www.climb.co.jp/soft/documentation/VeeamBackupReplication/catalo g/%5B05%E8%B3%87%E6%96%99%5DVeeam_Backup_and_Rplication7_0_ %E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B 3%E6%AF%94%E8%BC%83.pdf ※HP 3PAR StoreServでVirtual Copy機能を使用するためにはVirtual Copyライセ ンスが必要です。 8. 参考文献 本ホワイトペーパーの出典や参考資料は以下となります。 「ストレージスナップショットの効率的な利用(HP 3PAR StoreServ)」 http://h50146.www5.hp.com/products/storage/whitepaper/pdfs/3par/3PARvc-br-10.2-ja.pdf 「データシート HP StoreOnce Backup」 http://h50146.www5.hp.com/products/storage/catalog/pdfs/4aa4-3329jpn.pdf 23 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 Veeam Softwareについて Veeam®は、 最先端のデータ保護 (Modern Data Protection™) 、 つまり、 仮想化 (Built for Virtualization™) とクラウドに特化した強力で使いやすく手ごろな価格のソリュ ーションを提供しています。 Veeam Backup & Replication™は、 VMwareのバックア ップ、 Hyper-Vのバックアップ、 リカバリ、 およびレプリケーションを実現します。 この No.1のVMバックアップ (#1 VM Backup™) ソリューションは、 組織が、 決定されたRPO やRTOの達成、 時間の節約、 リスクの軽減、 および初期費用と運用コストの大幅な削 減を図るのに役立ちます。 Veeam Backup Management Suite™は、 Veeam Backup & ReplicationとVeeam ONE™を組み合わせて1つの統合ソリューションにまとめたもの で、 仮想化に対する投資を保護し、 管理者の生産性を向上し、 日常の管理面でのリス クを軽減するのに役立ちます。 Veeam Management Pack™ (MP) は、 エンタープライ ズ モニタリングを拡張して、 Microsoft System Center でVMwareを管理できるように します。 さらに、 仮想化コミュニティに無償ツールも提供しています。 2006年に設立 されたVeeamは、 民間企業で、 2009年以来確実に収益を上げており、 現在、 世界中に 20,000社を超えるProPartners企業と80,000社を超える顧客を擁しています。 スイスの バールにグローバル本社を置き、 世界各地に支社を開設しています。 詳細について は、 http://www .veeam .com/jp/をご覧ください。 株式会社クライム 日本ヒューレット・パッカード株式会社 〒103-0014 東京都中央区 〒136-8711 日本橋蛎殻町1-36-7蛎殻町千葉ビル4F 東京都江東区大島2-2-1 http://www.climb.co.jp http://www.hp.com/jp 記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 記載事項は2014年4月現在のもので、本書に記載された内容は、予告なく変更されることがあります。 本書中の技術的あるいは校正上の誤り、省略に対して、いかなる責任も負いかねますのでご了承ください。 24 HP + Veeamの効率的なVMwareデータ保護 To learn more, visit http://www.veeam.com/backup 25
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