3PAR StoreServ 7000 SmartStart 1.3 ソフトウェア - Hewlett Packard

HP 3PAR StoreServ 7000 SmartStart 1.3
ソフトウェアリリースノート
nl
概要
本書の内容は、HP のお客様、パートナー、および HP のフィールド担当者を対象としています。 本リリースノートは、HP
3PAR SmartStart 1.3 に含まれている機能、変更、問題について説明しています。
HP 部品番号: QR482-96642
2014 年 3 月
© Copyright 2014 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
本書で取り扱っているコンピューターソフトウェアは秘密情報であり、 その保有、使用、または複製には、Hewlett-Packard Company から使用許
諾を得る必要があります。 米国政府の連邦調達規則である FAR 12.211 および 12.212 の規定に従って、コマーシャルコンピューターソフトウェ
ア、コンピューターソフトウェアドキュメンテーションおよびコマーシャルアイテムのテクニカルデータ (Commercial Computer Software, Computer
Software Documentation, and Technical Data for Commercial Items) は、ベンダーが提供する標準使用許諾規定に基づいて米国政府に使用許諾が付与
されます。
本書の内容は、将来予告なしに変更されることがあります。 HP 製品、またはサービスの保証は、当該製品、およびサービスに付随する明示的な
保証文によってのみ規定されるものとします。 ここでの記載で追加保証を意図するものは一切ありません。 ここに含まれる技術的、編集上の誤
り、または欠如について、HP はいかなる責任も負いません。
商標について
Microsoft、Windows、Windows Server 2008 R2 および Windows Server 2012 は、Microsoft Corporation の米国における登録商標です。
Java および Oracle は、Oracle またはその関連会社の登録商標です。
Adobe® および Acrobat® は、Adobe Systems Incorporated の商標です。
本書に掲載されている会社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
保証
http://www.hp.com/go/storagewarranty (英語)
本書は、HP 3PAR SmartStart ソフトウェアのリリースノートです。 HP 3PAR SmartStart は、HP
3PAR StoreServ 7000 Storage System の簡単なセットアップを可能にする単独起動ツールです。
HP 3PAR StoreServ 7000 Storage プラットフォームを起動するために必要なすべてのコンポーネ
ントを、SmartStart のガイドを通じて、手順を追って構成します。
このドキュメントのコピーを入手するには、次の HP Storage 製品マニュアルサイトに移動して、
[3PAR StoreServ] リンクをクリックします。
http://h50146.www5.hp.com/products/storage/manual/ (日本語)
1.1 機能
SmartStart は新たに Windows 7 上で実行できるようになりましたが、この構成では [FC ホストの
構成] と [iSCSI ホストの構成](SmartStart ウィザードの手順 5 - ホストの構成)、および [Windows
への仮想ボリュームの追加](SmartStart ウィザードの手順 6 - ストレージの構成) には使用できませ
ん。
1.2 HP 3PAR SmartStart の変更
今回のリリースでは、次の項目に対処しています。
問題 ID
項目
説明
86823
SmartStart は特定の名前のローカ
ルフォルダーから実行されると、
リモートホストに Host Explorer を
インストールできない。
項目: SmartStart は、英数字以外の一部の文字を含む名前のフォルダー
から起動されると、Host Explorer のインストールに失敗します。
回避策: SmartStart を CD からハードドライブ上のフォルダーにコピー
するときは、フォルダー名に次の文字が含まれていないことを確認して
ください: アンパサンド (&)、左かっこ (() または右かっこ ())、左角かっ
こ ([) または右角かっこ (])、左中かっこ ({) または右中かっこ (})、バッ
ククォート (`)、空白 ( )。
88780
SmartStart が、特殊文字を使用す 項目: リモートホスト上のフォルダーに対しては、英数字以外の一部の
るリモートフォルダー名の検証に 文字が名前に含まれている場合、正しい検証が行われません。
失敗する。
回避策: Windows への仮想ボリュームの追加ウィザードを使用してリ
モートホスト上のフォルダーにボリュームをマウントするときは、フォ
ルダー名に、バッククォート (`)、ドル記号 ($)、アポストロフィー (‘)、
または引用符 (“) の文字が含まれていないことを確認してください。
100478
HP 3PAR Storage System Setup
Wizard で StoreServ アレイの日
付/時刻が正しく設定されないこと
がある。
SmartStart や HP 3PAR Storage System Setup Wizard を使用してサービ
スプロセッサーと StoreServ アレイを初期化する際に、NTP が設定され
ておらず、PST/PDT 以外のタイムゾーンで手動の日付/時刻の選択が使
用されると、StoreServ アレイの日付/時刻が正しく設定されません。
回避策: 日付/時刻は、SPMAINT のオプション 7(Interactive CLI for a
StoreServ) から CLI コマンド setdate を実行して、手動で設定する必
要があります。これは、SPOCC または SPMAINT のコマンドラインか
ら実行可能です。
1.3 HP 3PAR SmartStart の既知の問題
SmartStart 1.3 には、以下のような既知の問題があります。
1.3.1 FC HBA の検証後、SmartStart に間違ったドライバーバージョンが表示される
(問題 77549)
これは Microsoft WMI の問題です。 SmartStart は、リモートホストからの HBA 情報の収集を、
WMI に依存しています。 リモートホスト内に、ファームウェアバージョンの異なる 2 つの FC
HBA があり、どちらか 1 つのバージョンだけが 3PAR でサポートされている場合、WMI は、2 つ
の HBA に対して同一のファームウェアバージョンをレポートします。その結果、SmartStart はホ
ストが正しく設定されていると誤ってレポートすることがあります。
1.1 機能
3
1.3.2 ターゲットを設定するときに、ポートは同じで、異なるターゲットやイニシ
エーターの IP アドレスを使用すると、SmartStart が iSCSI のターゲットやイニシエー
ターの IP アドレスを更新しない (問題 79019)
iSCSI ターゲットを再構成するときに、ポート (iSCSI 名) は同じで、異なるターゲットやイニシ
エーターの IP アドレスを使用すると、SmartStart は IP アドレスを更新しません。
回避策:
1. Windows の [iSCSI イニシエーターのプロパティ] ダイアログを開きます。
2. ターゲットを安全に削除できる (ターゲットがアクティブではない) 場合、変更するターゲッ
トを削除します。
3. SmartStart の iSCSI ホストの構成ウィザードを使用して、SmartStart からターゲットを構成し
ます。
1.3.3 CD または DVD メディアのフォルダーが空の場合、SmartStart がボリューム
のマウントに失敗する (問題 79701)
Windows への仮想ボリュームの追加ウィザードを実行する際、ボリュームのフォーマットおよび
マウントを行う前に、SmartStart が読み取り専用のメディアの検証に失敗し、エラーメッセージが
表示されます。
回避策: 読み取り専用メディアの空のフォルダーを選択しないでください。
1.3.4 標準ユーザーアカウントに対して、SmartStart が HP 3PAR Management Console
へのショートカットを作成しない (問題 79283)
SmartStart は管理者として実行されるため、標準ユーザーアカウントに対しては HP 3PAR
Management Console プログラムのショートカットを作成しません。
回避策:
•
HP 3PAR Management Console フォルダー (< インストールフォルダー >/bin/imc.exe) か
ら HP 3PAR Management Console を検索し、手動でショートカットを作成します。
1.3.5 仮想ボリュームを Windows に追加するときに、ネストしたマウントポイント
を参照できない (問題 80542)
マウントポイントを使用して仮想ボリュームを Windows に追加するとき、[フォルダ選択] ダイア
ログで空のフォルダーを開くことはできません。 したがって、空のマウントポイントフォルダー
内のフォルダーは選択できません。 つまり、次の両方に該当する場合には、[フォルダ選択] ダイ
アログで、第 3 レベルの空のフォルダーをマウント先として選択することはできません。
•
最上位レベルが割り当て済みドライブ (例: A:\) である
•
第 2 レベルが空のマウント済みフォルダー (例: A:\VirtualVolumes) である
回避策: [空の NTFS フォルダーをマウントします。] テキストフィールドに、ファイルパスを手動
で入力してください。
1.3.6 セットアップウィザードのドロップダウンリストのタイムゾーン選択が、
Internet Explorer 8 では正しく表示されない (問題 85733)
Internet Explorer 8 では、地域や都市、国の選択を変更する場合に、HP 3PAR Service Processor
Setup Wizard の [Time and Region] ページと HP 3PAR Storage System Setup Wizard の [Configure
Time] ページにある [Region] の地域および都市 (国) のドロップダウンリストに正しいデータが表
示されません。
回避策: [Cancel] をクリックし、さらに [Yes] をクリックして取り消しを確定します (入力済みの
データはすべて保存されます)。その後、ウィザードを再起動します。 [Time and Region] ページま
たは [Configure Time] ページで正しいタイムゾーンを選択します (変更操作を行わない)。 この問
題を防ぐには、[Time and Region] ページおよび [Configure Time] ページで正しい選択を行う (変更
操作を行わない) か、あるいは Internet Explorer 9 や Firefox など別のブラウザーを使用します。
4
1.3 HP 3PAR SmartStart の既知の問題
1.3.7 SmartStart はデフォルト以外の管理者アカウントではリモートホストに接続で
きない (問題 88371)
SmartStart のホストの構成ウィザードと Windows への仮想ボリュームの追加ウィザードは、ビル
トインの管理者以外のユーザーとしてリモートホストに接続すると失敗します。
回避策: Windows Server のセキュリティポリシーにより、リモートホストを管理するときに、ビ
ルトインの管理者以外のユーザーは管理特権を失うことがあります。 ビルトインの管理者ユーザー
は、このポリシーの影響を受けません。
1.3.8 デフォルトのセキュリティ設定の Internet Explorer 10 では、HP 3PAR Service
Processor Setup Wizard と HP 3PAR Storage System Setup Wizard が正しく表示され
ない (問題 88190)
デフォルトの設定では、HP 3PAR Service Processor Setup Wizard と HP 3PAR Storage System Setup
Wizard は、Internet Explorer 10 で正しく表示されません。
回避策: このウィザードでは、Internet Explorer の [アクティブ スクリプト] のセキュリティオプ
ションを有効にする必要があります。 指定されたサービスプロセッサーの [アクティブ スクリプ
ト] を許可するには、サービスプロセッサーの IP アドレスを信頼済みサイトのゾーンへ追加する
ように Internet Explorer から入力を求められたときに、[追加] ボタンを押します。 すべてのアドレ
スに対して [アクティブ スクリプト] を許可するという方法もあります。次の手順を実行します。
Internet Explorer の [インターネット オプション]、[セキュリティ] タブに移動し、[インターネッ
ト] ゾーンの [アクティブ スクリプト] を有効にします。
1.3.9 Internet Explorer 10 を使用して SmartStart を起動すると、HP 3PAR Service
Processor Setup Wizard と HP 3PAR Storage System Setup Wizard が SmartStart の背
面に表示される (問題 89179)
Internet Explorer 10 を使用して SmartStart からウィザードを起動 ([システムのセットアップ] >
[サービスプロセッサーのセットアップ] の順にクリック) すると、HP 3PAR Service Processor Setup
Wizard と HP 3PAR Storage System Setup Wizard が SmartStart の背面に表示されます。
回避策: ウィザードが SmartStart の前面に表示されるように、マウスを使用してウィザードを移動
します。
1.3.10 ストレージシステムの初期化中に、HP 3PAR Storage System Setup Wizard
にエラーメッセージが表示される (問題 89949)
HP 3PAR Storage System Setup Wizard で [Setup system volumes] (Progress のステップ) を実行中
に、エラーメッセージ 100008 (「Setup encountered an unknown error. Contact HP support for
help」) が表示されます。
回避策: インストール中にエラー 100008 が表示された場合、15 分間ほどしてからエラーのダイ
アログで [Retry] をクリックします。 システムで再試行の準備ができていない場合、再試行が成功
しなかったことを示す、2 度目のエラーが表示されることがあります。 このような場合は、さら
に 15 分してから、もう一度 [Retry] をクリックします。 この時点で引き続き、[Retry] をクリック
して、システムで要求を再試行する準備ができた場合は、プロセスが正常に完了し、インストー
ルが正常に再開します。
1.3.11 SmartStart のロードに時間がかかる (問題 90133)
CD から SmartStart を起動すると、ドライブの速度によっては、SmartStart がロードを開始したこ
とを示すメッセージを表示するまでに最大 2 分かかることがあります。
回避策: しばらくすると、進行状況バーと、SmartStart がロード中であることを示すメッセージが
表示されます。 このメッセージが表示され、アプリケーションがロードを開始するまで待つ必要
があります。
1.3 HP 3PAR SmartStart の既知の問題
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1.3.12 Internet Explorer が既定のブラウザーとして設定されている場合でも、すべて
のヘルプページやリンクが Firefox で開く (問題 97337)
これは Microsoft WMI の問題です。 SmartStart は WMI を使用して、Windows 7 のブラウザーの
パスをクエリします。 すべてのシナリオで、Internet Explorer (IE) が既定のブラウザーとして設定
されている場合でも、WMI は Firefox のパスのみを返すため、ヘルプページおよびその他のリン
クは Firefox で開くことになります。
Windows 7 で正しい既定のブラウザーのパスを返すことは、WMI の制限事項です。
回避策: Firefox がコンピューターにインストールされていない場合、ヘルプページとその他のリン
クは IE で開きます。
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1.3 HP 3PAR SmartStart の既知の問題