科研費成果公開シンポジウム 「10 代の出産・子育てを支えるNO4ー日韓共同研究の成果」 韓国の若年出産は、海外養子として出産直後に手元から離されていた時代から、近年自分の手元で育てる親たちが 急増し、大きく変化しています。その背景には、少子化が進行する中で、産まれた子どもを自分の手で育てようとする若 者を、地域で支える仕組みが整備されてきていることが大きく影響しています。 私たちは、2008年から日韓の研究者が一緒に10代親支援について研究をしてきましたが、その過程で、韓国は10 代親を地域で支援するシステムに大きく舵を切りました。 第2期研究の最終年にあたる今年は日韓で実施した10代で出産した母親の実態調査報告をもとに、韓国の政策や 実際の取り組みからの提案を受けて、困難を増している日本での 10 代親の妊娠・出産・子育ての支援策をどのように展 開するのかを 10 代親支援の必要性を感じ、担う研究者や行政・現場と当事者が一緒に考えます。 今回のシンポジウムでは、韓国から調査研究協力者である婦人保護施設と地域でひとり親を総合的に支援するセン ターの責任者と当事者、当事者団体の代表の報告が実現しました。 どうぞご参加ください。 日時:2016年 1 月24日(日)10 時~15 時 *12~13時ランチ交流会を実施(会費) 場所: 東洋大学白山校舎 8号館 7階 125周年記念ホール *当日会場内に保育スペースを用意します。お子さんも一緒にご参加ください。 コーディネータ:森田明美(東洋大学)/相馬直子(横浜国立大学) 通訳:朴志允(東洋大学人間科学総合研究所) バンジンヒ(三美財団) ・日本調査報告:上田美香(東洋大学) ・韓国調査報告:朴志允(東洋大学) ・韓国調査結果の特色と政策課題:キムヘヨン(淑明女子大学) ・日韓調査の比較結果と政策課題:森田明美(東洋大学) <韓国の10代親の現状と支援> ・チュムナスク(ソウル救世軍母子センター長)、イヨンホ(ソウルひとり親支援センター長) ・テェヒョンスク<ソウルひとり親団体代表> *10代親当事者からの特別発言 ≪共同討議≫ <ソウル:10代ママたちの自立のための店舗とグループホーム外観> *本シンポジウムは、日本学術振興会科学研究費助成 基盤研究B「乳幼児を育てる10代母親への継続的重層的地域支援開発- 日韓の質的縦断調査を中心に-」(研究代表者:東洋大学社会学部教授森田明美)」の助成を受けて実施しています。 <連絡先> 〒112-8606 東京都文京区白山 5-28-20 東洋大学白山校舎 2 号館608号 森田明美研究室 TEL/FAX 03-3945-7481 [email protected]
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