4 鹿児島県消防・防災ヘリコプターが 市町村防災訓練等に出場する場合の取扱要領 (趣 旨) 第1 この要領は,鹿児島県消防・防災ヘリコプター運航管理要綱(以下「要綱」という。) 第16条第1項第8号の規定に基づき,鹿児島県消防・防災ヘリコプター(以下「航空機」と いう。)が,市町村及び消防事務に関する一部事務組合(以下「市町村等」という。)の実 施する訓練等に出場する場合の出場基準及び申込手続等について,必要な事項を定めるもの とする。 (出場基準) 第2 航空機の出場は,市町村等が主催する防災訓練及び消防訓練(以下「防災訓練等」とい う。)とする。 2 航空機の訓練種目は,救出救助訓練,救急搬送訓練,空中消火訓練,物資輸送訓練,偵察 訓練,広報訓練等とし,種目数は協議の上,決定する。 (申込手続) 第3 防災訓練等に航空機の出場を希望する市町村等の長は,要綱第21条の規定に基づき,翌 年度の使用にあっては,毎年2月末日までに,鹿児島県消防・防災ヘリコプター使用年間予 定表(要綱別記第5号様式)を鹿児島県防災航空センター所長(以下「運航管理責任者」と いう。)に提出するものとする。 2 防災訓練等に航空機の出場を希望する市町村等の長は,鹿児島県消防・防災ヘリコプター 訓練出場申請書(別記第1号様式)を使用しようとする月の3ヶ月前までに運航管理責任者 に提出するものとする。 (出場の決定) 第4 運航管理責任者は,第3の2による申請書が提出されたときは,要綱第15条の規定に基 づく運航計画との調整及び訓練場所の飛行条件等の調査を行い,出場の可否を決定し,その 結果を鹿児島県消防・防災ヘリコプター訓練出場通知書(別記第2号様式)により,市町村 等の長に通知するものとする。 なお,決定に当たっては,次に掲げる事項に十分配慮するものとする。 複数の市町村等による共催など,広域的な訓練を優先すること。 同一日に複数の申請があった場合には,過去の実績を考慮し,偏らないようにすること。 特定の市町村等に訓練実績が偏らないように配慮すること。 2 運航管理責任者は,前項の通知をする場合,必要な条件を付けることができる。 (出場の中止等) 第5 市町村等の防災訓練等への出場前又は出場中に要綱第17条の規定に基づく緊急運航を要 する事態が生じた場合は,運航管理責任者は市町村等の長に連絡し,訓練の出場を中止又は 中断するものとする。 2 当日の気象条件が航空機の運航に適さない場合や機体の故障等が発生した場合には,運航 管理責任者は市町村等の長に連絡し,訓練の一部または全部の出場を中止するものとする。 (市町村等の措置) 第6 市町村等の長は,第4の出場決定の通知があった場合,次に掲げる措置をとるものとす る。 航空機の離着陸場所を確保し,航空法施行規則第172条の2に規定する飛行場外離着陸 許可申請に係る飛行場外離着陸場(以下「場外離着陸場」という。)の位置図,周辺詳細 図及び場外離着陸場の土地使用承諾書を作成し,訓練日の1ヶ月前までに運航管理責任者 に提出すること。 離着陸地帯には所定の標識を設け,散水等必要な措置を講ずること。 航空機の離着陸に際しては,人員を配置して離着陸地帯及びその付近への立入りを禁 止すること。 航空機の離着陸に伴う騒音,砂塵等について,事前に離着陸場及び訓練場所周辺住民 に理解を得ておくこと。また,万一これらの苦情が発生した場合は,市町村等の責任で処 理すること。 鹿児島県防災航空隊が行う場外離着陸場の事前調査及び事前訓練に際しても,前3号 の措置を講ずること。 訓練に必要な資機材の借用,陸上輸送等が必要な場合には,所要の協力を行うこと。 (訓練に伴う事故) 第7 航空機の運航上の事故を除き,市町村等の重大な過失に伴い訓練参加者及び第三者に損 害を与えた事故については,県は責任を負わないものとする。 (その他) 第8 この要領に定めるもののほか,必要な事項は別に定める。
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