業務委託写真作成要領 平成27年7月 一般財団法人 都市技術センター 1 目的 業務委託写真は、業務管理及び事後確認の一手段として、業務状況を正確に記録すること を目的とする。 (1) 業務委託写真は、業務状況や業務経過を記録するもので、特に業務完了後では見えない 個所の確認手段に用いる。 (2) 業務委託写真は、出来形、出来高あるいは品質等の確認に用いる。 (3) 業務委託写真は、目的別に別表のように分類するものとする。 2 写真の整理 (1) 写真は別紙(業務委託の写真分類)を参照に写真撮影をする。 (2) 写真撮影には、看板(下図参照)に委託名称、委託場所、業務内容、受注者名等を記 入して、看板内容が判明できるように撮影する。 (3) 業務中の写真は、業務前と完了の写真(同一アングルで撮ったもの)を最初に貼り付 け、その後業務順に整理する。 (業務前、完了の写真は、監督職員の承諾を得た場合は 省略することができる。 ) (4) 取替部品等の劣化消耗状況は撮影し考察等にも利用する。 また、新旧の取替部品の確認ができる写真撮影をする。 (5) 業務委託区域が広範囲又は拡大写真で、業務委託箇所が判別しがたい時は、縮小図面 に着色又は撮影方向や写真番号を記して添付する。 (6) 業務委託写真帳及びネガ帳は A4判サイズとする。 (7) 業務委託写真をデジタルカメラで撮影し、電子媒体で納品する場合は、3 項 ル写真作成要領により作成するものとする。 「看板の例」 委 託 名 称 委 託 箇 所 業 務 内 容 受 注 者 名 デジタ (8)業務委託写真帳及びネガ帳の表紙作成要領 年度 委託名称 委託場所 期 限 受注者 3 デジタル写真作成要領 写真撮影をデジタルカメラで行い、電子媒体で納品する場合は次の事項によるものとする。 (1)電子媒体は、DVD-Rを原則とする。ただし、これ以外の電子媒体の場合は、監督 職員の承諾を得るものとする。 (2)電子媒体の記録画像ファイル形式はJPEG形式(非圧縮~圧縮率1/8まで)を原 則とし、これ以外による場合には監督職員の承諾を得るものとする。 (3)電子媒体に記録する写真については、必要な文字、数値等の内容が判読できる機能、 精度を確保できる撮影機材を用いるものとする。 (有効画素数100万画素程度) 4 写真帳の提出部数と提出先 写真帳の提出部数と提出先は、特記仕様書によるものとする。ただし、ネガ帳は監督所管 に提出するものとする。 (写真参考例) 業務委託写真の分類 業務委託箇所 全景 業 務 前 業務委託箇所部分 業務中の写真 業務状況 業 務 安全措置の写真 不具合箇所の写真 業務委託 写真 事故写真 了 ・業務委託対象機器(号機) ・業務委託対象部分 ・各業務毎の写真 中 仮設設備等の写真 完 ・業務対象機器の設置全体写真 ・仮設電気設備の写真 ・安全措置の写真 ・安全教育等の写真 ・不具合箇所の写真 ・事故現場写真 業務委託箇所 全景 ・業務委託対象機器の設置全体写真 業務委託箇所 部分 ・業務委託対象機器写真 ・業務委託対象部分写真 時 出来形管理 出来形確認の写真 品質管理 測定・試験中の 写真
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