発行日２０１５．９．２０みなさんこんにちは。大垣徳洲会病院医療情報誌です。超音波骨折療法非常に弱い超音波を断続的に照射する事で骨折部の治癒を促進するという方法です。 Wolffの法則に基づいた治療法になります。当院では「アクセラス」という機械を使用しています。臨床工学科が発行する Wolffの法則ドイツの解剖学者Julius Wolffが「正常にせよ、異常にせよ、骨はそれに加わる力に抵抗するのに最も適した構造を発達させる」と言い、Wolffの法則と名付けました。簡単に言いますと「刺激が加われば骨は反応して成長、修復する。」という事です。使用方法原則1日1回20分アクセラスから発生される超音波は低出力ですので基本的には痛みを感じる事はありません。（長い時間使用しても、もっと頻回に実施しても治療効果は変わりがないそうです。） Medical partners Page 2 超音波骨折治療に掛かる費用について ①四肢の新鮮骨折に対し使用した場合 K０４７－３超音波骨折治療法（一連につき）４６２０点四肢の観血的手術を実施した後に骨折治癒期間を短宿する目的で3週間以内に超音波治療法を開始した場合に算定。（やむおえない理由により3週間超えて超音波治療法を開始した場合は診療報酬明細書の摘要欄にその理由を記載する。 ②四肢の難治性骨折に対し使用した場合 K０４７－２難治性骨折超音波治療法（一連につき）１２５００点治療に掛かる患者様の自己負担は加入されている保険によって異なります。 3ヶ月を超えても治癒せず難治性骨折と診断された治療継続となった場合には難治性骨折の治療に対しての費用が発生します。問い合わせ先２０１５年９月号当院での超音波治療器レンタルの流れ臨床工学科内線２０３８制作・編集担当中野路子機械の手配：いつ治療説明を行うか清水慎太郎 Drより依頼→病棟看護師→MEへ連絡→業者へ手配治療説明当日・Drに超音波治療をする場所をマーキングしてもらう・患者様の診察終了予定時刻をMEに連絡する