仕様書 - 放射線医学総合研究所

仕様書
1. 品
目
: ヒト OPRK1 DREADD 遺伝子改変マウスの作製一式
2. 数
量
: 1式
3. 使用目的 : ヒト OPRK1 DREADD 遺伝子の機能解析
4. 納入時期 : 平成 28 年 3 月 15 日
5. 内訳及び規格 :
遺伝子改変マウスの作製
(内訳)
1. プラスミド DNA 切り出し精製
・構築した TG マウス用ベクターを増量
・制限酵素を用いて TG マウス用ベクターを切り出し・精製
2. 200 個受精卵インジェクションと Founder(F0) born
・採卵した受精卵(C57BL/6JJcl)200 個に調製した DNA をインジェクション
・インジェクションした受精卵を仮親の卵管に移植して F0 マウスを得る
3. F0 マウスの Genotyping PCR
・得られた F0 マウスの Tail をカット
・ゲノム DNA の抽出
・PCR 法により transgene が組み込まれたマウスをスクリーニング
4. F1 born
・transgene が組み込まれた F0 マウスと野生型マウスを掛け合せて F1 マウス
を得る
5. F1 マウスの Genotyping PCR
・得られた F1 マウスの Tail をカット
・ゲノム DNA の抽出
・PCR 法により transgene が組み込まれたマウスをスクリーニング
6. F1 マウスの Southern blotting 解析
・PCR 法で transgene が確認できた F1 マウスについて、最大 10 匹まで選別し
Southern blotting 解析で組み込まれたに transgene の遺伝型判定およびコ
ピー数を算定
7. マウス微生物学的検査
・おとりマウスの微生物検査を実施
8. マウス輸送
・動物施設までマウス専用車で輸送
(性能又は特徴)
1.ヒト Thy-1 プロモーター下流に目的遺伝子を配置した TG マウスを作製するこ
と。
2.F0 マウスのゲノム上には Transgene が乗っていること。
3.F1 マウスを作製し germline transmission の確認を行うこと。
6. その他:以下を業務委託の条件とする。
(1)ヒト CHRM3 関連の遺伝子改変マウス(ノックアウトもしくはトランスジェニッ
クマウス)を作製した経験があり、これらの遺伝子の操作に精通していること。
(2)トランスジェニックマウス作製に関して 98%以上の成功実績を有すること。ただ
し、transgene がマウスゲノム上に挿入されていれば成功とみなす。
(3)すでにユニーテック社で構築された発現ベクターを用いること。
(4)transgene のコピー数を算定する Southern blotting 解析の技術を自社で有して
いること。
(5)トランスジェニックマウス作製に使用するマウスの系統を C57BL/6JJcl とするこ
と。
(6)ヒト OPRK1 DREADD 遺伝子改変マウスの作製は国内実験施設で行うこと。
(7)上記条件のトランスジェニックマウス作製に関して 98%以上の成功実績と
Southern blotting 解析の業務を行っていることを示すパンフレットを提出する
こと。
7. 納入物:①遺伝子改変マウス一式(胎生致死の場合を除く)
②上記の作業の結果をまとめる作製報告書一式
8. 納入場所:放射線医学総合研究所実験動物研究棟 3 階
9. 検査:作業完了後、当研究所職員が、所定の要件を満たしていることを確認したことをもっ
て検査合格とする。
所属部課名 分子神経イメージング研究プログラム
脳分子動態チーム
使用者氏名 季 斌