町長あいさつ 大野町長 宇佐美 晃三 新年あけましておめでとうございます。大野町民の 皆様に、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 平素は、町行政の推進にご理解とご協力を賜り心よ りお礼申し上げます。 本町では、昨年4月から10年を計画期間とする町 の最上位計画である「第六次総合計画」をスタートさ せました。希望と活力あふれる大野町の未来を切り開 くべく、 「安全・安心」 「産業・交流」「生活・環境」「教 育・文化」の4つの分野における基本目標と8つのリー ディングプロジェクトを掲げ、我が町を取り巻く課題 への対応と発展に向け、様々な施策を進めているとこ ろです。 その一つに、 『だれもが集える「道の駅」プロジェクト』 があります。これは、東海環状自動車道西回りルート の開通や平成31年度に開設予定の(仮称)大野・神 戸インターチェンジを大きなチャンスとして捉え、産 業や雇用を創出し、地域経済の活性化を図っていくた め、新設する道の駅をツールに様々な地域振興策を進 めていくものです。 また、この道の駅は、観光客や地域住民の交流の場 づくりだけではなく、子育て、防災、公共交通など、 我が町が抱える課題や住民サービスの向上を見据えた 計画としており、昨年の1月には、こうした提案が国 土交通省から「重点道の駅」として選定を受けました。 これは、地域活性化の拠点となる優れた企画があり、 今後の重点支援で効果的な取組みが期待できるものだ けが選定され、全国で35箇所、岐阜県では唯一であ ります。今後は、一般公募で参加者を募集し立ち上げ ました「道の駅からはじまるまちづくりを考えるワー クショップ」などを通じ、町民の皆様、各種団体の皆 様などと一体となって、道の駅をはじめとしたまちづ くりを着実に進めてまいります。 また、安全・安心分野では「助けあい」と「支えあい」 で育むまちづくりを目指し、子どもからお年寄りまで すべての町民が安全・安心、快適に暮らせるよう、地 域防災力の強化などによる災害に強いまち、疾病予防 や保健サービスの充実などによる健康づくり、高齢者、 障がい者、子育てにおける地域福祉力の向上、そして、 次代を担う子どもたちの育成など、町民の皆様と職員 が一丸となって取組んでまいります。 そして、私たちのふるさと大野町は、水と緑に囲ま れた自然豊かでたいへん住みよい町です。自然と共生 した持続可能なまちづくりを進めるためには、町民一 人ひとりがライフスタイルの転換を図るなど、環境に 対する意識向上を図っていくことが必要です。そこで、 2 広報おおの 2016.1 昨年「エコタウンおおの」を策定し、 「エコ実践日本一」 をスローガンに町民、企業、行政が一体となり、一人 でも多くの方がエコ実践を図っていくこととしました。 現在、各家庭でのエコ実践を支援するための勉強会や 環境保全活動啓発冊子(環境家計簿)の取組みを進め ております。是非、多くの皆様に身近な生活の中でエ コ実践を図っていただき、いつまでも住み続けたいま ちづくりを進めていただきたいと思います。 さて、昨今、我が国の人口減少問題が内政の主要課 題として認識され、 「地方創生」の取組みが注目されて います。本町では、自然豊かな住環境と比較的安価な 地価を強みに周辺市町からの人口流入がみられますが、 公共交通の利便性の低下などが弱みとなり、近年では 転出超過の状態が続いております。こうしたことから 本町におきましても、昨年の10月に「おおの創生総 合戦略」を策定し、2060年に人口2. 2万人程度を 維持することを目標に、出生率の向上や社会移動の改 善を図るために重点的に取組むべき施策を位置づけま した。具体的には、本町の弱みとなっている公共交通 の利便性向上や子育て支援の充実、健康づくりなどの 推進を図るとともに、全国に誇れるバラや柿、文化・ 歴史ロマンを感じることができる多くの地域資源を強 みとすべく施策を展開しながら、郷土への愛着を育み 「住んでいてよかった 住み続けたい」と想えるまちづ くりを第一に取組んでまいります。そして、昨年から 国や県からの交付金等を活用し地方創生の事業も進め ています。まず、健康づくりのための「ノルディック ウォーキング」 、子育て支援の充実のための「木育フェ ア2015」 、待機児童ゼロ継続のための「環境整備や 保育士資質向上事業」 、地域内産業・雇用創出のための 「道の駅からはじまるまちづくり事業」「特産品づくり と人材育成事業」 「観光プロモーション事業」 、そして、 移住定住促進のための「総合交通対策事業」などです。 今後はこれらの取組みが一過性にとどまることなく、 効果を検証しながら計画的に着実に進めていくことが 重要であり、そして、町民の皆様と一体となって進め ていくことが、真の地方創生に繋がるものと考えてお ります。 今後とも、 「快適で 笑顔あふれるやすらぎのまち おおの」実現のため、皆様一人ひとりが町づくりに参 画され、わが町の更なる発展のため、より一層のご支 援とご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます とともに、皆様方のご健康とご多幸を謹んでお祈り申 し上げ、新年のご挨拶といたします。 議長あいさつ 大野町議会議長 中川 仁志 新年あけましておめでとうございます。 の 初 め は 人 口 三 千 三 百 万 人、 大 正 に 入 っ て 平成28年の新春を健やかに迎えられました 五千五百万人、昭和四十年に一億人、平成の現 ことを心からお慶び申し上げます。 在、一億二千八百万人であります。これから人 さて、今年は一億総活躍。地方創生元年であ 口減少時代を迎えて今までにない、前例のない、 ろうかと思われます。地方は地方で、今までは マニュアルのない中で自治・経済・教育などあ 中央が国が企画立案し、それを地方に交付金・ らゆる部門で行動していかねばならない時代が 補助金等のかたちで配分する政策を進めてまい 来たと考えられます。 りましたが、国民の意識も考え方も多様化し、 この新春にあたり、町民の皆さまと共に新し 一律の国の指導、計画では対応できない時代に い大野町を「私の町を私の手で」を合言葉に築 なってまいりました。 いていきたいと思います。 地方は地方で、その地域に合った考えで計画 結びに、本年が明るく希望の持てる年となり し、行動し、それとともに地方交付税も国から地 ますとともに、町民の皆様方のご多幸とご健勝 方へと大胆な切り替えが必要であると思います。 を祈念申し上げ、私の新年のごあいさつとさせ 日本も少子高齢化の時代を迎えました。明治 ていただきます。 1月は「家庭の日」普及実践強調月間です 県では、 毎月第3日曜日を「家庭の日」と定め、新しい年の出発に当たる1月を「家 庭の日」普及実践強調月間として、県民総ぐるみで様々な運動を展開し、普及実践 を図ります。 ◎強調月間の目標 「自立した青少年を育む、開かれた家庭づくり」 「青少年と築く、開かれた地域づくり」 ・望ましい家庭のあり方をみんなで話し合い、その実現に努めましょう。 ・地域の人々との交流を大切にして、絶えず言葉をかけ合い ましょう。 ・家族そろって地域活動に参加しましょう。 町青少年育成町民会議では、 「家庭の日」を通じてよりよ い家族関係を築くため〜「家庭の日」を通して 深めよう家 族の絆〜という独自の目標を掲げ、青少年の健全な育成を推 進しています。 「家庭の日」という言葉が独り歩きしてしまうのではなく、 すべての人にとって家庭が温かで安らぎの場であること、1 日の疲れを癒し、明日への活力を生み出す場となり、家族が 互いに信頼し合える家庭をつくることが大切です。 平成27年度「家庭の日」啓発図画 小学生の部最優秀賞 加納 充翔さん(中小6年) 広報おおの 2016.1 3
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