2015 年 12 月 24 日 平成 28 年度予算案について(談話) 民主党政策調査会長 細野 豪志 本日、平成 28 年度予算案が閣議決定された。 安倍政権は 10 年間の実質成長率を平均 2%程度にすると掲げてきた。現実に は、政権発足後約 3 年間で、年率 0.5%しか実質成長していない。アベノミクス 「3 本の矢」の失敗が色濃くなる中、安倍政権は突如「一億総活躍社会」実現の ための「新 3 本の矢」を謳い始めた。 28 年度予算はその「一億総活躍社会」実現のための予算と吹聴するが、一般 会計総額は 96.7 兆円と過去最大規模となる一方で、これまでの予算案とさして 代わり映えもしないメリハリに乏しい予算案となった。 しかも、27 年度補正予算案で高齢者向けのバラマキを計上する一方、本予算 案においては子育て世帯のための給付金を廃止することとするなど、国の将来 のことを考えず、目先の選挙の勝利だけを目指す姿勢は言語道断である。 こうしたバラマキ予算を事実上の財政ファイナンスで支えてきた日本銀行も、 手詰まり感が漂ってきている。 民主党は、国会での論戦を通じ、行き詰まりを見せるアベノミクスから、国 民生活を重視し未来への責任を果たす経済政策への転換を図っていく所存であ る。 以上
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