2015 年 3 月 11 日 【談話】東日本大震災から 4 年を迎えるにあたって 民主党代表 岡田 克也 東日本大震災から今日で 4 年を迎えました。多くの尊い命が失われたことを 改めて思い起こし、心より哀悼の意を表します。また、今なお避難生活を強い られている皆さま、仮設住宅で暮らしておられる皆さまをはじめ、すべての被 災された皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。 民主党は、大震災発災時に最前線で対応した経験と知見を踏まえ、被災地の 復興を最優先課題として活動してきました。私も代表就任直後の 1 月 31 日に岩 手県、2 月 23 日に福島県に赴き、現地の状況を確認し被災者のお話を伺ったと ころです。今後も、党の東日本大震災復旧・復興推進本部を中心に、全力で復 興に取り組んで参ります。 岩手・宮城両県では、災害公営住宅や高台移転事業が本格化していますが、 未だ完成数は少ない状況です。安心で安全な住宅地、地域コミュニティや職場 を取り戻せるよう、全力を傾注します。2015 年度で復興集中期間が切れますが、 事業内容を精査しつつも、基本的には国が責任を持って対応すべきであり、そ の延長を政府に求めて参ります。 東京電力福島第一原発の廃炉工程の遅れ、止まらない汚染水流出、風評被害 など、福島の再生には今なお困難な課題があります。「子ども被災者支援法」 の趣旨に則った健康調査の徹底など、住民の不安を取り除く具体的な施策を提 案していきます。原発事故避難者の「今は無理でも、いつかは戻りたい」との 希望を断ち切らないよう、国や東京電力に責任ある取り組みを求めていきます。 民主党は、国民の皆様と約束をした、「福島の復興、すべての被災地の再生 なくして日本の再生なし」という言葉を胸に刻み、一日も早い被災地の復興を 実現するために、被災地の皆さまに寄り添い歩み続けてまいります。 以上
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