(仮訳) 海洋漁業資源の保存及び持続可能な利用の推進のため

(仮訳)
海洋漁業資源の保存及び持続可能な利用の推進のための協力に係る
日本国水産庁と米国海洋大気庁による共同声明
我々、キャサリン・サリバン米国海洋大気庁(NOAA)長官と佐藤一雄日本国水産庁長官
は、
海洋漁業資源について、これを育む海洋生態系を保護しつつ、長期的な保存と持続可能
な利用の確保に取り組むことを約束し、
生物学的種の多様性や海洋環境の保護及び気候変動により起こりえる影響に対して取
り組むと同時に、貧困撲滅、持続的な経済成長、食料安全保障、及び持続的な生計の創
造を通じた持続可能な開発のための海洋漁業資源の保存と持続可能な利用が重要であ
ることを強調し、
海洋漁業資源の保存と持続可能な利用に係る決定を行うためには、入手可能な最良の科
学的根拠を発展させ、活用することが重要であることを認識し、
海洋漁業資源の管理に生態系アプローチを取り入れること、広く予防的アプローチを適
用すること(海洋漁業資源及びその生態系の持続性を確保するものであるならば、科学
的情報の欠如は国際社会が行動をしないことの理由にはならない)、並びに、漁業を持
続的に管理しつつ混獲を削減することの重要性を認識し、
違法・無報告・無規制(IUU)漁業は、世界の海洋における海洋漁業資源の保存と持続
可能な利用に対する最も深刻な脅威の1つであることを認識し、
1995 年の国連公海漁業協定(UNFSA)、1993 年の国連食糧農業機関(FAO)保存及び管理
のための国際的な措置の公海上の漁船による遵守を促進するための協定、1995 年の FAO
責任ある漁業のための行動規範、2001 年の FAO IUU 漁業を防止、阻止、排除するため
の国際行動計画、2009 年の FAO 寄港国措置協定及び、その他関連する国際的取り決め
を想起し、
日本及び米国は、それぞれ共に漁船の旗国及び市場国として、水産物の経済的利用にお
いて世界の主要な役割を果たしていることを認識し、
両国の、海洋漁業資源の問題に関する二国間及び関連する地域的あるいは世界的な漁業
機関における多大な協力を更に認識し、
これらの分野における協力を強化、推進及び、更に発展させること、並びに、海洋漁業
資源及びその生態系に関連する、全ての事項に係る協議と情報交換の場を提供すること
に努力し、
日本国水産庁と NOAA は、以下のために両国の二国間及び多国間における協力を強化す
る:
海洋漁業資源を育む海洋生態系の健全性、生産性及び復元力を保護・回復させつつ、海
洋漁業資源の長期的な保存と持続可能な利用を推進する。
世界の海洋漁業資源に関する長期的な保存と持続可能な利用を確保するため、それらに
関する科学的理解を前進させること、及び入手可能な最良の科学的証拠、生態系及び予
防的アプローチを活用することを継続する。
地域漁業管理機関の管理措置としての規制、監視、取締りの強化を含め、世界的及び地
域的なレベルにおいて IUU 漁業と闘うため、及び、寄港国措置を採択し、実施するため、
効果な措置を確立する。
沿岸海洋生態系及び資源に対する海洋酸性化及び気候変動の影響と、その緩和措置に関
する理解を深める取り組みを支援する。
海洋漁業資源及びその生態系に関するあらゆる事項における両国の協力を促進すると
ともに、それらに関する二国間又は多国間の事項を議論するための協議を、必要に応じ
開催する。
キャサリン・サリバン
米国海洋大気庁
佐藤
一雄
日本国水産庁