【別紙2】快適な読書空間の整備及び運用保守仕様書(PDF:60KB)

別紙2
快適な読書空間の整備及び運用保守仕様書
1
基本方針
従来の図書館としての「読書・学習」の利用に最適で快適な読書空間を最新
の技術、機器を用いることにより図書情報館利用者に提供する。
2
音環境の整備
閲覧スペース内で、他者の会話等の音声をマスキング音で聞こえにくく、ま
たは聞こえなくなるように次のとおり整備すること。
(1)スピーカーの配置及び設置
マスキング音を発生させるスピーカーは、「機器設置等平面図の適用エリア」
に対し効果を発揮するように配置すること。その際、スピーカー等の機器の数
量の根拠となる設計書等を作成し、発注者の確認を受け、承認を得ること。
マスキング音を発生させるスピーカーは、天井内に上向きに設置し、躯体か
らの反射音(間接音)により適用エリア全体に音が行き渡るようにすること。
(2)マスキング音の調整と確認
マスキング音は適用エリアの状況(家具や天井、床などの材質等)に合わせ、
最適となる音で構成し調整すること。また、機器設置後、マスキング音が一般
的な環境音と大きな相違がないことを確認すること。相違がある場合、実環境
に合わせた調整を行うこと。
3
照明設備の整備
照度調整が可能な環境照明設備を設置し閲覧スペースでの長時間の閲覧、学
習に対応できるよう次のとおり整備すること。
(1)照明設備の仕様
ア
照明設備は作業面を照らすタスク照明と環境照明となるアンビエント照
明を組み合わせたタスク・アンビエント照明とする。
イ
タスク照明は、ダウンライトまたはタスクライト、あるいはその両方を用
い、自動または手動で照度及び色温度が調整可能なものとする。
ウ
アンビエント照明はアッパーライトを用い、天井面に反射させる間接照明
方式とし、照度及び色温度についてはプログラム等により自動調光可能なも
のとする。
エ
照明設備は特定の家具(デスク等)と組み合わせて実現するものも可能と
別紙2
する。
オ
家具は、向かい合った4人掛けとする。また、利用者一人当たり横 900m
m、奥行き 600mmのスペースを確保できるものとし、複数のデスクを組み
合わせたものも可能とする。
(2)設備の設置と調整
ア
照明設備の数量は各島に1セットとし、合計10セットとする。
イ
照明の制御に無線LAN等が必要な場合、IPアドレス等、ネットワーク
接続に必要なデータについては、別に実施される図書情報館ネットワークシ
ステムの受注者と十分に協議の上決定すること。