2014年12月号

第602号
2014年12月号
カトリック月寒教会
白 石 区 栄 通 2 丁 目 1 1 −1 6
TEL 851−2032
FAX 851−2044
発行責任者 祐 川 郁 生
しい者の一人として生き抜く姿に、人々は預
国を宣べ伝えたかがわかります。徹底的に貧
になり、イエスやその友人たちがいかに神の
読者は知らず知らずのうちに、当時の普通
の生活や習慣、社会政治状況を理解すること
身のイエスとか言う人の物語です。
ナザレという誰も知らないような小さな村出
す。最初からキリストであるイエスではなく、
し始め、それが会話形式で進められていきま
ヨハネが自分の友人のイエスと言う人の話を
がよりよく理解できると思います。年老いた
して読み始めると、逆に福音書のイエスの姿
ると思いますが、イエスとかいう人の物語と
から福音書のイエスとして読むと違和感があ
﹁イエスという人﹂の物語です。これを最初
放送されたラジオドラマで144章からなる
に翻訳した本です。これはラテンアメリカで
今年のクリスマスに新教出版社から発売さ
れる本のタイトルで、私がフィリピン滞在中
祐川 郁生 神父
スマスにこの一冊を奬めます。なお、勝谷司
作で、値段も五千円を超えますが、このクリ
ことができます。1100ページを越える大
弟子たちが理解していった過程を読者も追う
神であり、キリストであることが前提とさ
れずに、イエスの召命を共に旅をしながら、
るようになります。
とによって福音書の意味がよりよく理解でき
のように、イエスの言葉が状況に置かれるこ
に、見失った一匹の羊の譬えを話します。こ
れる時に、弟子たちの間で拒否反応がある時
実践するのです。徴税人のマタイを仲間に入
危機から救う場面で自ら兵士たちに、それを
も向けよ﹂という有名な言葉も、友人たちを
りかけます。﹁右の頬をうたれたらもう一方
災害のために収穫を失ってしまった人々に語
山上の説教などは、具体的な場面設定の中で
て、イエスの誕生は後半に置かれます。また、
イエスの誕生物語も、死と復活の後、マリ
アに思い出を語ってもらう形で進みます。従っ
された過程を追う﹁下からのキリスト論﹂です。
︶
味になってしまう異端説。英語の Docetism
に対して、人間イエスの中に神が完全に啓示
言者の姿を見始めます。歴史的にも私たちが
教が推薦の言葉を書いてくださっています。
イエスという人の物語
陥りやすいキリスト化現説︵神であるイエス
が肉体をまとってこの世を徘徊しているとい
う説。イエスの人間性を完全否定する説で、
突き詰めていくと十字架の苦難の意味も無意
−1−
信 徒 の 動 静 リジューのテレジア 高橋 良子さん
リジューのテレジア 高橋 良子さん
︵十月二十四日︶
す。ちのあじがしました。
かみさまと、たくさんおはなししたいとお
もいました。
しっぱいしそうでこわかった初聖体
小三 石田 悠花
初聖体の日はすごくきんちょうしました。
う れ し い と い う よ り も、 し っ ぱ い し た ら
どうしようという気持ちでいっぱいでした。
ローソクを持ちながら歩く時、かみの毛に火
洗礼者ヨハネ 大江 康夫さん
︵十一月五日︶
うれしいはつせい体
かけるのもおわりです。
はつせいたいをうけて
ごせいたいをもらったときうれしかったで
ぼくは、はつせいたいをうけるとき、すご
くどきどきしました。
庄司 空
うぶになりました。おかあさんにめいわくを
んの分も﹂と言っていましたが、もう大じょ
をもらえるまでおかあさんに、﹁あかねちゃ
おいわいしてくれてありがとうございます。
わたしもうれしいです。はじめて、ごせい体
ながみ あかね
†心からご冥福をお祈り申し上げます
がつくかと思いこわかったです。でも、しっ
清田 モニカ
丹野 洋子さん
真駒内教会より
フルハタ
北
条教会へ
マリア・マドレーヌ 長谷 友子さん
︵十一月十四日︶
ヨゼフ 渡部 貞蔵さん
︵十月二十九日︶
タン ノ
洗
礼
帰
天
西岡 アントニオ 古旗 卓哉さん
条教会より
栄通 マリア・マグダレナ
ソフィア・カタリーナ
クララ 石田 悠花さん
マリー・トマ 長見 茜 さん
庄司 空 さん
アシジのフランシスコ
♡ご結婚おめでとうございます
︵旧姓 佐藤︶
クララ 祥子さん
山口 僚 さん
アシジの聖フランシスコ
北
マリア・マグダレナ 阪口 栄子さん
森田 美千代さん
美幌教会より
11
11
オーデルマット・ソフィアさん
†おめでとうございます
−2−
転
入
転
出
結
婚
初
聖
体
ぱいせずにできたので、うれしかったです。
ご聖体の味がよくわからなかったので、ずっ
と口の中に入れていたら、﹁はやくのみこみ
な さ い。﹂ と、 お 母 さ ん に 言 わ れ た の で や っ
行くと昼も近い事から既に数人が見えてい
た。急いでコーヒーと菓子の用意をしその間
にうどんを茹でる。明るく談笑する女性達と
初聖体おめでとう
長見 いくこ
をして大いに笑ってくれた。三時になり全て
初聖体、ありがとう
くのみこめるようになりたいです。
父さん、お母さん、教会のみなさん、神父さ
気がつきましたか?神さま、イエスさま、お
とも﹁うんうん﹂とうなずいていましたね。
むずかしい﹁ひせき﹂のことも、西田さん
がわかりやすくお話ししてくれたので、4人
七月から始まった勉強もがんばりましたね。
く美しい。ここにはいつも三、四人しか来な
れ、テーブルを並べる。今日の空も朝から青
カリタスの旗を立てナベやお椀など運び入
みよう。車に必要品を積み仮設に向う。早速
日目に伺った仮設のホールでの様子を記して
一緒に我々もうどんを戴く。食後はトランプ
悠花ちゃん、空くん、ソフィアちゃん、茜
ちゃん、初聖体おめでとうございます。
わたしは、うれしいです。小さいころから
イエスさまがわたしの心にきてほしかったか
まが、とってもうれしくなってニコニコ笑っ
いとの声。うどんは二十人程用意し、つゆも
とのみこめました。次のミサでは、もっと早
ら。でもはじめてで、きんちょうしてドキド
ていたことを。
過ぎても誰も見えない。私は居たたまれない
甘 辛 く 煮 込 ん だ ア ゲ も 沢 山 だ。 菓 子 を 並 べ
ありすぎ、動きが鈍く二人に助けられた。二
を終えて私は初めてという事もあるが体重が
キふるえました。でもおわってほっとしまし
コーヒーの用意も出来ている。なのに十一時
オーデルマット・ソフィア
た。教会のみなさんからたくさんすてきなプ
これからも、いっしょにたくさんお祈りし
て、笑っていましょうね。
レゼントをもらいました。イエスさま、みな
さんありがとうございます。
れたことに感動しています。これからご聖体
身がご聖体をいただくことに喜びを感じてく
向 か う。 着 い た 日 は 風 は 少 し あ る が 晴 天 で
旬女性の岩崎さん︵手稲教会︶と二人宮古に
た。和田氏に出発日等を調べてもらい十月初
予てより宮古市の仮設住宅に住んでおられ
る人々に関する記事を興味をもって読んでい
アナスタジア 上野 祐子
と一緒に行きましょう﹂おじさんの手を取っ
立ったでしょう。コーヒータイムですから私
たので急いで行き、﹁おじさんカリタスの旗
た。 一 人 の お じ さ ん が 家 に 入 ろ う と し て い
きゅうりなど蔓ものには魚網が使われてい
良いので洗濯物が沢山干してある。家の前に
気持ちになり住宅の中を歩き出した。天気が
をたくさんいただいて、イエス様をいっぱい
あった。一方は海、反対側は山が続き街中は
てホールへ。又外に出て二人の女性の話中の
宮古の空は限りなく青い
むかえ入れてね。神父様、初聖体のための勉
平坦地が少ない。坂道と階段の家々が多く見
所 に 行 き﹁ お 昼 は き つ ね う ど ん で す よ。
﹂と
付記 オーデルマット聡子
強会、式パーティー等の準備をして下さった
られた。チーフの間島氏︵真駒内教会︶が車
言 う と﹁ あ と か ら 行 き ま す。﹂ と。 一 番 奥 の
は花々が植えられていた。フウセンカヅラや
皆様に、心より感謝申し上げます。
で 迎 え に 来 て く れ、 す ぐ に 仮 設 の ホ ー ル に
教会の多くの方々から祝福され、この上な
い幸せな一日となりました。またソフィア自
初聖体、おめでとう。
−3−
ので外から声をかける。内職でカゴを編んで
ろうと思っている。若い女性が窓から見えた
ね﹂と。私はきれいなクリスマスカードを贈
自分の氏名や住所を書いて私に﹁手紙頂だい
た様な顔をして来てくれた。うれしかった。
言って別れた。間もなく彼女も何事もなかっ
だ。﹁是非コーヒーを飲みに来て下さい﹂と
は何も出来ない。ただ話を聞きうなずくだけ
わずもめている等々。気の毒にと思ったが私
は住めるだけ住むつもり。同じ仮設の人と合
や諸々の出費が多くお金がない。仮設住宅に
に住んでいた姉が病気になり入院中。病院代
を切ったように私に話し始めた。仮設に一緒
﹁干し終わったらどうぞ﹂と言うと彼女は堰
所に行くと女性が洗濯物を沢山干していた。
かせます。二週間毎宿舎に宿泊しボランティ
肝臓のバター焼を戴いた。お味はご想像にま
が好物で毎晩魚を食べる。マンボウの刺身と
伝って貰い見送ってくれた。間島チーフは魚
良 い 事 で は な い か。 時 間 が 来 て 片 付 け を 手
て来た。大いに歌ってうさを一時忘れるのも
だ。カラオケの音を聞きつけて三人程がやっ
の先導よろしく皆次々と歌う。皆さんお上手
くて嬉しくて。カラオケタイムとなりチーフ
いんでないかい﹂という顔をされたので嬉し
ると共にホールに戻ってチーフに話すと﹁い
これ持って行きなさいと。﹂私はびっくりす
そして先程見た鉢の小さいのを差し出して、
女性が私の手を取って﹁一緒に行こう﹂と。
何 と 言 い ま す か。﹂ と 聞 い た。 す る と 一 人 の
があったのでホールに戻ってから﹁あの花は
尚、修繕積立金袋も同時にお納めの方は、
別々に納入下さいますようお願い致します。
ようお願い致します。
教会費等の納入を忘れて滞納になっておら
れる方は、ぜひこの機会にお納め下さいます
教会費等の納入に付きましては、日頃から
ご配慮いただき、有難うございます。
今年も最後の月となりました。
教会費等納入はお早目に
下さい。おめぐみに感謝の経験でした。
さて、当教会維持運営は、皆様からの教会
費等により賄われて居ります。
日㈰のミサ前までです。
﹁こひつじ﹂一月号の原稿締切りは、
月
暫く話し込んでいるうち私は胸が少し苦しく
はある。でも家を建てる許可が下りないと。
性は﹁家は持っていかれたが海の近くの土地
特に住宅の事で困っているようだ。一人の女
三年八ヶ月の歳月が流れている。どの方達も
から﹂と。私は言葉が出なかった。あれから
宮古に居なければ父さんが帰って来た時困る
私に住宅の目途がつかないと心配して﹁私が
皆で八人程の人達は話しに花が咲いている。
何も解らず助けて下さった岩崎さん、そし
て間島さん有難う。又、二週間毎出向いて行
安住の地にと祈ろう。
遇した多くの人々が希望を捨てず一日も早く
はないと思う。三・一一東日本大震災に、遭
て下さる方がおられる。背負いきれない重荷
いと言いたい。貴方の側にいていつも見守っ
な事を聞き知った。しかし貴方達は一人でな
敬意を表します。私は仮設の皆さんから色々
アと共同作業に汗を流している諸兄の皆様に
◇発行責任者 祐 川 郁 生
◎南
= 編 集 員 =
・山口・谷口
七八一︱三五〇一
寿
⎝
七八一︱三五〇〇
印 刷 所 ㈲天使印刷所
正
⎝
てあります。
なった。草花が好きなので住宅の前庭に植え
く諸兄の皆様方、呉々もお身体に気を付けて
・弦巻・原崎
てある花々を見て歩いた。名前の判らない花
槇
⎝
FAX
−4−
財 政 部
いると言って見せてくれた。とてもお上手。
14
原稿を書かれる方は、四百字詰原稿用
紙をお使いください。ホールに備えつけ
12
TEL