ニトロアルケンへのα-アミノ酸エステルのマイケル付加を鍵反応とする

ブース番 号
41
分
野
医療・創薬・福祉
所属・氏名 大学院自然科学研究科(工学系)・工藤 孝幸
問
合
せ 先
Tel 086-251-8211
Fax 086-251-8211
E-mail [email protected]
テ
ー
マ
ニトロアルケンへのα-アミノ酸エステルのマイケル付加を鍵反応とする
置換ピペラジノンの新規合成法の開発
基礎研究
研 究 ステップ
共 同 研 究
製薬
希 望 先 企 業
化学
1
2
3
○
4
5
応用研究
【研究の概要と特徴】
多様な生物活性を有するピペラジノンは、窒素原子2つを含むヘテロ6員環であり、一般性のある効
率的合成法の開発が必要とされていた。我々は、入手容易なニトロアルケンと・-アミノ酸エステルを
出発原料として、置換基の位置を制御した3工程でのピペラジノン新規合成法を開発した。
R2
NO2
+
R1
nitroalkene
amino–Michael
reaction
CO2 R
O2N
R3
H2 N
R1
 -amino ester
R2
N
H
CO2 R
R3
reduction
R2
H
N
O
cyclization
H 2N
R1
N
R3
H
piperazinone
【産業界へのアピールポイント】

入手容易な出発原料(ニトロアルケン、・-アミノ酸エステル)

完全な置換基の位置制御

短工程(3工程)で合成可能

光学活性体の入手も可能

保護基を必要としない環境調和型合成法

信頼性の高い反応の組み合わせにより、スケールアップが容易
【想定される用途】
医薬品リード化合物
有機合成用ビルディングブロック
【特許等知的財産】
化合物特許を今後取得予定
R1
R2
N
H
CO2R
R3